2021年03月27日

140年経っても破れない。たぶん。

【サタデーナイトデュオ No.35】

サタデーナイトデュオ No.35.jpg

今日は「フニクリフニクラ」です。

私の大昔の記憶によると、
小学校か中学校の音楽の教科書に
この歌が掲載されていたので、
多分知ってる、どころか歌える方も多いハズ。

ノリのいい元気な曲で大変歌いやすく、
韻を踏んだようなタイトルも覚えやすいけど、
フニクリフニクラってなんの呪文なんだ?
と思ったりしませんでした?

フニクリフニクラ、というのは
フニコラーレの愛称なんですって。
(カタカナで書くとどのみち呪文にしか見えない。笑)

フニコラーレ、というのは
イタリア語の「ケーブルカー」

つまりね。
この曲は、もともとはイタリアの
ケーブルカーの客寄せ宣伝のための歌だったんです。

1880年、ナポリ近郊のヴェスヴィオ火山に
ケーブルカー=フニコラーレが設置され、
山頂まで上ることができるようになったのですが、
設置当初は利用客が少なかったようなんです。

そこで運営会社がケーブルカーの宣伝のために
ルイージ・デンツァというナポリ出身の作曲家に曲を、
ジュゼッペ・トゥルコというジャーナリストに作詞を、
それぞれ依頼して作ってもらったのがこの曲で、
世界最古のCMソング、とも言われています。

ナポリ歌曲のコンテストである音楽祭にも出され、
瞬く間に大衆歌謡として大ヒットしたこの曲。
あまりの人気ぶりにナポリ民謡だと勘違いした
リヒャルト・シュトラウスは自作曲に
このメロディーを取り入れてしまい、
デンツァに裁判で訴えられた挙句、敗訴して
その曲を演奏するたびに書作権料を払う羽目になったとか。笑

その曲を、日本の頼もしい作曲家三善晃さんが
ピアノ連弾版に編曲して下さったものを
今日は演奏しております。

 ♪ 赤い火を噴くあの山へ 
    登ろう 登ろう
  そこは地獄の釜の中 
    のぞこう のぞこう
  登山電車が出来たので 
    誰でも登れる
  流れる煙は招くよ 
    みんなを みんなを
  行こう 行こう 火の山へ
  行こう 行こう 山の上
  フニクリ フニクラ フニクリ フニクラ
  だれも乗る フニクリ フニクラ

日本では一般的に「鬼👹のパンツ」の歌詞
としての方が有名かもしれません。

もっとも、本来の歌詞を見ると、
何をどうしてどうやったら、
火山が、鬼の、しかもパンツの歌になったのよ??
・・・っていう疑問を一体誰にぶつけるべき・・・?
と思っちゃいますけども。笑

 ♪ おにのパンツは いいパンツ
    つよいぞー つよいぞー
  トラの毛皮で できている
    つよいぞー つよいぞー
  5年はいても やぶれない
    つよいぞー つよいぞー
  10年はいても やぶれない
    つよいぞー つよいぞー
  はこう はこう おにのパンツ
  はこう はこう おにのパンツ
  あなたも あなたも あなたも あなたもー
  みんなではこう おにのパンツ

幼稚園で2月ごろ歌って踊って覚えた私は
長らく節分の歌だと思っておりました。
今でも鬼のフリ付きで歌えるもんね♪(え?)

さ!皆さんもご一緒に〜♪

posted by Duo A&K at 20:00| Comment(0) | Youtubeサタデーナイトデュオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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