2021年02月27日

タヌキとザリガニでも同じだもん

【サタデーナイトデュオ No.31】

サタデーナイトデュオ 31.jpg

本日は
高野辰之作詞・岡野貞一作曲による文部省唱歌
「ふるさと」をお聴き頂きます。

東日本大震災のときに愛唱されましたし、
一般的な「ザ・ニッポンのふるさと」的光景が
目に浮かぶ、代表曲(笑。変な日本語)
ではないでしょうか。

うちの実家はまあ一応横浜ですし、
「ふるさと」の歌詞の世界ような
のどかで鄙びたイメージはあまりなさそうですが
でも、うち結構田舎だったんですよね。

今でこそ億ション(死語・・・?)立ち並ぶ住宅街ですが、
田んぼと畑と山川に囲まれて、
おたまじゃくしやカエルやミミズやザリガニ、
ダンゴムシに各種トンボに各種蝶々に(各種?)
カマキリ、バッタは当たり前。
鷺も蛍もリスもモグラも、珍しくもなんともない
(ていうか今でも普通にいる)
という土地だったせいでしょうか。
私もなんとなく、
ふるさとの歌詞の良い意味での田舎感に
郷愁を覚えてしまいます。

ま、追いかけたのはどっちか言ったら
ウサギじゃなくて(ウサギを追ったのは動物園の中)
タヌキでしたし、
川で捕まえてたのもフナじゃなくて
主にザリガニでしたけども

1.うさぎ追おひし彼かの山やま
  小鮒こぶな釣つりし彼かの川かは
  夢ゆめは今いまも巡めぐりて
  忘わすれ難がたき故郷ふるさと

2・如何いかにいます父母ちちはは
  恙無つつがなしや友ともがき
  雨あめに風かぜにつけても
  思おもひ出いづる故郷ふるさと

3.志こころざしを果はたして
  いつの日ひにか歸かえらん
  山やまは青あおき故郷ふるさと
  水みずは清きよき故郷ふるさと


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2021年02月20日

ドレスは何色だろう?

【サタデーナイトデュオ No.30】

サタデーナイトデュオ 30.jpg


本日は再び、ロシアの作曲家
セルゲイ・ラフマニノフ作曲の連弾曲集「6つの小品」から
第4番「ワルツ」をお聴き頂きます。

この「6つの小品」という曲集は、
6曲とも凄くいい曲たちなんだけど、
いささか暗く重たい印象のものが多いんですよね。

特に1番の舟歌、
3番のロシアの歌、
5番のロマンスの3曲は
ザ・ラフマニノフとでも言いましょうか、
哀愁とか物悲しいなんてもんじゃない、
暗さ重さがこってりてんこ盛りになっているのですが
(ほめてるつもり・・・?)
その合間に一服の清涼剤のように爽やかに挟まれているのが
今日お聴き頂くワルツです。

モーツァルトのような軽やかさとも、
シューベルトのような明るい透明感とも、
ワルツ王シュトラウスの華やかさとも、
全っ然違うんだけど、
でも爽やかに華やかに軽やかに楽し気に
ドレスを着て舞う人々の映像が目に浮かぶような
素敵なワルツです。

私の中でのイメージは
舞踏会が終わった後の大広間で、
一緒に踊った相手に思いをはせながら
一人でこっそり踊る、
シュミーズドレス姿のうら若い貴族のお嬢さん・・・
(映画「戦争と平和」の時の
オードリー・ヘップバーンの図・・・笑)
なんですが、
さてそんな風に聞こえますでしょうか・・・?

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2021年02月13日

トンネルも海も、冬に越えたらそりゃ雪国でしょう

【サタデーナイトデュオ No.29】

サタデーナイトデュオ 29.jpg

なんだか、何か怖いものでも出てきそうな
おどろおどろしいサムネイル写真ですが、
本日は「津軽海峡・冬景色」でございます。

三木たかしさん作曲、阿久悠さんの作詞、
言わずと知れた、石川さゆりさんの名曲ですよね。

2007年に作詞家の阿久悠さんが亡くなった時に
追悼としてその年のNHK紅白歌合戦の大トリで
石川さんが歌い、それ以来毎年、
同じく石川さんの名曲「天城越え」と交互に
紅白で歌っていらっしゃいます

石川さゆりさんはこの曲、紅白だけでも
2020年現在、11回も歌っていらっしゃるんだそうです。

それ以外にももちろんご自分のコンサートなんかでも
当然歌われているでしょうし、
もちろん練習だってなさるでしょう。

今まで一体、何万回歌ってこられたのでしょうか。

もちろんクラシック音楽の演奏家も同じ曲を
何度も、何か月も、何年も、何十年も、
演奏します。

でもだからしみじみと感心するんです。

同じ曲なのに、毎回拝聴するたびに、
同じかそれ以上の熱量で、
同じかそれ以上の迫力で、
毎回、むしろ進化しているんじゃないだろうか、
と思わせる同じ曲を歌い続けていらっしゃることが、
どれほどすごいことか・・・!

だって人間だもの、飽きるときだってあるんですよ。
だって人間だもの、調子悪い時だってあるんですよ。

私は石川さゆりさんは、
紅白でしかお見掛けしませんけども、
毎回、ブレもズレも衰えも全くなく、
40年以上前の同じ歌を進化させて歌い続ける
あの方のプロ意識に、心から敬服いたしております。

そして、石川さんの熱量をもろに感じるからでしょうか、
一度鼻歌で歌いだすと、止まらないんですよ、これが。
ず〜〜〜っと、一日中、何度も何度も、
頭の中でこのメロディが鳴り続けちゃって
少々困るくらいなのです。笑

実際この曲をやると決めて録音取り終わるまで、
私のお風呂の中の鼻歌は、
ず〜〜〜っと、この曲でした。

さ、冬真っ盛り。
季節も丁度良いですから、
皆さんもご一緒にいかがですか?



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2021年02月06日

人気の理由

【サタデーナイトデュオ No.No.28】

サタデーナイトデュオ 28.jpg

本日は「ダッタン人の踊り」です。

ロシアの作曲家、アレクサンドル・ボロディンの作曲した
オペラ「イーゴリ公」の第2幕の曲で、
単独で取り出して演奏されることも多い、
クラシック曲の中でも有数の人気曲です。

・・・・と、言ってはみましたが。

いやね、確かにこのメロディーなんとなく知ってるけど、
え?そんなに有名なの??

運命とかさ、第九とかさ、ボレロとかさ、剣の舞とかさ、

みたいな、強烈なインパクトがある曲でもないですし。

三大B(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)とかさ、
モーツァルトとかさ、ショパンとかさ、

クラシック知らなくてもその名前なら知ってるわ、
っていうほど、ボロディンって、メジャーじゃないでしょうし。

正直、
なんでそんなに人気曲?
なんでそんなに有名?

と思ってるんですよね、私。
でも確かに人前で弾くと、お客様の反応が
良いんですよ、このメロディー。

きれいですしね、私も好きですよ。
でも、なんか腑に落ちない。。。

って自分から弾いといて、ナンですが。。。笑

みなさん、いかがです?




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