2009年04月07日

トスカ〜感動編〜

プルシェンコ、織田信成・・・

フィギュアスケート界で数々の名スケーターが滑ったことでも有名な

トスカ」。

(主人公は女性なのに男性スケーターばかり思いつくんですけど、
誰か女性スケーターでトスカを使った人、います?)

3人の主要登場人物が全員死ぬ(刺殺、銃殺、飛び降り自殺)という悲惨極まりない話ながら、
「星は光りぬ」、「歌に生き、恋に生き」等、数々の名曲ゆえか、
プッチーニの「3大オペラ」と称され、
世界中の歌劇場でも上演されないシーズンはないほどの人気演目。
チューリッヒ歌劇場では今年、プレミエ(新演出)として
上演されました。

(去年までの演出だって悪くなかったけど、最後にトスカが
 ピストル自殺するのが納得いかなかったもんね・・・
 そんなもん、どこに、どうやって隠し持ってたんだ・・・??)

トスカ役のエミリー・マギーが、
スカルピア役ではトーマス・ハンプソンが、ともに役デビュー、
カヴァラドッシ役のヨナス・カウフマンは2008年にロンドンで役
デビューを果たし、大成功をおさめた、
現在人気沸騰中のドイツ人テノールです。

チューリッヒ在住のカウフマンはこれまでも、当歌劇場の
秘蔵っ子的存在でしたが、
昨シーズンのカルメン、ドン・ホセ役で大ブレークして以来、
彼が歌うとなると女性陣は大騒ぎ。
客席のみならず、オーケストラボックスでも弾いていない時の
女性奏者が舞台上のカウフマンを見つめ、
チケットもぎりのおばちゃんまでが、仕事を放棄して場内に
椅子を持ち込んで観てしまうほど(お仕事、大丈夫なんですか?)。

人気演目でこれだけスターが集まると、当日にしか買えない学生券は
入手困難なことこの上ない・・・。本日は残念ながら柱の後ろ席、
普段はお客を座らせない席です。。もうやだ〜(悲しい顔)。。

さて。

うわさのカウフマン揺れるハート

もう文句ありません。
彼が「ミスター・パーフェクトぴかぴか(新しい)」と呼ばれるのも
当然なんです。

バリトンなみの深々した声質でテノールの最高音域も軽々こなし、
そしてなにより、あの pp (ピアニッシモ)の素晴らしさ・・・。

歌ってほしいように歌い、演じてほしいように演じる。
女性陣のハートを鷲づかみにするだけの全てを備えているのです、
彼は。・・・きゃあ!揺れるハート揺れるハート

トスカ役、エミリー・マギーは以前聞いた「こうもり」のロザリンデ役が、
あり得ないほどヘタクソで

この人ほんとにプロ?!むかっ(怒り)

と思っていたんですが、1幕はやや不安定ながら無難にこなし、
2幕のスカルピアとの息詰まるやりとり、「歌に生き、恋に生き」、
次第に追い詰められてスカルピアを刺し殺す場面、などは、
逆にあの音痴ぶりが演技として功を奏していた感がありました。
(褒めてるつもりあせあせ(飛び散る汗)

そして、こちらも役デビューのトーマス・ハンプソン。
正直スカルピアには優し過ぎで、端正過ぎで、カッコよ過ぎで・・・
なんぞと心配(?)してましたが、さすがの演技力でした。
研ぎ澄まされた緊迫感、本来の人柄からは想像つかない
むき出しの欲情。
去年までのルッジェーロ・ライモンディとは違った悪役ぶりを
見せてくれました。

でもね。
やっぱりカッコよすぎです。

さっきあれだけ、きゃあきゃあ騒いだ(?)カウフマンの
カヴァラドッシと比べても

お金もあるし、権力もあるし、上背もあるし、悪の魅力もあるし、
トスカちゃん、しがない絵描きなんかより、こっちの方がいいじゃん。

と思わせてしまうスカルピアってのは・・・
どうなんでしょうね???わーい(嬉しい顔)

トスカは最後にちゃんと(?)舞台後方に飛び降りてくれたし、
感動的な舞台に大満足でした。
posted by Duo A&K at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | プッチーニ・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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