今度はジプシーの歌です。
ここが決まれば限りなくカッコよく、
コケると救いようがなくなる・・・
全カルメン中、私の最大のお気に入り場面です。
以下5連発、
レヴァイン、メータ、クライバー・・・
指揮者対決(?)も見ものです。
ジェームズ・レヴァイン指揮、MET.
歌い出す前の、机に座っているバルツァの
カッコイイこと
タンバリンはあんまり上手じゃなさそうだけど
なんとも言えない吸引力というか、磁力を感じます。
若かりし頃のズービン・メータ指揮。横顔が凛々しい・・・ROH.
最初の入りテンポがあまりにも遅いので
(タップダンサーに合わせるためか?)ちょっとびっくりするのですが、
その遅さが後半にもたらす効果が尋常ではありません。
なんというスピード感なんという高揚感
それにしてもユーイングのフランス語は、本当に美しい。。
カルメンという女の妖艶な魅力と、
ユーイングの発音によるフランス語のエロティックな響きの
絡み方が、まことにスバラシイ。。。
他の追随を許しません。
カルロス・クライバー指揮。ウィーン。
クライバーは、いつ、何を聴いても、
歌手が誰であっても、
最終的に、絶対に
クライバー万歳〜
と言いたくなるんですよね。
なんと、軽やかなこれぞ、天上の音楽
やっぱりクライバー万歳っ
オブラスツォワは、どう頑張っても
周りに男が群がってしまう妖艶な女には見えないのが
残念だけど、押し出しはいいですよね。
見た目が冴えないのは、頭のてっぺんの
花のさし方に問題があるのじゃないかと思うんですけど。
誰か忠告してあげればいいのに。(もう遅いか・・・)
エスカミーリョも私が観たことある中では、
一番良い声で、カッチョイイような気がします。
ピエール・デルヴォー指揮。パリ。
いいんですよ、ベルカンサ、大好きです。
でも、ちょっと・・・。
カルメンが悪女、とは思いませんけど、
もうちょっと、したたかさ、とか、妖しさ、
みたいなものを、声で感じたいんですよね、私は。
ベルカンサの声は、どう聞いたって
暖かくて、可愛くて、人情味にあふれて(??)・・・
カルメンが、とっても良い人
みたいな気がしてしまうのですが
いかがですか?
しか〜し
最後、音楽が盛り上がって踊り出してしまうところは
実に、スバラシイ
よ〜く観ると、踊るために立ちあがろうとして、
立ちあがり損ねたベルカンサを
横にいる男性が支えて助け起こしているように見えるのが
微妙に笑えるものの、
踊り、上手いですよねえ。
横で踊ってるフラメンコダンサーたちに引けを取っていない
ように見えるのが、さすがスペイン人です。。。
アントーニオ・パッパーノ指揮。ROH
これだけ観てきて、最後にこの映像が来ると・・・・
ちょっとなんだか、やっぱりな〜・・・
と思わず思ってしまうんですよねえ。。。
歌手じゃなく、純粋な踊り手と思われる人々まで
なんでこんなにデブッチョかったり、
あぶないヒッピーみたいだったり、するんでしょうか。
それにやっぱり、女性陣がみなさん、
潔く(?)開脚し過ぎでしょ。。
ええ、そりゃね、ジプシーの実態なんて
こういうものだったのかもしれないですし、
必要以上に美化することはないでしょうけど、
でも、ホラ、やっぱり、
舞台って夢を売る世界であって欲しいじゃないですか。。
途中でカルメンが赤いブラウスを脱ぐ、という演出も
意図がいまいち分からない。
始めから来てなくても良かったんじゃないか?
と思うようなデザインだし。(余計なお世話)
そのカルメンの背後で、この歌の最中に、
明らかに性○と思しきポーズをとるダンサーを
配置する意味がどこにあるんです・・・?
別にウーマン・リブを気取るつもりはないけれど、
この演出、どこを切り取っても、徹底して
女性の魅力=身体(だけ)
なところが鼻につくんですよね。。
その証拠に、目をつぶって聞いてみたら、
悪くないんですから。。
さて続けて、今度はセギリーディアをば・・・
と思ったんですが、長いので、いったん休憩です。。。
にほんブログ村
こんばんは!
ご無沙汰です。
男を手玉に取るユーイングのカルメン
とてもそうには思えないオブラ・・・
両極ですね。(笑)
余談ですが随分前ですがROH「サロメ」ユーイングの全裸の踊りにはぶったまげましたですよ。
ぽち!しておやすみなさい。♪
み・・・観たい・・・!!!
私にはサロメというオペラがあること事態驚きです。
こんなこと言って、白けどり飛んでませんか?(笑)
何しろオペラはさっぱり解らないので。興味は凄く
あるのですが。最近歌手の名前が少しわかるように
なったものの、指揮者までは手がまわりません。(笑)
昔、私が知っている指揮者と言ったらカラヤンと
ズービン メータくらいでしたから。
恋するオペラさんが紹介してくださった指揮者、
一人を除いてDVDやYouTubeで観たことが
(聴いたことが)あるので良かったです。
違いがわからない私でも、ズービン メータ指揮の
映像は(音声は)ズッコケそうなほど遅いというのは
解ります。おっとっとという感じで。(笑)
こんばんは!
一言補足でっす。
ユーイングの「サロメ」7つのヴェールの踊りの
7つ目のヴェールを脱いで全裸のまま倒れこみました。
つまり最初からオール・ヌードではありません。
期待を裏切ったかな。(爆!
1992年ROH公演、エドワード・ダウンズの指揮のLD盤
お詫びにぽち!していきます。(笑)♪
いやいや、私もオペラに詳しい訳じゃないんですけどね、好き好んで観てる間に色々覚えてしまってました。。そんな次元です。(笑)
分かってましたよ〜、一応。(笑)
ROHですね、チェックしてみます♪(笑)