2020年06月11日

必要は発明の母

スペイン舞曲 第1番〜モシュコフスキー
【Youtube100本ノックNo.89】

モシュコフスキー1 サムネイル写真100-.jpg

音楽家とか画家とか文豪とか、
(よくあるイメージだけでなく実際もですが)
いわゆるゲイジュツカが生活に困るのは
古今東西、今も昔も変わらないようで。

後に著名な演奏家兼教育家兼作曲家となる、
ポーランド人作曲家、モシュコフスキーも
若かりし頃はご多分に漏れず、
お金に困っておりました。

17歳の頃、金欠に喘ぐモシュコフスキーは
親しい友人シャルヴェンカにお金を借りようと
彼のもとを訪れました。

するとシャルヴェンカくん、なんと優雅に
パイプをふかしているではありませんか。

たかる気満々のモシュコフスキー氏、
自分も煙草を吸わせてもらおうと
パイプを借ります。

ところがシャルヴェンカ、
パイプはあるが煙草の葉は無い、
というではありませんか。

モ「え?じゃ君が今吸ってたのは何?!」

シ「そこの破けたソファーの中の詰め物の草、さ。」

モ「・・・・・。」

それほど困窮している男から
金を借りることは出来ない
判断したモシュコフスキー。
何も言わずに黙って家に帰り、
作曲をしてお金を稼ぐことにしました。

(なんで初めからそうしなかったのよ)

テーブルにつき、
過去に作曲のアイデアを書き留めた
スケッチブックを広げると、
ふと、そこにあった
スペイン風のモチーフが目に留まりました。

そうだ、これだ!

数日で書き上げ、出版社に持ち込み、
無事、日の目を見ることになった…

のがこの「スペイン舞曲集 作品12」
なのでした。。

モシュコフスキー本人曰く、

「スペイン舞曲集は良く売れ、
版を重ね、編曲もされた。
この曲集のおかげで私は音楽界に
名を知られるようになった。
だが、そもそもの発端は、
友人のシャルヴェンカが煙草を持っておらず、
私に貸すお金が無かったから、なのだ」

いや、それを言ったら、元も子も・・・笑
必要は発明の母、ってこと、なんですかね。





posted by Duo A&K at 19:00| Comment(0) | Youtube100本ノック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする