2010年12月12日

おやぢの中のおやぢ

本当のところ、カルメンのYouTubeサーフィンリゾートは、
まだまだやっておりまして、
花の歌比べなんかもしようかと思っていたのですが、
筆者が飽きてきた〜・・・パンチ+リサイタルに行ってきた手(チョキ)ので、
いい加減、カルメンを離れる事にします。猫

何に行ってきた手(チョキ)かと申しますと
ぴかぴか(新しい)レオ・ヌッチ・バリトン・リサイタルぴかぴか(新しい)です黒ハート
もう、1週間ほど前、6日の出来事なんですけどね。たらーっ(汗)パンチ

オペラシティに行くのは多分10年ぶりぐらいだったので、
最寄駅(初台)電車が正しいのか、ちょっと不安失恋な私。。

駅を降りて、矢印右斜め上通りに進む足だけなので
迷うことは無いけれど、このホール(タケミツメモリアル)まで
結構爆弾階段が多い爆弾んですよね。ふらふら

ゼイゼイダッシュ(走り出すさま)いいながら、開演2分前ぐらいに到着し、
入り口で係りの方にチケットを見せると、
そちらの階段からどうぞ

くそ〜・・・まだ上るのか・・・爆弾ふらふら

チケットを買ったのが3〜4か月前だったから
場所をすっかり忘れていたけど、
そういえば私の席は3階。。
しかも開演ギリギリなので、階段を猛ダッシュくつダッシュ(走り出すさま)するはめに。。

足・・・痛い・・・。もうやだ〜(悲しい顔)

・・・さてさて。わーい(嬉しい顔)
予定プログラムはこんな感じでしたが
http://www.tokyopromusica.jp/concert/nucci_b.html
当日、ドニゼッティの「ポリウート」のアリアが却下されて、
ヴェルディ「トロヴァトーレ」のアリアが
同じく「ナブッコ」のアリア「ユダヤの神よ」
に変わっていました。

どうも私はヌッチのルナ伯爵に縁がありません。
チューリッヒでも彼はルナ伯爵を歌っていたるんるんのに、
私が聴きに行ったときは別の人になっていて、
今回こそ〜exclamation手(グー)
と思ったら、またハズレテしまいました。。猫

私の席は3階の、舞台の真上、ピアニストの真正面、
というか、ほとんど舞台後方からヌッチの後ろ姿もうやだ〜(悲しい顔)
拝む席だったので、
実のところ座った瞬間、後悔爆弾もうやだ〜(悲しい顔)しました。

以前、グルベローヴァやら日本人歌手やらを
真後ろの席で聴いたことがあったのですが、
歌いながら、顔をたまたま横に傾けてくれない限り、
全然耳聴こえずパンチ
二度との席には座らないぞexclamation
と思っていたからです。

ところが。

ヌッチ氏の声はレベルが違いましたexclamation×2手(チョキ)

ホールの空間全体るんるんに満遍なく響き渡るるんるん豊かなるんるんぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
はもちろん、どんなppでも
かすれもせずグッド(上向き矢印)、途切れもせずグッド(上向き矢印)
正面で聴いているのとまるで変わらないように(多分)
聴こえましたexclamationひらめき手(グー)

残念ながら、は、歌い終わった後、
こっちを向いてお辞儀をしてくれるまで全く見えず、
曲の途中で見えたのは華々しく乱反射ぴかぴか(新しい)する
頭頂部満月の輝きひらめきだけでしたが、わーい(嬉しい顔)
声と音楽の表現力だけで
表情が見えていないことを忘れさせてくれましたexclamationぴかぴか(新しい)

このブログでもヌッチのぴかぴか(新しい)素晴らしさぴかぴか(新しい)
再三手(グー)再四手(グー)再五ぐらい(?たらーっ(汗)申し上げておりますし、
というより、今更私が四の五の言うような次元の御方ではないですけど、
本当に本当に本当〜〜〜るんるんにこの方はぴかぴか(新しい)スンバラシイぴかぴか(新しい)exclamation×2黒ハート

エルヴィーラとの婚約を反故にされたリッカルドの悲しみ、
(ベッリーニ「清教徒」)
軽妙洒脱でお調子者の、なんとも軽やかなフィガロ、
(ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」)
もいいけれど、やっぱり圧巻は後半のヴェルディ特集でしょう。

カルロへの友情ゆえに身代りに命を落とすロドリーゴの
押しつぶされそうな悲哀、(「ドン・カルロ」)

自分の妻アメーリアと不倫の恋に落ちた親友レナートへの
怒りの爆発、(「仮面舞踏会」)

錯乱から目を覚まし、囚われの身の自分に愕然として
ユダヤの神へ許しを乞うナブッコ、(「ナブッコ」)

娼婦と恋仲になった息子に、故郷と家族の愛を思い出させ、
分かれるよう説得するパパ・ジェルモン、(「椿姫」)

誘拐され、なぶりものにされた、命より大切な一人娘ジルダを
必死に探す、胸をえぐるような父親の悲しみ、
全ての元凶である雇い主への鬼気迫る怒り(「リゴレット」)。

ヌッチ以上にこれらの役を歌える歌手って、存在するでしょうか?猫

それぞれの役の衣装を身につけているわけでなく、
動き回るわけでもなく、
まして私の席からは後頭部モバQしか見えて無いたらーっ(汗)のに
死ぬほどの悲しみ爆弾が伝わってくるんです。

本当に、聴いていて涙が出てきてしまいました。。。

(続く)
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posted by Duo A&K at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
恋するオペラさん
こんばんは!

ヌッチのリサイタルに行かれましたか、うらやましい。
感動の様子がじかに伝わりました。
ヌッチの輝かしい後頭部が2度も出てきましたね。
よほどお気に入りでしたか。(笑)

小生も先日(パルマ王立歌劇場2008)「リゴレット」をDVD鑑賞しましたが今、彼の右にでる歌手はいないでしょうね。
ライモンディはちょっと違和感があります。

ヌッチのコンサート鑑賞を祝ってポチ!応援してかえります。♪
Posted by のり2 at 2010年12月13日 19:20
さすがの描写でございます。
やはりヴェルディ特集は1曲1曲重ねていくごとに気持ちも盛り上がってきましたよね。
生で聴けたこと、お姿を拝したこと、大変幸せに思いました。
うーん、やはり当日恋するオペラ様にお会いしてご挨拶したかったです!!
Posted by Kosuzu at 2010年12月13日 22:21
のり2さん、こんにちは!

後頭部が気に入ったんじゃなくて、それしか見えなかったんです〜。笑

ライモンディは結構好きですよ。強烈なインパクトがあるからスカルピアのような個性的な役がいいのかもしれません。ヌッチの方が正統派・・・かな?

のちほど、こちらからも伺います♪
Posted by 恋するオペラ at 2010年12月16日 14:25
Kosuzuさん、ありがとうございます!

本当ですね。連絡とっておけばよかった。。もしかしてMET公演でお会い出来るかも?!大分先だけど。笑
Posted by 恋するオペラ at 2010年12月16日 14:29
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