2010年05月20日

伝家の宝刀 雨降らし

行ってきましたexclamation

ぴかぴか(新しい)ベルリン・フィルぴかぴか(新しい)でするんるんぴかぴか(新しい)アバドぴかぴか(新しい)でするんるん
ぴかぴか(新しい)カウフマンぴかぴか(新しい)です黒ハート

それにしても寒い日でした・・・。
最高気温は6℃exclamation完全なる雪です。ふらふら

でも、だからといって、5月なんですよ、一応。
気分として「ダウンジャケット」など着たくないパンチではないですか。

というわけで外側はやせ我慢をしてトレンチコートにしましたが
中身はコッテリ厚着して、
エルキュール・ポアロよろしく、マフラーをぐるぐる巻きにして、
お腹にホ○ロンまで貼って、行きました。
おばちゃん根性、まるだし。わーい(嬉しい顔)

それでも。

飛行機の中、雲の上にいる間は快晴だったのですが(当たり前たらーっ(汗)
地面に降り立った瞬間の寒い雪こと爆弾パンチ

氷雨のごとき冷たい雨雨がしとしと降る中、
息は白いわダッシュ(走り出すさま)、歯の根は合わないわー(長音記号1)
凍りつきそうでした・・・。バッド(下向き矢印)

考えてみたら。
私がスイスぴかぴか(新しい)ヨーナス・カウフマンぴかぴか(新しい)を聴くときは
いつだって(冬でも)良い天気晴れ過ぎて暑いたらーっ(汗)ぐらいなんですが、
ナゼか外国に追っかけ遠征をすると
天気が良かったためしはありません。もうやだ〜(悲しい顔)一度たりとも。パンチ
私は天気予報さえ覆す、強力なお天気女晴れのはずなのに。

もしかしてカウフマンって天下の雨男なんでしょうか。猫
恐るべし、ヨーナスexclamation(?たらーっ(汗)

さてさて、そんな訳で寒〜い中、始まった演奏会。

ベルリン在住の友人に言わせると、
5月は1年で一番いい季節晴れだから(本来)
シーズンプログラムの中でも一番の目玉目を持ってくる、と。

そりゃ、元主席指揮者、アバドですもの。
そりゃ、ドイツの至宝、カウフマンですもの(しかも母国内ひらめき)。
伝家の宝刀プログラム手(グー)とさえ、言っていいでしょう。

にもかかわらず。
あまりの寒さに外出を取りやめた方が多かったのでしょうか。
ホール玄関先にウロつくダフ屋の周りには人っ子一人おらず、バッド(下向き矢印)
完売のハズの客席も結構ガラガラでした。爆弾
目に付いただけでも20〜30は空席だったんです。失恋
なんて、もったいないっexclamation×2パンチ

そういえば前回ベルリン・フィルがチューリッヒに客演で来た時は
まだ安永徹さんがコンサートマスターでした。
そしてその直後に退団なさったんでしたね。
この日のコンサートマスターは梶本大進くん。

ベルリンフィルの新コンマスに決まった手(チョキ)めでたいひらめき
とはいってもまだ、お試し期間中・・・のはずだけど、
なんだか随分リラックスしていて、生き生きと楽しそう黒ハートでしたよ。わーい(嬉しい顔)
アバドが出てくる直前まで、一人で横の人とず〜〜っとしゃべってるし。
前を向きなさいってばわーい(嬉しい顔)exclamation

プログラムの前半はシューベルト歌曲のオーケストラ編曲版。
そんなのあったんですねえ。
「糸を紡ぐグレートヒェン」と「夜と夢」はM.レーガー
「魔王」はH.ベルリオーズの編曲でした。

レーガーは独自色を出し過ぎたのでしょうか、
もやもやしていて、厚ぼったい響きのわりにバランスが今一つで、
低音の分量が多過ぎるような気がしました。
演奏のせい、じゃないと思います。
単にコントラバスが1台少なかったら、すっきり聴こえたんじゃないかな・・・
と思うんですけど。猫
そのくせ、縦割りの武骨さが無くて、流れ過ぎるんですよね。

例えばグレートヒェン。
彼女は糸車で糸を紡いでいるという設定です。
糸車というものは固い木クリスマスで出来ていて、
カラカラと音をたてて回る美容院わけです。

それをレガートの弦楽器が演奏すると、
川の流れのように、サラサラ流れてしまうんですよね。
シューベルトの意図した(と思う)硬質なピアノの音るんるんによる
絵画的効果が薄れてしまったように思いましたが・・・

それってどうなんでしょう?猫

ベルリオーズの編曲した「魔王」は、言わずと知れた、
シューベルトの天才ぶりがいかんなく発揮された傑作ぴかぴか(新しい)ですが、
言葉(ドイツ語)と音楽の緊密な関連性、緊張感を損なうことなく、
色彩豊かに編曲されてました。手(チョキ)グッド(上向き矢印)

ほぼ全曲にわたって続く、6連符。
ピアノで弾く時は右手のオクターヴ連打になりますから、
下手すると手がだる〜くなっちゃうんですよね。爆弾

ところが、それらの音をオーケストラ全員に分配すると
ラクラク・ユニゾン手(チョキ)になっていて、緊張感もいや増す手(チョキ)訳で・・・

ずるいな〜。。わーい(嬉しい顔)

それにしても面白いですね。
私にはシューベルトと同じ,
ドイツ語圏の作曲家であるレーガーの編曲より、
フランス人のベルリオーズの方が、
しっくりしていたように聴こえました。
もしかしたらシューベルトの音楽は、
もっくりズッシリ手(グー)したドイツ音楽より、
透明感のあるぴかぴか(新しい)フランス音楽の方が近いのかもしれません。猫

(続く)


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posted by Duo A&K at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
恋するオペラさん
こんにちは!又はこんばんは!?

ベルリン・フィル コンサートでの
ベルリン行き、お疲れ様でした。
天下のBPOでも寒さには勝てなかったようですね。

演奏会後半のレビューも楽しみにしています。
ポチして帰ります。♪
Posted by のり2 at 2010年05月21日 15:04
のり2さん、こんにちは。

そうなんです、あの日はとても寒かったんですが、
昨日からスイスは大変に良い天気になってしまって
寒かった記憶がちょっと薄れてきてしまいました。。
まずいですね。早く続きを書かないと。。。(-_-;)
Posted by 恋するオペラ at 2010年05月23日 21:42
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