元バレリーナの草刈民代さんです。↓
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100420/bks1004201336000-n1.htm
草刈さんの写真集

それにしても何という美しさ

音もなく、動きもなく、背景もない、
たった一枚の白黒写真。
何も説明する必要がない。
表現者として鍛え抜かれた肉体の美。
確かに一糸まとわぬ姿ではあるけれど、
性的な媚を全く感じない、究極の芸術作品。
ミケランジェロの彫ったダヴィデ像を想起いたしました。
子供の頃の夢がバレリーナだった私にとって
草刈民代さんは憧れ

一度だけ彼女の舞台、ドンキホーテを観たことのありましたが
子供心にも、あのプリマドンナの華やかさ

シャル・ウィ・ダンスの映画を拝見した時も、
その美しさに惚れぼれいたしました。

女優さんとしてはかなりなダイコンかと思われますが(失礼

世界に冠たるプリマドンナだった方ですから、
そんじょそこらの女優ごっこをしているようなアイドルもどきとは
比較にならない


と思っておりましたが、世の中にはいろんな方がおられます。
最近MSNのニュースで、草刈さんに対する、
辛口のコメントを見つけました。↓
http://tv.jp.msn.com/columns/column.aspx?articleid=274968
「鼻っ柱の強さはピカイチ。周囲も手を焼いたらしい。」
だの
「あの神田うの以上に大変なタレントと評判でしたからね。」
だの
随分な書きっぷりですね。

そもそも何かを「究める」ような人が
「受け」を狙う必要があるでしょうか。
性格が悪いだけ



が跋扈している世界で、「能」か「性格」か、
どちらか一方だけでも突出している

称賛すべき

業界内のお仲間内でお友達キャンペーンを張り、
上手く立ち回って、時代の波に乗りさえすれば、
実力と関係なく、いくらでも仕事が来る・・・・

ような甘〜い世界

鍛え抜き、磨き上げた実力だけで
文字通り、世界を相手に渡り合ってきたプリマ

ナマッチョロイところなんて微塵もなく、

譲れないものは譲れない、

という鼻っ柱の強さは、あって当然

その強さ、厳しさが
彼女の美しさ

それをお嬢様のワガママと混同してしまうような方も
世の中にはおられるのですね。

これは「芸術作品」なのであって、
脱いだの脱がないのを問題にする時点で、
筆者の方の品性を疑いたくなるというものでしょう。

おそらく昨今の
「話題を集めるためにとりあえず脱ぐ」
「脱げば話題になる」
という安直な風潮

この思考、どうにかならないものですかね。

バレエであろうと、映画であろうと、写真であろうと、
私は草刈さんの「表現」に接するたび、
芸術に対する厳しい姿勢を感じて、
身の引き締まる思いです。

今後も草刈さんの活動に
大いに注目



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