2010年04月29日

芸術かスキャンダルか

先日、朝日新聞に艶やかな裸体広告が掲載されましたね。
元バレリーナの草刈民代さんです。↓


http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100420/bks1004201336000-n1.htm

草刈さんの写真集カメラバレリーヌ」の宣伝だったとか。
それにしても何という美しさぴかぴか(新しい)でしょうか。。。

音もなく、動きもなく、背景もない、
たった一枚の白黒写真。

何も説明する必要がない。
表現者として鍛え抜かれた肉体の美。

確かに一糸まとわぬ姿ではあるけれど、
性的な媚を全く感じない、究極の芸術作品。

ミケランジェロの彫ったダヴィデ像を想起いたしました。

子供の頃の夢がバレリーナだった私にとって
草刈民代さんは憧れぴかぴか(新しい)の存在でした。
一度だけ彼女の舞台、ドンキホーテを観たことのありましたが
子供心にも、あのプリマドンナの華やかさぴかぴか(新しい)は強烈でした。

シャル・ウィ・ダンスの映画を拝見した時も、
その美しさに惚れぼれいたしました。黒ハート

女優さんとしてはかなりなダイコンかと思われますが(失礼たらーっ(汗)
世界に冠たるプリマドンナだった方ですから、
そんじょそこらの女優ごっこをしているようなアイドルもどきとは
比較にならないぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)をお持ちと思います。

と思っておりましたが、世の中にはいろんな方がおられます。
最近MSNのニュースで、草刈さんに対する、
辛口のコメントを見つけました。↓

http://tv.jp.msn.com/columns/column.aspx?articleid=274968

「鼻っ柱の強さはピカイチ。周囲も手を焼いたらしい。」
だの
「あの神田うの以上に大変なタレントと評判でしたからね。」
だの
随分な書きっぷりですね。パンチ

そもそも何かを「究める」ような人が
「受け」を狙う必要があるでしょうか。

性格が悪いだけバッド(下向き矢印)で何の脳もないバッド(下向き矢印)有象無象パンチ
が跋扈している世界で、「」か「性格」か、
どちらか一方だけでも突出している手(グー)というのは
称賛すべきひらめきではないでしょうか。

業界内のお仲間内でお友達キャンペーンを張り、
上手く立ち回って、時代の波に乗りさえすれば、
実力と関係なく、いくらでも仕事が来る・・・・手(チョキ)

ような甘〜い世界パンチとは違って、
鍛え抜き、磨き上げた実力だけで
文字通り、世界を相手に渡り合ってきたプリマ手(グー)なのですから、
ナマッチョロイところなんて微塵もなく、爆弾
譲れないものは譲れないパンチ
という鼻っ柱の強さは、あって当然手(グー)です。

その強さ厳しさ
彼女の美しさぴかぴか(新しい)を作り上げてきたのであろうに、
それをお嬢様のワガママと混同してしまうような方も
世の中にはおられるのですね。猫

これは「芸術作品」なのであって、
脱いだの脱がないのを問題にする時点で、
筆者の方の品性を疑いたくなるというものでしょう。バッド(下向き矢印)

おそらく昨今の

「話題を集めるためにとりあえず脱ぐ」
「脱げば話題になる」


という安直な風潮パンチの弊害なのでしょうが、
この思考、どうにかならないものですかね。むかっ(怒り)

バレエであろうと、映画であろうと、写真であろうと、
私は草刈さんの「表現」に接するたび、
芸術に対する厳しい姿勢を感じて、
身の引き締まる思いです。ひらめき
今後も草刈さんの活動に
大いに注目目していきたいと思っております。わーい(嬉しい顔)


にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ
にほんブログ村
posted by Duo A&K at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック