2021年05月29日

未知のオチ

【サタデーナイトデュオ No.44】

サタデーナイトデュオ 44.jpg
本日はSuperflyさんの「愛をこめて花束を」の
ピアノ連弾版をお聴き頂きます。

Superflyさんは2007年にメジャーデビューされ、
その翌年2008年に4枚目のシングルとして、
この曲を発売、同年のテレビドラマ「エジソンの母」で
主題歌に起用されました。

・・・といっても私はこのドラマの方は、
相も変わらず全然見たことが無く・・・汗

私がSuperflyさんの存在をそもそも知ったのは、
このさらに翌年ですね。
天海祐希さん主演のドラマ「BOSS」で
主題歌、そして挿入歌を歌っていらしたのを聞いた時でした。

主題歌の歌手を調べようなんて滅多にしない私が、
ロックミュージックは基本、苦手な私が
(BOSSの主題歌「Alright!!」はバリバリのロック。笑)
それでもわざわざ「この人誰?」と調べたんですから、
よほど越智志帆さんの声が気に入ったんだよなぁ。。
(って何を他人事のように・・・笑)

もちろん最初は「BOSS 主題歌」で検索したんですが、
いや、Youtubeってのは便利ですよね。
毎週自分もアップロードしてるくせにナンですが。笑

関連動画ってので、どんどん出てくる出てくる・・・
Superflyさんの色んな曲が次々聴けまして、
その中でもこの「愛をこめて花束を」という曲が
凄くきれいで気に入ってたんです。

そんなわけで、2017年、そして去年2020年の無観客だった
NHK紅白歌合戦で、越智さんがこの曲を歌ってくれた時は
とても嬉しかったんです。

そんなわけで、大好きな「愛をこめて花束を」、
連弾でまねっこしてみました。
どうぞお聴きくださいませ♪



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2021年05月22日

甘い逆転劇

【サタデーナイトデュオ No.43】
サタデーナイトデュオ 43.jpg

本日はラフマニノフ作曲、
ピアノとオーケストラによる
「パガニーニの主題による狂詩曲」(タイトル長・・)
より第18変奏のピアノ連弾版をお聴き頂きます。
18変奏、オンリーですよ。笑

「パガニーニの主題による変奏曲」というタイトルの曲は
ラフマニノフの他にリストやブラームスも書いていて、
イタリアの鬼才、
ヴァイオリニスト兼ギタリスト兼作曲家、
ニコロ・パガニーニが作品番号1番として世に送り出した
「24のカプリース」という超絶技巧の
ヴァイオリンの独奏曲集の中でも、
特に有名な終曲第24番を主題として扱っています。

もちろん、主題が主題ですから、
ピアノの方の変奏曲も超絶技巧のオンパレードに
ならざるを得ないわけで。
練習中に「コノヤロウ!」と
つぶやいたことのないピアニストはきっといないでしょ、
という曲です。
それがまた悔しいぐらいカッコいいんですが。

ラフマニノフのパガニーニ狂詩曲(通称パガバリ)は
ピアノ協奏曲形式で、全部で24の変奏があるのですが、
こちらも当然、コノヤロウ、でして(カッコいいけど)
あの有名なテーマの開始からバリバリと
コノヤロウぶりを発揮した変奏が17個続くんです。

それが第18変奏を前に突如として激しさがストップし、
あのテーマからはとても連想できない
ひたすら甘く優美なメロディーが流れ始めるんですよね。

私は最初にコンサートでこの曲を聴いたとき、
どうしてこういう流れになるのかサッパリつかめず、
私ったら知らぬ間に眠っちゃって、
楽しみにしていたはずのパガバリが終わって
違う曲になっちゃったのか・・・?
と本気で心配したんですが。
(次の変奏曲で元のテーマが戻ってきてホッとした。笑)

この変奏曲も、実はちゃんとメロディーラインが
パガニーニの主題の反行形、
つまり音符の上下の進行を模様化した時に
逆向きに音符が進んでいくように考えてあるんですよね。
(当たり前です)

でもねぇ、この壮大で美しい極みのような変奏は
一般人の脳みそではあのパガニーニの主題からは
想像さえしませんから、
初めて聴いたときの衝撃は忘れられません。

・・・という方は多分他にもいるらしく、
この第18変奏のみ、取り出した楽譜とか、
この大18変奏のみ、映画やCMで使用されることも
結構あるんですよね。

でもまさか連弾であると思ってなかったんですが、
私の友人が連弾版の楽譜を持っていて、
私たちのYoutube企画を知って
我々に寄付してくださったんです〜♪

というわけで、嬉しがって早速弾いてみました♪

ラフマニノフのパガバリ、第18変奏、
聴いて下さい♪


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2021年05月15日

色気ってそういう・・・

【サタデーナイトデュオ No.42】

本日は山口百恵さんの「プレイバック Part2」を
お聴き頂きます。

言わずと知れた、国民的大スターによる、
言わずと知れた、大ヒット曲、
ですよね。
だって私でも知ってるもん。
(基準が雑・・・汗)

1978年にリリースされた22枚目のシングルで、
阿木燿子さん、宇崎竜童さんご夫妻の作詞作曲、
デビューして5年、ご結婚引退まであと2年という
まさに山口百恵という歌手の絶頂期の曲なんですね。

♪緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ♪

という、色彩が鮮やかな出だしの歌詞から
かの有名な

♪馬鹿にしないでよ そっちのせいよ
ちょっと待って プレイバック プレイバック♪

とか、
歌詞も音楽の流れも、40年以上経った今でも、
とても強烈に印象に残る曲で、
正直言いますと、いったんメロディーが頭に浮かぶと
どうも頭の中でリフレインを繰り返してしまう、
いささか迷惑な・・・・あ、いやいや、だから!
大変”印象的”な歌だと思います。

それにしても

♪気分次第で 抱くだけ抱いて
女はいつも待ってるなんて
坊や 一体何を教わってきたの♪

って、いくら大人っぽい声とは言え、
19歳、20歳のお嬢さんに歌わせる歌かねぇ?
とつい思っちゃうんですが。
ちゃんとそれを歌いこなした百恵さんが、
単にすごかっただけなんだろうけど(笑)

この曲の出だしの歌詞も、
緑と赤の色彩の美しさが印象的ですし、
この方、「青い果実」とか「ホワイトラブ」とか
TVドラマ「赤いシリーズ」とか
ご自身の著書も「蒼い時」だし、
色にまつわるタイトルが多い方ですよね。

そうか、あの色気は
こういうところから来てるんだな、きっと。
(絶っっっ対、違います)

動画はこちら▶▶▶
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2021年05月08日

痴情の狭間で

【サタデーナイトデュオ No.41】


サタデーナイトデュオ41.マスカーニ間奏曲.png

本日はマスカーニ作曲のオペラ
カヴァレリア・ルスティカーナ」より
間奏曲」をお聴き頂きます。

まるで呪文のようなタイトルのオペラの、
無味乾燥もいいところなタイトルの曲ですが、
ただひたすら美しく、甘く、穏やかで
一種の祈りにも似た、素晴らしい曲なんですよ。

結婚式なんかでも演奏されたりする
人気のクラシック曲の一つですし、
せめてもうちょっと
色気のある題名つけてあげればいいのに・・・
なんて。。笑(余計なお世話です)

でもね、この曲。
この穏やかさ、美しさが「間奏」であること
にこのオペラのドラマ性が
現れているんですよねぇ(変な日本語)

カヴァレリア・ルスティカーナというのは
「田舎の騎士道」といった意味だそうです。

原作の主人公は男性のトゥリッドゥなんですが、
この物語が演劇化されたときに、
その恋人サントゥッツァが
クローズアップされました。
マスカーニのオペラはその
演劇版を基にしているため、
W主役状態になっています。

日本人からしたらタイトルのみならず、
登場人物の名前まで耳慣れず、
舌を噛みそうな気がしますが、
ま、そこは置いといて。笑

物語は初っ端から不穏な空気で始まります。

村の若者トゥリッドゥは、
自分が貧しさゆえに兵役に行っている間に
裕福なアルフィオと結婚してしまった
かつての婚約者ローラが忘れられず、
その寂しさを紛らすために
サントゥッツァという女性と恋人になりました。

ところが人妻であるにもかかわらず、
ローラの方もトゥリッドゥが
新恋人を作ったことに嫉妬しており、
トゥリッドゥを誘惑、
2人は不倫と浮気、という
W不義の逢瀬を重ねております。

・・・だめじゃん。

それに気づいたサントゥッツァ、
トゥリッドゥを訪ね、不在の彼の代わりに
彼のママにも事情を聞きますが
ママもしらばっくれております。

だめだめじゃん。

時は復活祭。
礼拝のため人々が集まる教会前。

サントゥッツァは
礼拝に参加するために現れたトゥリッドゥを
問い詰めますが、
トゥリッドゥは逆切れし、
追いすがるサントゥッツァを突き飛ばした上、
あろうことか丁度そこへ現れたローラと共に
教会へ入っていってしまいます。

ひっどい男〜。。

逆上したサントゥッツァの前に、
タイミング悪くローラの夫アルフィオが現れます。

「あなたの妻が私の恋人を奪った!」

・・・・ま、ここまでされちゃ、
言っちゃうよね、それ・・・・

という展開で始まる教会の礼拝。

・・・の礼拝中っぽく流れるのが、
この「間奏曲」なんです。

まさにドロドロ惨劇の「小休止」なわけです。

で、間奏曲、終わりました。

礼拝が終わり、皆が教会から出てきます。

トゥリッドゥとローラが
トゥリッドゥママの居酒屋に飲みに行きます。

あれ、旦那そこにいるのに、いいのか?

案の定その居酒屋に現れる旦那アルフィオ。

あ、やっぱり。。

充満しきった不穏な空気の中、
男二人はついに決闘することに。

だよねぇ。。
ラテンの男は血の気が多い。。

ここまでの展開で酷いこと以外何もしていない
酷い男トゥリッドゥは、ここで初めてママに
酔ったふりをして別れを告げ、
もしも僕が帰らないことがあったら
サントゥッツァの面倒を見てやっておくれ、
と優し気なことを言い、家を出ていきます。

都合のいいことばっかり言う男だね。

全てを察して絶望するママ。
そしてここで折よく現れるサントゥッツァ。

そこへ村人の悲鳴が・・・

「トゥリッドゥが殺された!!!」

で、終幕、と。。

最初から最後まで
ずっと不穏な空気が流れっぱなしの悲劇の中で
唯一、ホッとできる瞬間に、
あの無味乾燥で事務的なタイトルの曲が
流れると、何とも言えず本当に
ホッとするんですよね、不思議と。

さ、そんなわけで。
皆さんも、是非お疲れの時にでも、
癒しの極みのこの曲を是非お楽しみくださいませ♪


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2021年05月01日

三千年分の記憶はどこへ

【サタデーナイトデュオ No.40】

サタデーナイトデュオ40.ダイアモンド.png

本日は「ダイアモンド」です。
女性オンリーのガールズロックバンドとして
一世を風靡した「プリンセスプリンセス」の
代表曲の一つといって良いでしょうか。

プリンセスプリンセス、通称プリプリ、と
呼ばれていたと思いますが、
当時思春期真っただ中だったワタクシ、
「プリプリ」と口に出すのが
気恥ずかしいような気がして、
通称をなかなか言えなかった・・・なんて
かわいらしい時代も私にもあったのですよ、
なんてことを記憶しておりますが。笑

それよりも。

プリプリのダイアモンドといえば、
私にとっては中国史の曲なんですよ。

なんのこっちゃい?でしょ。笑

中国史ってね、世界史の中でも
苦手な人が多いらしいんですよね。
うちの姉も大嫌いだと言ってましたが。

黄河文明からの歴代中国の王国名を覚えるのに
替え歌がいっぱいあるんですよね。

もしもしかめよ〜♪バージョンとか、
アルプス一万尺〜♪バージョンとか。

私の学校には世界史の先生が2人いらして
隣のクラスを受け持けもっていた先生は
歴代王国名
「韻、周、春秋戦国〜(中略)
〜中華民国、中華人民共和国」
3秒で言える!
を自慢にしていらっしゃいまして、
その技を授業で披露されるんですね。
そうすると面白がって真似して生徒が覚えるとか。笑

で、うちのクラスの受け持ちの先生はというと、

私のお友達の世界史の先生仲間が、
プリンセスプリンセスの大ファンでしてね。
ダイアモンドの曲に合わせて
中国史の国名と重要事項を歌える
替え歌を作ったんですよ。
面白いので皆さんにもお知らせしますね

といって懐かしのわら半紙に印刷された、
ダイアモンドの替え歌を教えて下さったんですよね。

当時一生懸命覚えたんですけどね〜・・・
今回この曲を弾くにあたってぜひとも皆さんにも
お知らせしたかったんですけど、
さすがに、ん〜〜十年前の記憶だと
歌詞が飛んじゃってましてね。

でも悔しいので(何が?)わずかにでも
覚えてるところを対照表にしてみました!
(一体何の意地なんだ・・・?)

♪ダイアモンド歌詞♪      
中国史替え歌

冷たい泉に 素足を浸して
冷たい黄河に 農耕文明
見上げるスカイスクレイパー
彩陶黒陶(さいとうこくとう)文化
好きな服を着てるだけ 
仰韶(ヤンシャオ)龍山(ロンシャン)文化
悪いことしてないよ〜
最古の国造り〜

金のハンドルで 街を飛び回れ
***覚えてない・・・
楽しいことにくぎ付け
***
ブラウン管じゃ分からない
亀の甲羅や大きい骨に
景色が見たい〜
甲骨文字刻む〜

針が下りる瞬間の
西の川の向こうから
胸の鼓動焼き付けろ
周の国が攻めてきて
それは素敵なコレクション
周の国が出来たから
もっともっと並べたい
封建(ほうけん)制度の始まり)
眠たくっても嫌われても
王族でも功臣でも
年を取ってもやめられない
封土(ほうど)もらって諸侯になる〜

ダイアモンドだね〜 
*****
AH AH いくつかの場面
*****
AH AH うまく言えないけれど
*****
宝物だよ〜
*****

あの時感じた〜
春秋戦国〜
AH AH 予感は本物
AH AH いくつかの戦
AH 今私を動かしてる そんな気持ち〜
AH 漢が統一して 平和が戻る〜

・・・この曲を弾くと決めてから数日間、
うんうん頭をひねって思い出せたのが
これで精いっぱいでした。
うううう。肝心のサビの部分を含めて
思い出せない(***)部分が多すぎる・・・

先生のお友達のオリジナル歌詞ですから
うちの学校でも数クラスしか
この歌詞を目にしていませんし、
インターネットに乗るほど流行ったとも
とても思えないし(失礼!笑)
今となっては調べようがないんですよね。

ああ、なんであのプリント捨てちゃったんだろう〜〜泣

みなさんは是非オリジナル歌詞と共に
お楽しみくださいませ♪笑





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