最初の曲はショスタコーヴィッチの交響曲第9番。
ロシア人作曲家をあまり好きではない

唯一、大好き

もっともこの曲は全然知らないのですが。

知らないながらに聴いてましたが、この曲、
多分、スリリング



小悪魔的作品

ディズニー映画「アラジン」に出てくる
魔法使いジーニーを演じた、ロビン・ウィリアムズのように、
手を変え



次から次へと


あまりの速さにお客の方の頭がついて行けない〜・・・

みたいに・・・聴こえて欲しかったんじゃないかと思いますが。
大フィルは今回、初めて聴いたのですが、
全体的にとても暖かな響き

私はN響よりも好感

リズム感がすごく良くて

早口言葉のような主題は
さすが大阪、芸人の街



と思ったものでしたが。
リズムの刻みは実に良いし、
オケ全体で弾いてる時も、
まとまりがあって、すごく安定感もあって、
これまた大変良い

音楽がソロ楽器に受け渡された時に、
ガクっと肩すかしを食ってしまうんですよねえ。

もっと、自己主張して良いのに〜っ


響きが薄っぺらいわけではないし、
デシベル的に音量が足りないわけでもないんだけど、
音に
もう一押し


もう一執念


が足りないものだから、
ソロ〜トゥッティ〜ソロ〜トゥッティ・・・
という掛け合いのところで、音楽が一つに繋がらずに
階段状のつなぎ目が見えてしまう気がしました。

プログラムノートにも色々と書いてあるんですよ。
「木管楽器の自由なリズムの歌に、
弦楽器が一定のリズムで忍び寄り、
正体の見えない不安を感じさせる(ショスタコ第2楽章)」
ところが、「忍び寄る」と称するには緊張感が足りない

どちらかと言うと、安心感漂っちゃう演奏

全然「不安」じゃない


これは演奏的に成功なんだろうか、不成功なんだろうか?

「レコードを早回しするように急加速して、
ドタバタの大騒動でクライマックスを迎える
(ショスタコ第5楽章)」
というから、曲を知らない私は
どんなドタバタ喜劇の盛り上がりを見せてくれるかと
ワクワク

クライマックスは、まだかな・・まだかな・・・
まだだよね、まだ「ドタバタ」というには大人しい・・・
と思ってる間に、
あれ?指揮者が手を止めた。。
・・・そう、終わっていました。


確かにえらく唐突に終わる曲だったようですけど、
これのどこがドタバタクライマックスなんだ



ってそんな風に聴こえちゃマズイんじゃないですか?
プログラムノートにの大仰な言葉達が
上っ滑りして行くような気がしました。
出来が悪かったわけじゃないんですよ。
彼らのエネルギーとか、音楽とかは、
ちゃんと




爆発しきれない欲求不満が溜まっていく、この感じ。
まるで、青春時代の
「友人以上、恋人未満」
としか表現できなかった甘酸っぱい関係・・・
みたいな気分でした。

でもねえ・・・これオケのせいじゃなくて
指揮者のせいな気がするんですけど。
(続く)

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こんにちは!
タコ9番はわりと好きな曲です。時間も短いですから、
前作の第8番の第1楽章の時間よりも短い。(笑)
プログラムノートは期待を煽りすぎですね。
それにしてもマエストロは旗色が悪いですね。
長原コンマスはどうでした。?
こんにちは!
タコ9番はわりと好きな曲です。時間も短いですから、
前作の第8番の第1楽章の時間よりも短い。(笑)
プログラムノートは期待を煽りすぎですね。
それにしてもマエストロは旗色が悪いですね。
ところで長原コンマスはどうでした。?
こんにちは!
タコ9番はわりと好きな曲です。時間も短いですから、
前作の第8番の第1楽章の時間よりも短い。(笑)
プログラムノートは期待を煽りすぎですね。
それにしてもマエストロは旗色が悪いですね。
ところで長原コンマスはどうでした。?
たくさんのコメントありがとうございます!笑
せっかくなので、そのまま残しておきます。(^^ゞ
ショスタコの軽いノリが好きなので、
8番は聴いたこと無いですけど、
私は多分9番の方が好きだと思われます。笑
コンマスさんは・・・
そういえばソロありましたよね。
残念ながら、あんまり記憶が無いです・・・。(^_^;)