4年に一度のサッカーのワールドカップ

(スイスは早々に敗退したはずですが)
3年に一度開催されるチューリッヒ・フェスト

(単なる「移動遊園地」&「出店の集団」にしか見えないけど

はたまた、ここ数年の冷夏とはうって変わった夏空

最近チューリッヒのオペラハウスは
集客にかなり苦戦


先日も
「ルネ・フレミング出演の『バラの騎士』、
当日券がまだ買えますよ〜」
という連絡が来たので調べてみたら
ホントニあるある・・・

当日券が『買えます』どころか、
バナナか何かのように、
叩き売ったほうがいいんじゃないですか???
と思うぐらいいっぱい余ってました。
普通チューリッヒ音楽祭の期間の公演チケットは
飛ぶように売れる、はずなんですけどね。
この調子では、恐らく夜のオペラ上映会も
ひとがぎっしり、とは行かない・・・


と踏んだのでしょうか。
ワールドカップ決勝戦の夜、つまり7月11日は、
プッチーニの「トスカ」でした。
我が


客寄せパンダに使われた模様です。
なぜならば、です。
私の記憶によれば2日前、つまり7月9日の演目は
何か違うオペラだったはずなのに
結局上映されたのは、ヨーナス・カウフマンの
「王様の子供たち」(フンパーデインク)でした。
ヨーナスの名前を出せば、彼のアップ


女性客が集まる

と思うのは私の偏見でしょうか。(ま、偏見なんですが

このトスカは、先日、
日本のNHKでも放映

あれ、でございます。
(2010年4月「皆様の受信料は日本の皆様のために」
2009年4月「トスカ〜感動編〜&〜爆笑編〜」)
今回の上映会は、スクリーン自体が
教会の横壁に垂れ下がっていました。
ということは、上映中も遠慮なく教会の鐘が
鳴ってしまう(しかも15分おき


正直、邪魔

第1幕のトスカとカヴァラドッシのラブラブ

二人がイチャついていると、すかさず(?)、
ゴ〜ン、ゴ〜ン、ゴ〜ン



ところが、この鐘の音。
場面設定が「教会の中」だったせいか、
歌の合間に挟まっても不思議にマッチしていて
違和感がない。。

圧巻だったのは、第2幕。
トスカとスカルピアの緊迫したやり取りがなされる辺りで
ふと、時計を見ると、時間的にいや〜な予感が・・・
ここで鳴ったらちょっと雰囲気が壊れるぞ・・・。

と思いきや。
(以下、訳は適当ですが)
スカルピア「前からお前を私のものにしたかったんだ」
ゴ〜ン
トスカ「いやよ、絶対いやっ!」
ゴ〜ン

ス「恋人を助けたくないのか」
ゴ〜ン

ト「何ですって?!」
ゴ〜ン

・・・図ったとしか思えない

二人がワンフレーズ歌うごとに鐘が鳴ってくれたのです。

文字通りの「妙なる調和」


笑う場面じゃないのに、あまりのお見事な偶然に
つい笑ってしまいました。
(続く)

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こんばんは!
「トスカ」第2幕での妙なる調和での鐘の音・・・
見事です。
そして恋するオペラさんの普段にも増しての絶妙な
間の取れた解説も。♪
ところで外題役のトスカは誰?
ポチしてお休みなさい。♪
そうでした、誰が歌ってるのか
全然書いてませんでしたね。ごめんなさい。笑
トスカはエミリー・マギーでした。
早く続き書きますね〜。。
こんばんは!
NHK-hiで放映されたキャストでの「トスカ」でしたね。
マギーちゃん相変わらずの演技派でしたか。!?
ポチしてかえります。♪
帰国してから落ち着かれましたか。♪
返信が遅くなって失礼いたしました。
はい、マギー姫は相変わらずの演技派でした。笑
彼女は日本にもよく来ているみたいですから
今後も楽しみですね。