2010年05月24日

殿堂ゆえに集うのか

ちょっと最近バタバタしておりまして、
記事の更新が遅くなってしまいました。
すみません。ふらふら

ぐずぐずしている間に、季節はいきなり転換し、
この週末は、あのベルリンの寒空雪がウソのような快晴晴れで、
肌が痛いほどの強い紫外線にいささか閉口しております。爆弾

さて。
前回の記事に記述するのをすっかり忘れていたたらーっ(汗)
重要人物をご紹介しましょう。

そう、今回のプログラム、カウフマンが歌ったブラームスのみならず、
シューベルトもシェーンベルクもちゃんと全部、
歌がついていたんですよ。

メゾ・ソプラノの
Christianne Stotijn(名字読めません・・たらーっ(汗))嬢です。
オランダの方みたいですね。
バイオリンで音楽学校をちゃんと卒業したくせに、
歌も歌ってみたらばそっちの方が成功しちゃったもんね手(チョキ)
という経歴の方です。
2008年にピアニストの内田光子さんと共演していたのだとか。

ほっそりした身体つきにグリーンのベルベットの衣装が
大変よくお似合い黒ハート
品のある立ち姿グッド(上向き矢印)、声も発音もとても美しく、グッド(上向き矢印)
音楽的にもよく練れておられるグッド(上向き矢印)・・・・

んですけどね。

声量、無さ過ぎバッド(下向き矢印)です。。。ふらふら

オーケストラのトゥッティになると、全然聴こえない爆弾んです。
彼女が口を大きく開いてないと歌っていることさえ、ワカラナイがく〜(落胆した顔)exclamation
って結構すごいですよねえ。爆弾

電車に乗っている時新幹線トンネルに入ると、
パコッexclamationと鼓膜耳がおかしくなった・・・
という経験、みなさんおありだと思いますが、
彼女の歌っている部分が、この「トンネル耳」状態になったように
感じてしまったんです。失恋

もったいないですね。
多分、もっと小さなホールで、
本来の伴奏形であるピアノと一緒に演奏していたら
十分感動的に聴こえたでしょうに。ひらめき

なぜ彼女が抜擢されたのかは分かりますよ。
つまりシェーンベルクがメゾ・ソプラノのための曲だったからなんです。

だけど。

プログラム後半のブラームスを歌うために、
ヨーナス・カウフマンは「そこ」にいたんだし、
シューベルトの歌曲なんてヨーナスの御得意手(チョキ)ではないですか。

どうせだったらシューベルトもヨーナスで聴きたかったな。爆弾
グレートヒェンはともかく、「魔王」だの「夜と夢」だのなんて、
きっと上手かったろうな〜〜。。もうやだ〜(悲しい顔)失恋

と思うとちょっと残念でした。猫

それにしても、ベルリン・フィルの本拠地、
フィルハーモニー・ホール
私は今回初めて足を踏み入れましたが、ぴかぴか(新しい)スゴイ造りぴかぴか(新しい)ですね。

円錐を逆さにしたような峡谷の谷底部分に舞台があり、
その周りを花弁のように座席が取り巻いています。

通常の、舞台に向かって客席がまっすぐ並んでいる箱型ホール、と違って
客席の側からすると、舞台との一体感手(グー)
を感じられますし、
勝手な想像ですが、舞台の側からすると開放感手(パー)
を感じるのではないでしょうか。

今回私は舞台真正面の響きも一番良い席ぴかぴか(新しい)(多分わーい(嬉しい顔))だったんですが
あの客席配置だったらどの角度から聴いても
素晴らしい響きぴかぴか(新しい)に聴こえるだろうと思います。ひらめき
あの広さなのに残響にも何の違和感も感じませんでした。ひらめき

チューリッヒのトーンハレにベルリン・フィルが客演で来た時、
ホール自体が、あのベルリン・フィルの
比類のない重厚な響きを処理しきれない爆弾
オーケストラの響き、あるいは音楽、の規模の大きさが
ホールの許容量を超えていてパンチ、つり合いが全然取れていないふらふら
という印象を受けました。
要するにホール狭過ぎるたらーっ(汗)と思ったんです。

ところがこのフィルハーモニーホールだと、
オーケストラとホールががっちり四つに組んで手(グー)
完全に対等にキャッチボールが出来ている手(チョキ)、という感じなんです。

ホールがこれだけ深く大きい手(グー)のですから、
当然、演奏する側もホールの大きさに対抗できるだけの
大きな音楽手(グー)を求められます。

こんなホールを本拠地にしていたら、そりゃあオーケストラの演奏レベルも
上がってグッド(上向き矢印)(あるいは世界一を保って?)当然でしょうね。
トーンハレオケが安っぽい響きなのは、ホールのせいもあるのかも?
と思ってしまいました。猫

(続く)


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posted by Duo A&K at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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