オペラとしても聴きどころ満載

先月観た「海賊」のように、
出てくる歌手出てくる歌手、みんな交互に自己紹介!
みたいな単調な部分が無く、
次から次へと切れ目のない聴かせどころの連続で、
聴いてるほうも、気を緩めている暇がないほど、
素晴らしいオペラ

おまけに主役歌手陣の大活躍によって、
ワタクシ、かなり感動しておりました。。


初めてオペラハウスに来た頃は、何もかもに感動

目がウルウルしっぱなしだったのですが(遠い目・・・

最近すっかりスレてしまって、
ちょっとやそっとの感動じゃビクともしなくなっていたんです。
最近感動してないなあ。。
もしや「ブログを書かねば・・・」という邪念が
感動を邪魔をしているのか。。

と、ちょっくら心配していたのですが、
そんなことはありません

やっぱり、良いものは良いのです。
最後の幕で、敵方のルナ伯爵に捕えられ、
殺される寸前の主役マンリーコ役のアルバレスと、
彼の母親アズチェーナ役だった、
スイス人メッゾソプラノ、ニェ−フ(Naef)の
対話シーン。
(ちなみにこのニェーフさんも交代要員だったんですね。
予定ではルチアーナ・ディンティーノだったらしい)
眠れない母親をなだめるマンリーコの優しい声と、
夢うつつの声で
「もう一度山に帰って、二人でゆっくりしたいね。
お前は歌を歌って、私はその横でくつろぐんだよ」
と、非現実的な夢を語るアズチェーナ、
その二人の声音に、ワタクシつい(遂に?)、
ウルウルしてしまいました。。。

今回このアズチェーナも大変大変よかったのです。
革ジャンに黒ズボン、真っ赤に染めた髪という恰好は
ヤンママ(懐かしいセリフ・・・

黒いブーツの「ヒールが高いですか?」と聞きたくなるぐらい
なぜか歩き方が危なっかしかったんですが、
ジプシー女のたくましさと、
「私ほど息子を愛する母親はいない」と
言い切るほどの愛情と繊細さも、
見事に表現しておられました

唯一つ、気になったのはですね。
第3幕でルナ伯爵に捕えられた時、その場で
電柱に縛り付けられるのですが、
その電柱。
柔〜い作りだったのか、縛り付けられた彼女が
身動きするたびにユ〜ラリ、ユ〜ラリ揺れるんですよね。
母ちゃん、力あり過ぎ・・・?


ま、それはともかく、
久々の涙を誘う名演は大変嬉しい新年のお年玉でした

(続く)
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