女はみんなこうしたもの。
婚約中の純情可憐な美人姉妹の堅固な貞操を
頑なに信じる青年士官二人と、
「女を信じるなんて笑止千万!誰にだって出来心はある」
と主張する老哲学者が、
姉妹の操

ベートーヴェンに「軽薄すぎるっっ


うーん、その反応、無理ないですよねえ。。

だって、女性のみなさん、
「女はみんな『こうした』もの」、だなんて
思われたいですか??

本日指揮の予定だったのは、フランツ・ウェルザー=メスト。
ポスターには、ちゃっかり名前が印刷されているのに
「突然

とかで指揮者が変わりました。
(風邪って「突然


Manfred Honeck(マンフレート・ホネックと読むのかな?)。
見たことある名前だけど、聴いたことは無い。

最近オペラをハズシ気味の私は、少々心配したのですが、
小気味よいテンポでキレがあって、軽やかで、
大変素晴らしい


さて。
ほとんど装置は白い壁だけ、というシンプルな舞台に
私が今までチューリッヒで見たモーツァルト作品の中でも
最も古典的な衣装を着た男たちが3人。
フェランドを歌うのは、私の記事にも頻繁に登場する
ジャヴィエール・カマレーナ、
グリエルモは、最近チューリッヒの
モーツァルトオペラ(の再演)にほぼ、欠かさず
登場している、ルーベン・ドローレ、
老哲学者ドン・アルフォンゾは、
かのチェチーリア・バルトリの旦那様、
オリヴァー・ヴィトマー。
いやしかし。青年士官のお二人。
カマレーナはメキシコ人、
ドローレはスイス国籍だけど確か御両親が
アルメニアだかアルバニアだか(だいぶ違うけど)の方とかで、
どちらもいささか濃い目のお顔・・・
いわゆる「ヨーロッパ人」の顔じゃないんですよね。
モーツァルトの時代の白いカツラを被ると、
これがまた、全然、似合わない・・・。

立ってるだけで、既にギャグでした。


奴らがドン・アルフォンゾと交わした賭けは、
出征命令が出されたふりをして恋人姉妹に別れを告げ、
別人(アルバニア人

姉妹あべこべの相手を口説く、というもの。


純情姉を歌うのは、これまたモーツァルトオペラで
よくお目にかかる、マーリン・ハルテリウス。
純情妹は、こちらはお初にお目にかかります、
アンナ・ボニタティブス。
アップの舞台稽古写真を拝見する限り、
お二人とも若い男性歌手陣とは、
親子と見まごうほど歳が離れて見える

(オーバーかも。ごめんなさいよ〜


遠〜くからのヴィジュアル的には、大変若々しくて
ちゃんと恋人同士に見えるんだから、
すごい演技力


でもって、この姉妹との別離を大げさに
悲しんでみせた男二人は、急いで着替えるのですが。。
変装といっても、むさくるしい長い黒髪のカツラを
わざとらしく被って、ちょび髭を生やし、
背広が延びちゃったような赤地のマントを羽織っただけ。
(でもナゼかお二人とも、モーツァルト風より、
この扮装の方がずっと似合っておられる・・・うぷぷ

なのに誰だか分からず、別人だと思いこんじゃう恋人姉妹。
貞操云々の前に、それ、マズイんじゃ・・・?

で、このムサイ男たち。
姉妹を口説く、口説く、とにかく口説く。
しつこく口説く。
姉妹に受け入れてもらえないならば、いっそ死ぬ

と毒を飲んだふまでして、口説く。
(そこまでされたら普通に動揺しますって・・・

それでもケンもホロロに男たちを突き放す姉妹。
立派



そうですよ、女はみんな「こうした」ものですよ。

ねえ?
ところが。
意地でも賭けに勝ちたいのか(ミミッチイオヤジダ

ドン・アルフォンゾは満足せず、その夜に、
さらにエスカレートした口説きを展開させます。

ここまでくると、「出来ごころを試す」段階を
通り超えていると思うんですけど・・・。。。

(続く)
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