
まだまだやっておりまして、
花の歌比べなんかもしようかと思っていたのですが、
筆者が飽きてきた〜・・・


いい加減、カルメンを離れる事にします。

何に行ってきた




もう、1週間ほど前、6日の出来事なんですけどね。


オペラシティに行くのは多分10年ぶりぐらいだったので、
最寄駅(初台)


駅を降りて、矢印


迷うことは無いけれど、このホール(タケミツメモリアル)まで
結構



ゼイゼイ

入り口で係りの方にチケットを見せると、
「そちらの階段からどうぞ」
くそ〜・・・まだ上るのか・・・


チケットを買ったのが3〜4か月前だったから
場所をすっかり忘れていたけど、
そういえば私の席は3階。。
しかも開演ギリギリなので、階段を猛ダッシュ


足・・・痛い・・・。

・・・さてさて。

予定プログラムはこんな感じでしたが↓
http://www.tokyopromusica.jp/concert/nucci_b.html
当日、ドニゼッティの「ポリウート」のアリアが却下されて、
ヴェルディ「トロヴァトーレ」のアリアが
同じく「ナブッコ」のアリア「ユダヤの神よ」
に変わっていました。
どうも私はヌッチのルナ伯爵に縁がありません。
チューリッヒでも彼はルナ伯爵を歌っていた

私が聴きに行ったときは別の人になっていて、
今回こそ〜


と思ったら、またハズレテしまいました。。

私の席は3階の、舞台の真上、ピアニストの真正面、
というか、ほとんど舞台後方からヌッチの後ろ姿

拝む席だったので、
実のところ座った瞬間、後悔


以前、グルベローヴァやら日本人歌手やらを
真後ろの席で聴いたことがあったのですが、
歌いながら、顔をたまたま横に傾けてくれない限り、
全然


二度と後ろの席には座らないぞ

と思っていたからです。
ところが。
ヌッチ氏の声はレベルが違いました


ホールの空間全体





fはもちろん、どんなppでも
かすれもせず


正面で聴いているのとまるで変わらないように(多分)
聴こえました



残念ながら、顔は、歌い終わった後、
こっちを向いてお辞儀をしてくれるまで全く見えず、
曲の途中で見えたのは華々しく乱反射

頭頂部



声と音楽の表現力だけで
表情が見えていないことを忘れさせてくれました


このブログでもヌッチの


再三



というより、今更私が四の五の言うような次元の御方ではないですけど、
本当に本当に本当〜〜〜





エルヴィーラとの婚約を反故にされたリッカルドの悲しみ、
(ベッリーニ「清教徒」)
軽妙洒脱でお調子者の、なんとも軽やかなフィガロ、
(ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」)
もいいけれど、やっぱり圧巻は後半のヴェルディ特集でしょう。
カルロへの友情ゆえに身代りに命を落とすロドリーゴの
押しつぶされそうな悲哀、(「ドン・カルロ」)
自分の妻アメーリアと不倫の恋に落ちた親友レナートへの
怒りの爆発、(「仮面舞踏会」)
錯乱から目を覚まし、囚われの身の自分に愕然として
ユダヤの神へ許しを乞うナブッコ、(「ナブッコ」)
娼婦と恋仲になった息子に、故郷と家族の愛を思い出させ、
分かれるよう説得するパパ・ジェルモン、(「椿姫」)
誘拐され、なぶりものにされた、命より大切な一人娘ジルダを
必死に探す、胸をえぐるような父親の悲しみ、
全ての元凶である雇い主への鬼気迫る怒り(「リゴレット」)。
ヌッチ以上にこれらの役を歌える歌手って、存在するでしょうか?

それぞれの役の衣装を身につけているわけでなく、
動き回るわけでもなく、
まして私の席からは後頭部


死ぬほどの悲しみ

本当に、聴いていて涙が出てきてしまいました。。。
(続く)

にほんブログ村
こんばんは!
ヌッチのリサイタルに行かれましたか、うらやましい。
感動の様子がじかに伝わりました。
ヌッチの輝かしい後頭部が2度も出てきましたね。
よほどお気に入りでしたか。(笑)
小生も先日(パルマ王立歌劇場2008)「リゴレット」をDVD鑑賞しましたが今、彼の右にでる歌手はいないでしょうね。
ライモンディはちょっと違和感があります。
ヌッチのコンサート鑑賞を祝ってポチ!応援してかえります。♪
やはりヴェルディ特集は1曲1曲重ねていくごとに気持ちも盛り上がってきましたよね。
生で聴けたこと、お姿を拝したこと、大変幸せに思いました。
うーん、やはり当日恋するオペラ様にお会いしてご挨拶したかったです!!
後頭部が気に入ったんじゃなくて、それしか見えなかったんです〜。笑
ライモンディは結構好きですよ。強烈なインパクトがあるからスカルピアのような個性的な役がいいのかもしれません。ヌッチの方が正統派・・・かな?
のちほど、こちらからも伺います♪
本当ですね。連絡とっておけばよかった。。もしかしてMET公演でお会い出来るかも?!大分先だけど。笑