
英国ロイヤルオペラ2007年の「カルメン」です。
先日、譲って頂いた、アレ


チューリッヒの軽やか・・・というか
現代的・・・というか、
なんか違うでしょう、それ・・・

という演出に比べると実に写実的。
シュールレアリスム(過剰なまでに現実)の
極致ともいうべき舞台でした。
でも、いささか、暗いですね。
全体に、濃い色を使っているせいか、
バックが赤茶けた色のせいか、色彩

話の展開は、確かに暗いけど、
だからこそ、少なくとも1,2幕は、
もう少し明るい色

そして。
カルメン。アンナ・カテリーナ・アントナッチ。
一言で言うならば、品の無いオバちゃん。




歌い方も動きも、全てが
肉・肉・肉・・・

「肉欲のかたまりが別の肉欲を誘っている」
のようで、同性としては、いささか気色悪い



年増の娼婦

スカートをまくりあげ、
下着を見せびらかしながら太ももまで足を出し・・・
と必死



そのくせ、男心をそそる色気


どう見たって恋をしてるんじゃなくて
肉の欲求のままに男を食い物にしようとしている。

思わずのけぞるもの凄さ。

のに、それに惹き付けられているドン・ホセ。。。

こ、こわいよう。。。

なんだか見てはいけないものを見てしまったような気がしました。。

ちょっとショック

第1幕、ハバネラ
そして。お次はドン・ホセ。


どうでもいいですが、そのメイク


その下まぶたに入れたアイラインが、
どこを見ているのか分からないような、
ヨーナスのうつろな目つき



第1幕で登場した時から、
ミカエラについて上司に説明(?)している時でさえ、
何となく話し方が、凶暴



ナイーブ、と言えないこともないけど、
いつ壊れるか分からないような、
何となくアブナイ雰囲気を醸し出す。
恋の告白

言う事を聞かないカルメンに苛立っているのか
告白の歌の前に、なぜに椅子を蹴っ飛ばす・・・?

第2幕ドン・ホセ「花の歌」
カルメンに向かって、じゃなく、
手に持った花に向かって泣き出すなんて
内向的で思い詰める性格が見え隠れして
やっぱり、こわいよう。。。


さらにエスカミーリョ。
イルデブランド・ダルカンジェロ。
(長いので、以下ダル。某野球選手みたいだ

第2幕で馬に乗って登場してるわりに、
ちっとも颯爽


どっちかっていうと、
乗れない馬に無理やり乗せられて硬直してるように
見えましたよね。

もうちょっとナルシスト、もしくはドン・ファンらしく、
ニヤケたり


表情の変化が乏しいですね。
常に眉間にしわが寄ってます。

第3幕、ジプシーの溜まり場にエスカミーリョが侵入したところ
そういや、このダル氏。
ザルツブルグ音楽祭のフィガロを歌っていた時も
常に眉間にしわを寄せていました

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柳葉敏郎さんをライバル視しているのでしょうか?

そして、そして・・・
続く。

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おはようございます。
二日酔いの頭が真っ白になりました。
いやぁ〜、シュールな感想ですね。
大笑いです。早く続編を激しく期待です。(笑)
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「シュール」とフォロー(?)して頂いて
よいものやら・・・。
どうも失礼いたしました。。。m(__)m
続編も頑張って書きます〜。
PC音痴の私が全く初めての書き込みをいたします。
失礼が無ければいいのですが。 オペラ特にヨーナス
カウフマンの記事は 毎回面白くてもっともっと
読みたいと思いました。 私はオペラも
クラシック音楽も全然知識が無く理解不能状態(笑)
なのですが、今年の4月にテレビで観たトスカに
(ヨーナス カウフマンに)感動いたしました。
それまでDVDしか観たことがなく(他の歌手)
ヨーナスの歌唱力と緊張感で目も耳も完全に釘付けに
なりました。(笑) これからもヨーナスを取り上げて
下さると嬉しいです。 こんなオペラ初心者の私
ですが、どうぞ宜しくお願い致します。
ヨーナスの話になるとつい、一生懸命になるもので・・・。(^_^;)
彼は今後も、いろんなところで引き合いに出されることと思われますので、よろしくお付き合いくださいませ。笑
こちらこそよろしくお願いいたします!