歌手陣も出色の出来だったに違いないのですが、
何といっても、一番すごかった


もう御歳85歳をとっくに過ぎたこのお爺さんは相変わらずの大活躍。
今回は指揮だけでなく、なんとレチタティーヴォ部分の
チェンバロまで
一人でこなしていらっしゃいました


サンティ氏は、ここチューリッヒのオペラハウス専属オーケストラを
完全に掌握

自在にコントロールしているのが聴いていてもよく分かります。

それにこの人が指揮するとき、オーケストラのメンバーも
とても自由で生き生きと演奏しているような気がします。

なぜ同じオーケストラでここまで変わるのか?と思うほど
響きがとても透明なのに重厚で、
重厚なのにキラキラ輝くよう

テンポ感も、音楽のキレも、盛り上げ方も、
これ以上ない



本当にこの方の指揮は、素晴らしい


いつまでもお元気で、もっともっとたくさんの作品を指揮し続けてほしい

心から願ってます

さてさて。
総演奏時間、約2時間半に及ぶ大騒ぎも、フィガロの大活躍によって、
ロジーナとアルマヴィーヴァ伯爵がめでたく結婚し、
(ちなみに最後の幕の伯爵の衣装は、
クレオパトラのごとき、


金粉でできたようなカツラに、黄金のジャケットに、黄金のズボンとくつ・・・
だから、なんや、その格好は?・・・てば・・・・


騒ぎの元凶だったドクター・バルトロもロジーナの財産をもらって一安心、
こうして最後はみんな仲良く大団円・・・

いいですよね〜〜。この強引な(?)終わり方。
こういう馬鹿騒ぎ、私は大好きです。

とにかく楽しいオペラでした

この日、オペラハウスの外に出るとトンデモナイ大雪で、
一面白銀の世界・・・

どんなに雪まみれになろうとも、幸せ気分は途切れませんでした

(完)
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