やっぱり正面から見ても美人

観客としては嬉しい

つまり「マイスタージンガー」のエヴァなんですが。
Edith Haller というイタリア人ソプラノ。
まだお若いですね。
今年バイロイトでもジークリンデ役でデビュー予定

イタリア人なのにドイツ語が得意だなんて珍しい



この方、歌もお上手だったんですけど、なにより
かわいかった


ちょっとぽっちゃりだけど、色白、丸顔に純度100%のブロンド

ネトレプコとかゲオルギューとかといった、
御見それしました

なんとも初々しくて、えも言われぬ


純白の花嫁衣装のよく似合うこと


ヴァルターの歌にうっとり聴きほれるところとか、
ザックスの鷹揚な人柄に感謝する顔つきとか、
ベックメッサーにウンザリしている仕草とか、
もともとエヴァという役はこのお話の(ほとんど)紅一点ですし、
他の出演者が、文字通りモッサリしたおっさんたちばかりなので、
この方の



ワタクシ、女だてらに見とれて


さて。
マイスタージンガーを語る時、忘れてならない、と言えば
この方、ベックメッサー。
歌っていたのは Michael Volle 氏。
ワタクシ、この方、相当、気に入って


他の出演者が気に入らなくても、この人が出てるんだったら
聴きにいこうかな〜と思うほどのお気に入り。

以前はチューリッヒ歌劇場に所属しておられましたが
残念ながら2008年の1月からミュンヘンの
バイエルン州立歌劇場に移動してしまいました。

もっともその後も頻繁にチューリッヒに来てくれるので
プログラムに名前を見つける度に、ホクホク喜んでおりますが。

この方、どこかの劇場の専属になる必要なんてないでしょうに?
と思うほど、歌だってお上手

(この方の歌曲演奏会、すごく良くて感激しました

何がいいかって、お芝居が、


喜劇を演じさせたらこの方の右に出る人って
さて、世界でも何人いることやら・・・。
とにかく上手いんです、喜劇が。
存在感のある図抜けた背丈


そのくせ千両役者なんですからベックメッサーはまさにうってつけ。

イタリア語の喜劇がうまい方は沢山おられますが
こういうドイツものの憎めない憎まれ役

この方は第一人者



第2幕のザックスに散々邪魔されながら、
エヴァの窓辺で歌うセレナーデ。。
もともとケッサク



他のキャストは違いますが、ベックメッサーは以前から
このフォッレ氏が歌っておられるので、ワタクシDVDを
買おうかな、と思っています。そしたらいつでも笑える。

それからもう一人。
今回ずば抜けてよかった


ダヴィッドを歌ったテノール、Peter Sonn氏。
今年からチューリッヒ歌劇場に入ったメンバーらしいですね。
初めて聴きましたが、良かった

この歌劇場でワーグナーを歌うテノールは、私の趣味からすると、
いい声だけど、カマっぽくて、たよりない・・・

モーツァルトかロッシーニだけにしておけばいいのに。

と思うことがほとんどなのですが、
この方は線が太く


とても


今後の活躍が楽しみな一人をまた発見した気分です。

(続く)

にほんブログ村