スターウォーズの中の悪役は、作品の魅力の一つ
と言っても良いのではないでしょうか。
勧善懲悪時代劇の
「ふっふっふっ、〇〇屋、おぬしも悪よのぅ・・・」
と小判を数えている悪代官のような分かりやすい悪役だったら
ただの嫌な奴で済むのですが、このダース・ベイダーは、
カッコいいんですよね、困ったことに。
しかも、ちょい悪、どころじゃなく、
だいぶ悪いじゃないですか、やつは。
でもなんか、魅力的なんですよね。
主人公たちに負けず劣らずの人気を誇ったのも
とてもよく分かる気がします。
私も、ルーク以上ハンソロ以下ぐらいに好きでした(笑)
思うに、その人気の一端を担ったのが、
このダース・ベイダーのテーマにあるんじゃないでしょうか。
だってこれカッコいいもん。
ショパンの葬送行進曲にも少し似てますよね。
子供のころの私は鼻歌を歌う時、
ダース・ベイダーとショパンの両方を歌ってみないと、
どっちがどっちか分からなくなっちゃうときがありました。
ちなみに、彼の独特の、スーハ―スーハ―
(Wikipediaによるとシューコーシューコー。その方が近いかな?)
という呼吸音は、アメリカでは音の商標、
サウンドマークとして登録もされているのだそうです。
このスーハ―スーハ―は本来オノマトペ(※)と称する音に
分類して良いと思うのですが、
オノマトペの定義は
『自然界の音・声・物事の状態や動きなどを音で象徴的に表した語』
なんですよね。
自然界の音・・・か。
ダース・ベイダーのような未来に存在する、かもしれない、
しかもジェダイなんて架空の人物の呼吸音は、
さてオノマトペと呼んでもよいのでしょうか・・・?
(※)いわゆる擬声語、擬音語、擬態語、のようなもの。
日本語においてはオノマトペを表す言語が統一されていない。

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