四羽の白鳥〜白鳥の湖より
【Youtube 100本ノックNo.63】
ありとあらゆるバレエ作品の中で
最も有名なものが、チャイコフスキー作曲の
「白鳥の湖」ではないでしょうか。
白鳥の湖はテーマも当然有名で、
『むかしむかしの魂のお話』でご紹介しました。
そしてテーマに次いで有名な場面は
今日演奏いたします【四羽の白鳥】だと思います。
4人の白鳥役が最初から最後まで手をつないだまま
4人同時に全く同じ足さばきを見せるこの踊りは
プロが踊ると観ていて気持ちいいぐらい
完全に一致しているんですよね。
連弾で、たった2人なのに互いのタイミングを
合わせるのに苦労している我々としては
実に羨ましい・・・(笑)
さて、こちらの4羽の白鳥の踊り。
我が姉にとっては恐怖(?)の記憶がよみがえる
忌まわしい曲なのだそう。
これも『むかしむかしの魂のお話』でご紹介しましたが、
彼女はまだ3歳だったころ、白鳥の湖のレコードにハマった
のは確かなのですが、彼女は同時に
ピアノのレコードにもハマり、
どうしても「ピアノ」が習いたかったらしいんです。
バレエではなく。
ところが当時、ちょっとふくよかで大きめだった
姉の体系を心配した母は、ピアノではなく、
バレエの教室を探しちゃったらしいんですよね。
当時姉は3歳だったのですが、
いやいや連れていかれたバレエ教室が
毎週「木曜日」だったことを、
場所が「伊勢佐木町」だったことを、
そして毎日母と
『明日は何曜日?』
『月曜日よ』
『ふ〜ん・・・(ほっ・・・)』
『明日は何曜日?』
『火曜日よ』
『ふ〜ん・・・(ほっ・・・)』
『明日は何曜日?』
『木曜日よ』
『ふ、ふ〜〜ん・・・(がーん!!泣)』
という会話を繰り返したことを、
今でもはっきり覚えている、そうで(笑)
その、いやでいやでたまらなかったバレエ教室の
3〜4歳児クラスで、
この【4羽の白鳥】の曲に合わせて
みんなで輪になって手をつなぎ、足を交互に前に出す、
という動作をやっていたのだそうです。
ところが、ぶきっちょだった姉はそれが出来ない。
姉以外はみんな出来るのに、出来ない。
ゆっくりならみんな出来ているのに
姉だけはどうしても出来ない。
なぜか、一人、楽し気なアヒルのような、
スキップ、
に、なっちゃうんですって。
「敦子ちゃん、違うでしょ」
と先生に言われて、自分でも違う、という事は
頭では良く分かっているのにどうしても出来ない。
しまいには、みんなの輪から脱走して
「おかあちゃんっ、出来ないっっ!!!」
と泣いて母に訴えに行ったのだとか。
その場を想像すると・・・・
笑えて仕方がない他人事な妹でした(笑)
あ、姉の名誉のために付け加えておきますが、
ん〜十年経過した今だったら、出来ますよ、彼女も(笑)
そんなこんなで、懐かしの、四羽の白鳥です。

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