「ある晴れた日に」に「歌に生き、恋に生き」・・・。
世に有名な「アリア」は数多かれど、これほど有名な「オペラ」って
存在するのだろうか?
最初から最後まで、ずずずい〜っと有名曲の目白押し。
どこを切り取ってもどこかで聞いたことのある、
誰もが知ってるメロディーのオン・パレード。
ビゼー作曲のその名も「カルメン」。
クラシックを聴かない人でも、あの「ハバネラ」を知らないという人は、
ちょっといないんじゃないでしょうか?
序曲はその昔「中華三昧」というインスタントラーメンのCMで
使われていましたよね。
たしかまだ、大橋巨泉さんがご健在だったころです。
おかげでワタクシ、当時この曲は中国の曲だと思っておりました。
あの曲が「フランス」の、それも「オペラ」の、しかも「カルメン」なんぞという「悲劇」の曲であることを知ったときのショックったら・・・。
これだけ有名なのですから、もちろん、録音もたくさんあります。
エレーナ・オブラスツォワ、テレサ・ベルカンサにマリア・カラス、
ジェシー・ノーマンまでもがカルメンを歌っちゃってますが
(あの容姿でどうやって・・・??)
みなさんはどのカルメンがお好きでしょうか?
私の知ってる限り、カルメンの二大巨頭といえば、
マリア・ユーイングとアグネス・バルツァ。
ただし、どっちがいいかってことになると、甲乙つけ難い。。。
ユーイングって決して美人じゃないけど、その美人じゃないぶりさえも、メリメの原作から連想するジプシー女、カルメンのイメージに一番近いような気がします。
非難されようが脅されようが、泰然自若として動じない。
ドタバタと自分から動いて、あの手この手で男を誘惑して・・・
なんてしなくても勝手に男たちの注目を集めていることを
知ってるから。自分勝手でまわりの人を好き放題に振り回すくせに、
限りなくコケットで、どうしようもなく惹き付けられてしまう
魅力を放つ・・・。
これは他の追随を許さないカルメン像。
やはり、こっちに軍配を上げようか、
と思うと・・・
アグネス・バルツァ。METのあまりにも有名なDVDがありますね。
コケット、ではありません。あんまり。
でもあの強さ、野性味、自由奔放さ、
(+あの胸の谷間にもご注目?!)が、おぼっちゃま然とした
ホセ・カレーラスのドン・ホセ(ややこしいな)とあいまって、
これまた、誰にも真似できない、
独自のカルメン像になっているのです。
うーん、どっちも捨てがたい。。。
最近ではエリーナ・ガランチャ、マリーナ・ドマシェンコあたりが
有力カルメンと言えるのでしょうか。
そんな中、今をときめくメッゾ・ソプラノ界の大スター、
ヴェッセリーナ・カサロヴァが今年、
チューリッヒ歌劇場でカルメンデビューです。
彼女のロジーナ(セヴィリアの理髪師)を映像で見たとき、
「これは人間業ではない!!」
と思ってしまったほど。
超一流の歌手に向かって失礼ながら、とにかく
「上手い!」
と思ったのを覚えています。
彼女の声は軽めの役の方が合うような気もするのですが、
どんなカルメンをやってくれるのでしょうか。
楽しみです♪
すごいブログですね。私もせっかくなので欧州でオペラ見てみようかな、という気になりました。
せっかくなのでコメントを・・と思い、ついでにひとつ。大橋巨泉は中華三昧ではなくって、本中華というラーメンのCMなんですよ。なんちゅうかほんちゅうか。(私はカルメンが使われていた覚えがなくて、それが中華三昧なのか本中華なのかマダムヤンなのか、なんとも言えないんですが)
ということで、昔の記事への書き込みですみませーん。
書き込みありがとうございました。
古い記事でも、コメント大歓迎です!
お返事がすっかり遅くなって、失礼いたしました!
それにしても
なんちゅうか、ほんちゅうか!!
そうでした!そんなフレーズがありました!
大橋巨泉さんはそっちのCMに
出ていらしたのですね。
ということは中華三昧は別の人だったか・・・。
カルメンがラーメンのCMに使われていたのは
絶対確かだ!と思っていたのですが、
こうなると記憶に自信が無い・・・。(-_-;)