2009年09月12日

チョイ悪男は蜜の味

かの有名なスペイン伝説の放蕩貴族、ドン・ジョバンニ

次から次へととっかえひっかえ、
夜な夜な女漁りに精を出す色男。

13歳から老女まで、女であれば誰でもOK

現役ロリータから半世紀前のロリータまでと、
とにかく広〜い受け入れ間口。

従者レポレッロに言わせると、
ドン・ジョバンニが今までにモノにした女の数は

イタリアで640人、

ドイツで231人、

フランスで100人、

トルコで91人、

スペインではなんと1003人、

合計:2065

に及ぶという。たらーっ(汗)
なんともうらやましいモテモテぶり。
男性諸氏にしてみれば、「理想の人生」とも
言えるのではないでしょうか?

しかし。

今までにこれだけの女性を口説けたってことはこの男、
今、一体いくつなんだ??

まさか1年365日、毎日口説きに成功するということは
さすがに無いだろうけど、

2日に1人の割合だったとして、約11年
3日に1人の割合だったとして、約17年

初陣(?)が大体20歳前後と仮定すると、
このオペラに登場する時は30歳から40歳の間ぐらい、
まさに男盛りの年代、といったところでしょうか。

そもそもジョバンニがこれほどモテたのは何故か、というと
なんと時代背景が深くかかわっていたらしいのです。

モーツァルトが作曲した歌劇「ドン・ジョバンニ」、
その舞台となったのは17世紀のスペインです。
この時代、スペインの男女比率を他のヨーロッパ諸国と比べると
男性の割合がはるかに少なかったのです。

なぜかというと・・・

当時のスペインは15世紀から続く、「大航海時代」の最中。
あのコロンブスやマゼラン達と同じように
男たちは、それもいわゆる「結婚適齢期」の男たちが
新大陸やアジアを目指してスペインを旅立っていたのです。
従って男性の人口が激減し、スペインは結婚適齢期の男女間で
男性の一方的な「売り手市場」と化していた、
というわけなんです。

とすると、この話。
伝説の中ではドン・ジョバンニのセックス・アピールに
女性がいかに簡単に参ってしまうか、ばかりが
クローズアップされているけど、
ひょっとして本当に凄まじかったのは
彼の色事師としての腕、じゃなくて
鵜の目鷹の目、目の色変えて、婚活に励んだ女性の執念、
だったりして・・・?

今回のチューリッヒ歌劇場のドン・ジョバンニ
タイトルロールのカルロス・アルバレス
どんな演技を見せてくれるのでしょうか。るんるん
公演は9月5日から5日間です。
posted by Duo A&K at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | モーツァルト・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そういうことだったんですかぁ・・・。なんだか、ものすごく納得!そんなこと、考えたこともなく見ていたオペラだったけど、違った視点からもう一度楽しんでみたくなりました!
Posted by 匿名希望 at 2009年10月07日 04:29
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