2010年04月17日

101回目の御伽草子

さてさて、お話を戻しまして、今回のワーグナー
ニュルンベルクのマイスタージンガー

演出は Nikolaus Lehnhoff 氏。
とてもクラシックで素敵ぴかぴか(新しい)な演出でした。手(チョキ)
今まで私が観た中で、一番落ち着いてシックひらめきな舞台です。

木造の教会の内部のような舞台に
ハーメルンの笛吹き演劇が着ていそうな、カラフルアート
カボチャパンツにカラータイツ、そしてマント姿のオッサン達。
色違いだけどほとんど同じ格好なので、誰がどの役なのか
ほとんど見分けがつきません。たらーっ(汗)

一緒に行った我が姉曰く、

あの赤い人がお父さん?

・・・赤い人って、どれよ?・・・3人ぐらいいるじゃん・・・たらーっ(汗)

そんな中でも主役、ハンス・ザックス役の
アルフレード・ムフ氏は
さすがに分かりました。どの人だか。ひらめき
今回ザックス役デビューぴかぴか(新しい)だったようですね。

以前、この方のベートヴェン「フィデリオ」のロッコを聴いたとき
良かったひらめきイメージがありました。
今回、ワーグナーになると、初日だったからかもしれませんが
体力配分にいささか失敗爆弾したのでしょうか、
最後の方がちょっと爆弾息切れ爆弾気味ダッシュ(走り出すさま)でした。。

長いですからね。なんたって上演時間約4時間半パンチ
そのうちザックスだけ2時間半分たらーっ(汗)ぐらいありそうですものね。
おじいちゃんにはいっぱいいっぱいパンチだったのかもしれません。猫

それにして可笑しかったのは、一番最後の幕で
エヴァに

世が世ならあなたの奥さんになっていたかもしれないのに

という趣旨の(まとめ過ぎ?たらーっ(汗))ことを言われて

私は、『トリスタンとイゾルデ』のように、魅かれあう二人を引き裂く
 『マルケ王』になるつもりはない


と応えたときなんですよね。

何故かと言うと、このムフ氏。
昨シーズン上演された「トリスタンとイゾルデ」で、正に
マルケ王」を歌っておられたからなんですね。ぷぷ。わーい(嬉しい顔)

さて。
お次はこのお話の””エヴァのハート黒ハート
を射止める色男ヴァルター
この方もすぐに見分けがつきました。
なぜなら一人で衣装が違ったからです。

騎士ですもの、カボチャパンツなんか、はきません。パンチ
颯爽ぴかぴか(新しい)と肩にマントをひらめかせ・・・

ひらめき過ぎてしょっちゅうズリ落ち、腰巻状態たらーっ(汗)になりかかるのを
一生懸命押さえながら歌っておられたのはわーい(嬉しい顔)
カンザス生まれの Robert Dean Smith氏。
バイロイト音楽祭にもこのヴァルター役で
デビューぴかぴか(新しい)しているらしいですね。

本当は今回ペーター・ザイフェルトがヴァルターを歌う予定だったのに、
いつの間にか(つまり私の知らぬ間に)キャンセルになったんですね。
ちょっと残念。失恋

でもこのスミス氏。
ちっとばっか、声量も背丈も不足気味爆弾だけど、頑張ってました。

ただし。
長いフレーズを抒情的にレガートるんるんで歌おうとすると、
どうも子音の  と  の音が抜け落ちちゃうんですよね。

ドイツ語を歌う時って、みなさん、子音をはっきり発音すべく

うわっ相当ツバ飛んでるだろうな〜たらーっ(汗)
今、この人の目の前には行きたくない〜
猫

と思うほど、不自然な舌打ち音(?)を立てられますよね。
それがこの方は足りないもので、間延びして聴こえるのが
ちょっと気になりましたが。。


(続く)



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posted by Duo A&K at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ワーグナー・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
恋するオペラさん
こんにちは!

チュリーッヒの常連アルフレード・ムフ
は2007年来日公演「ばらの騎士」でのオックス男爵では大喝采でした。
ザックス役デビューでしたか。

ポチッとしていきます。♪
Posted by のり2 at 2010年04月19日 17:57
のり2さん、こんにちは!

ムフのオックス男爵、今年も7月のチューリッヒ・フェスティバルで
歌うみたいですね〜。
なぜか毎年、ばら騎士をフェスティバル期間にやってくれるんですけど、
期間中はチケット取りにくいから、いっつも見損ねてます。
今年はどうでしょうか・・・?(-_-;)
Posted by 恋するオペラ at 2010年04月20日 16:53
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