クリストファー・ヒンターフーバー氏の
チェロソナタ第2番でした。
しみじみ〜と良い曲です

こちらのお2人の組み合わせも、私は初めてですが、
こちらはほとんど意見の対立を見ず、
ホンワカ

和やか

なんだろう・・・この違いは・・・?

この曲の舞台リハーサルで、私はベッチャーさんの調弦

お手伝いしました。
お手伝いと言ったって、ピアノでラ

その後、黙ったまま、C線、G線、D線、も、
入れ替わり立ち替わり、あっちこっち、次々と弾き始められたもので、
それに合わせてピアノも
ラ、ド、ソ、ド、レ、ラ、ド・・・・
って、まるで聴音のテストでもされているかのようでした

さて。
このソナタはピアノのトレモロ奏法

これ、結構、弾きにくくて、イヤなんですよね。

クリストファーさんはこのソナタを、ウィーンで、
ブラームスがこのソナタを作曲した当時のピアノを使って
演奏した

そのピアノは鍵盤が大変軽く

モノスゴク、弾きやすかった

曰く
「現代のピアノでこのソナタを弾くのはアンフェア」
だそうです

こちらでは


ベッチャーさんは以前、この曲の原典版を
ご覧になった事があるのだとか。
第1楽章の展開部から再現部に戻ってくるところで、
ピアノの右手が、原典版では現在出版されている版と違い、
1オクターブ高く

「再現部に音楽的に流れ込むように入って来られるから
僕は原典版の方がずっとステキ

なぜ書き直してしまったのかと思うぐらいだよ。君はどう思う?」
と問うベッチャーさん。
クリストファーさんも試しに弾いてみて
「確かに。これ、すごくいいな

良い事教えてもらったよ


と喜んで同意され、当日もしっかり原典版

このぐらいの変化だったら、私にもすぐ対応できるから、
もし今度このチェロソナタを弾く機会があったら、
私もマネっ子

ベッチャー先生、ありがとうございます



そして、本番の日。
懸念していた台風


無事コンサート

しかし。
雨や湿気で髪型が崩れちゃう

ヒンクさん(以下H)にも同じ事が起ったらしく。。
GPが終わった後、ヒンクさんに尋ねられました。
H「ヘアスプレー、持ってる?」
演奏していたら前髪が落ちてきちゃうから固めたい、
との事でした。
残念ながら私は持っておらず

ステージにもそんなマニアックな備え付けは無く

仕方が無いので、
私「誰かに車で買いに行ってもらいましょうか?」
H「うん、きっとセブンイレブンに売ってるはずだから。僕も行く」
という訳で、本番前に雨の中
、ヒンクさんはスプレーを買いに
街に出れらたのでした。
ちなみにその後、無事スプレーを購入出来たヒンクさんは、
わざわざ私にもその旨、報告して下さいました。
H「セブンイレブンじゃなくて、セーブオン(※)に売ってた」
そ、そうですか・・・
(※)セーブオン ; 群馬県を本拠とするコンビニエンスストア
この演奏会
で面白かったのは、GPと本番の違いでした。
リハーサルでもGPでもそんなに感じなかったのですが、
本番、若いクリストファーさんが思い切りよく、
本番独特の緊張感
とオーラ
とエネルギー
を放出させると、
前のおじいちゃま達(失礼
)がちょっと・・・・
音量的にも迫力的にも、負けちゃうんですよね。。
考えてみたら、40代の脂が乗り切った若者と、
倍ほどの年齢の熟年演奏家と、
経験値とエネルギーが逆転しているのは仕方ない事なのかもしれません。
そして、パワーを思いっきり投げようとしたクリストファーさんが
「おっとどっこい」
とばかりにエネルギーの方向転換をしたりして・・・
多分普通のコンサートではあり得ない組み合わせでの、
まるで会話をしているかのような音楽の生のやり取り。
これも草津ならではの妙
と言えるのかもしれません。

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私「誰かに車で買いに行ってもらいましょうか?」
H「うん、きっとセブンイレブンに売ってるはずだから。僕も行く」
という訳で、本番前に雨の中

街に出れらたのでした。
ちなみにその後、無事スプレーを購入出来たヒンクさんは、
わざわざ私にもその旨、報告して下さいました。
H「セブンイレブンじゃなくて、セーブオン(※)に売ってた」
そ、そうですか・・・

(※)セーブオン ; 群馬県を本拠とするコンビニエンスストア
この演奏会

リハーサルでもGPでもそんなに感じなかったのですが、
本番、若いクリストファーさんが思い切りよく、
本番独特の緊張感



前のおじいちゃま達(失礼

音量的にも迫力的にも、負けちゃうんですよね。。

考えてみたら、40代の脂が乗り切った若者と、
倍ほどの年齢の熟年演奏家と、
経験値とエネルギーが逆転しているのは仕方ない事なのかもしれません。
そして、パワーを思いっきり投げようとしたクリストファーさんが
「おっとどっこい」
とばかりにエネルギーの方向転換をしたりして・・・
多分普通のコンサートではあり得ない組み合わせでの、
まるで会話をしているかのような音楽の生のやり取り。
これも草津ならではの妙



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