オーケストラも揺れて
歌手まで揺れて
一人、乾いた大地に足を下ろし、気を吐いていた
やはり、さすがのベテラン
ただし彼も気合が入っていたのは3幕だけだったようですが。
1、2幕は多分、この3幕のアリアのために
パワーを取っておいたのでしょう、
あんまり迫力も声量も無くて、
あれ?
と思ってたんですが、
3幕の死ぬ(殺される)間際の長大な「決めアリア」は
指揮者がヨタヨタ気味だったにもかかわらず、
激情をほとばしらせ
舞台を引き締めて
が、頑張りすぎたか、はたまた、もう出番終わり~と
思って気が緩んだか、
一番最後の音が、割れてしまいました。。
どうも風邪気味だったようです。
そういえば、メドーラ役のエレーナ・モシュクさんも
この方はいつも音程が完全
胸声(高い音を出す時の裏声ではなく、地声に近い声)の音程が
下がりっぱなし
最近急に寒くなったので風邪が流行っているのかもしれません。
それとも水に浮かびっぱなし、という舞台が
悪かったのかもしれませんね。
特にモシュクさんは、水に浮かんだベットの上に乗ったまま。
一度も下りず、しかも動きがとても少ない。
つまり水辺にじっとしたまま居続けているわけで、
これでは風邪を引くなという方が無理
おまけに第2幕で主人公コルラードが
トルコ陣営に単身、乗り込む、という場面。
(そもそも海「賊」というからには「大勢」いるはずなのに、
なゼ彼は「一人」で忍び込んでいたんだろう。
その後トルコ人側に捕らえられた時も、コルラードの味方は
誰も助けに来ないんだけど、
この人ほんとに海「賊」の「ボス」なのか・・・??
すきを見てトルコ人の館にコルラードが火を放つ、という設定。
ここでは舞台前方に本当に火
火炎で起こった風で舞台上方の緞帳がなびくほどの
結構凄い炎でした。
客席の方まで物が燃える匂い(アルコールランプの匂いでした)と
煙が漂ってきて、かなり煙い、かつ臭い・・・。
客席でさえ、ゴホゴホ、ムグムグ、言っていたぐらいですから、
もっと火のそばにいる歌手たちの喉に、
この煙が良いわけはないでしょうね。
しかもこの演出を2~3日おきに何度も(9公演)やるんですから。
いやはや、オペラ歌手というのは、大変なお仕事ですね。
(続く)
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