2009年12月22日

婚活の実態・・?〜男のホンネ、女のホンネ

コジ・ファン・トゥッテ」。
女はみんなこうしたもの。

婚約中の純情可憐な美人姉妹の堅固な貞操を
頑なに信じる青年士官二人と、
「女を信じるなんて笑止千万!誰にだって出来心はある」
と主張する老哲学者が、
姉妹の黒ハートをめぐって賭けをすることから始まるドタバタ喜劇。

ベートーヴェンに「軽薄すぎるっっexclamation」と否定バッド(下向き矢印)された作品。

うーん、その反応、無理ないですよねえ。。猫

だって、女性のみなさん、
「女はみんな『こうした』もの」、だなんて
思われたいですか??たらーっ(汗)

本日指揮の予定だったのは、フランツ・ウェルザー=メスト
ポスターには、ちゃっかり名前が印刷されているのに
「突然爆弾」風邪をひいて、熱を出した、
とかで指揮者が変わりました。
(風邪って「突然爆弾」ひくもんでしょうかね・・・?パンチ

Manfred Honeckマンフレート・ホネックと読むのかな?)。

見たことある名前だけど、聴いたことは無い。音楽

最近オペラをハズシ気味の私は、少々心配したのですが、
小気味よいテンポでキレがあって、軽やかで、
大変素晴らしいぴかぴか(新しい)指揮ぶりでしたexclamation

さて。

ほとんど装置は白い壁だけ、というシンプルな舞台に
私が今までチューリッヒで見たモーツァルト作品の中でも
最も古典的な衣装を着た男たちが3人。

フェランドを歌うのは、私の記事にも頻繁に登場する
ジャヴィエール・カマレーナ
グリエルモは、最近チューリッヒの
モーツァルトオペラ(の再演)にほぼ、欠かさず
登場している、ルーベン・ドローレ
老哲学者ドン・アルフォンゾは、
かのチェチーリア・バルトリの旦那様、
オリヴァー・ヴィトマー

いやしかし。青年士官のお二人。
カマレーナはメキシコ人、
ドローレはスイス国籍だけど確か御両親が
アルメニアだかアルバニアだか(だいぶ違うけど)の方とかで、
どちらもいささか濃い目のお顔・・・
いわゆる「ヨーロッパ人」の顔じゃないんですよね。

モーツァルトの時代の白いカツラを被ると、

これがまた、全然、似合わない・・・。わーい(嬉しい顔)

立ってるだけで、既にギャグでした。ひらめきわーい(嬉しい顔)

奴らがドン・アルフォンゾと交わした賭けは、
出征命令が出されたふりをして恋人姉妹に別れを告げ、
別人(アルバニア人exclamation)に変装して、
姉妹あべこべの相手を口説く、というもの。たらーっ(汗)たらーっ(汗)

純情姉を歌うのは、これまたモーツァルトオペラで
よくお目にかかる、マーリン・ハルテリウス
純情妹は、こちらはお初にお目にかかります、
アンナ・ボニタティブス

アップの舞台稽古写真を拝見する限り、
お二人とも若い男性歌手陣とは、
親子と見まごうほど歳が離れて見える爆弾のに
(オーバーかも。ごめんなさいよ〜exclamation×2たらーっ(汗)
遠〜くからのヴィジュアル的には、大変若々しくて
ちゃんと恋人同士に見えるんだから、
すごい演技力ひらめきですよねえ、これって・・・exclamation&question

でもって、この姉妹との別離を大げさに
悲しんでみせた男二人は、急いで着替えるのですが。。

変装といっても、むさくるしい長い黒髪のカツラを
わざとらしく被って、ちょび髭を生やし、
背広が延びちゃったような赤地のマントを羽織っただけ。

(でもナゼかお二人とも、モーツァルト風より、
 この扮装の方がずっと似合っておられる・・・うぷぷわーい(嬉しい顔)

なのに誰だか分からず、別人だと思いこんじゃう恋人姉妹。
貞操云々の前に、それ、マズイんじゃ・・・?パンチ

で、このムサイ男たち。
姉妹を口説く口説く、とにかく口説く
しつこく口説く

姉妹に受け入れてもらえないならば、いっそ死ぬexclamation

と毒を飲んだふまでして、口説く
(そこまでされたら普通に動揺しますって・・・たらーっ(汗)

それでもケンもホロロに男たちを突き放す姉妹。

立派ぴかぴか(新しい)じゃないですかexclamationひらめき
そうですよ、女はみんな「こうした」ものですよ。グッド(上向き矢印)
ねえ?

ところが。
意地でも賭けに勝ちたいのか(ミミッチイオヤジダふらふら
ドン・アルフォンゾは満足せず、その夜に、
さらにエスカレートした口説を展開させます。モバQ

ここまでくると、「出来ごころを試す」段階を
通り超えていると思うんですけど・・・。。。位置情報

(続く)



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posted by Duo A&K at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | モーツァルト・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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