
チューリッヒ歌劇場音楽総監督だったF・ウェルザー=メストが
去年、ウィーン国立歌劇場に移り、今年、D・ガッティが
総監督に就任しました。
また、総裁として経営面を支えていた、A・ペレイラは今年から
ザルツブルグ音楽祭の総裁にも就任したようですね。
お偉方の顔ぶれが変わったところで、
どんな演目になっているのでしょうか。。。
幕開け最初の演目は8月29日のバレエ。
ヤナーチェク、プロコフィエフ、グラスの作品による小品。
そして9月2日、オペラの幕開けは
チューリッヒ近郊のヴィンタートゥーアという小都市の劇場で
サリエリの ” La grotta di Trofonio ”
(日本語訳が分かりません・・・)、
チューリッヒ歌劇場での真打ちオープニングは
ヴェルディ作曲「エルナーニ」です。
今年は14演目の新演出があります。
まずはロッシーニの「エジプトのモーゼ」。
今をときめくアンナ・ネトレプコ・・・の旦那様、
アーウィン・シュロットが登場。
お次はプッチーニの「蝶々夫人」。
ピンカートン役のニール・シコフが
いささかお爺ちゃんなのが気になるけど。
続いてチューリッヒ歌劇場初演となる、ヴェルディの「海賊」、
R・シュトラウスの「影のない女」、
ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」、
R・シュトラウス「エレクトラ」
モーツァルト「イドメネオ」、
オッフェンバック「ホフマン物語」、
ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
ヴェルディ「ルイザ・ミラー」、
こちらも当歌劇場初演、シュレッカー「Der Ferne Klang」
(またしても日本語不明)、
ドヴォルジャーク「ルサルカ」、
R・シュトラウス「サロメ」
と続きます。
再演も相変わらずの盛りだくさん、22演目に及んでいます。
一番の注目はモーツァルトの「イドメネオ」でしょうか。
指揮者アーノンクールが演出にまで進出する予定の作品。
どんなことになるやら、楽しみです。
また大晦日にはチェチーリア・バルトリの「チェネレントラ」がきます。
チケット入手が難しそうですが、これまた楽しみです。
バルトリは数年前、スイス人バリトン、オリバー・ヴィトマーと
結婚したという噂ですが、とにかくチューリッヒ在住のくせに、
このところ年にせいぜい3〜4日しか
オペラに出てくれません。
まだ若いのに。もっといっぱい歌ってほしいんですけど。
個人的には
タイトルロール、トーマス・ハンプソン、
レンスキー役、ピョートル・ベチャーラの
チャイコフスキー作曲「エフゲニー・オネーギン」、
レオ・ヌッチ主演バージョンとプラシド・ドミンゴ主演バージョンの
2種類とも是非観たいヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」、
愛しのヨナス・カウフマン

フンパーティンク作曲「王様の子供たち」、
マリーナ役にヴェッセリーナ・カサロヴァが出る
ムソルグスキー作曲「ボリス・ゴドノフ」、
それからこれはオペラじゃないけど、
フェドセイエフ指揮のバレエ「白鳥の湖」。
あたりに注目しております。
8月22日からインターネットのチケット先行販売が始まります。
ウェブサイト:www.opernhaus.ch
もうすぐ、開幕

楽しみです
