2011年11月17日

梅酒的楽しみ

先日、室内楽コンサートに行ってまいりました。
パヴェル・ハース四重奏団

なんて名前、聞いたことありました?
チェコ出身の若手弦楽四重奏団アートですが。

弦楽にとんと疎い爆弾ワタクシは全然知りませんで、

パヴェル・ハースって誰?

程度の知識でございました。猫
パヴェル・ハース(1889〜1944)チェコ出身の作曲家。
  ヤナーチェクの弟子。ユダヤ人強制収容所にて処刑)

同郷の不遇の作曲家の名を冠したこのカルテット(以下Q)は
わずか6年前に結成され、デビュー直後に国際コンクール優勝手(チョキ)
そして今年、英グラモフォンCD大賞ひらめきである、
ぴかぴか(新しい)レコード・オブ・ザ・イヤーぴかぴか(新しい)を受賞したのだとか。
今、ヨーロッパやアメリカで大注目目exclamationなのだそうです。↓


ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」, 同第13番ト長調 (Dvorak String Quartets - G Major Op.106 & F Major Op.96 ''AMERICAN'' - Pavel Hass Quartet) [日本語帯・解説付輸入盤] / パヴェル・ハース四重奏団 (オーケストラ); ドヴォルザーク (作曲) (CD - 2011)

ふ〜〜ん、すごいのね〜。。猫

実のところ、英グラモフォンに大賞があるという事も爆弾
それがどれだけ凄い事なのか、という事も爆弾
全然分かっていないパンチたらーっ(汗)
いささか乾いた好奇心モバQを持って聴き耳に行ったのでした。ダッシュ(走り出すさま)

プログラムは
パヴェル・ハース 弦楽四重奏第1番、
ドヴォルザーク アメリカ
シューベルト 死と乙女


最初のパヴェル・ハース(以下PH)以外は
さすがの私でも知っている、という有名どころひらめきです。

4人の響きるんるんが完全に1つになって、まるで一人で演奏しているか
のような印層を与えるパノハQ(チェコの老舗Q)や
4人が全然別の個性手(グー)を見せながら、自在に音楽を絡ませている
というような印象のカルミナQ(スイスの老舗Q)に比べると
このPHQは、

周到な計算と練習の上でのみ成り立つ完璧な手(チョキ)アンサンブル

という感じ。

というとなんだか表現がイヤラシイ爆弾ですが、
悪い意味ではなく、
室内楽のある種の醍醐味を味った手(チョキ)、という感じでした。

ま、要するに、若いんですよね。猫

写真カメラに比べて舞台上のヴィオラのパヴェル・ニクル氏が
割分くらい痩せられたバッド(下向き矢印)せいもあるかもしれませんが爆弾
見た感じも実年齢も、みなさんまだ相当お若いグッド(上向き矢印)
まるで、今年漬けたての梅酒を試飲バーしたかのような印象です。
美味しいんですけどね。わーい(嬉しい顔)

だからでしょうか。
例えばシューベルトの死と乙女。

ここで描かれる、死は苦痛ではなく永遠の安息である、という
絶望の後の諦念(変な日本語・・・たらーっ(汗))を
見せるにはあまりにも演奏がエネルギッシュ手(グー)で、
どんなに悲劇的な展開になろうとも、悲壮に聴こえない。たらーっ(汗)
健康でまだまだ当分死にそうにもない乙女手(チョキ)が見えるようでした。わーい(嬉しい顔)たらーっ(汗)

ドヴォルザークのアメリカはとても素敵だったと思います。
ただ、私の趣味としては、ドヴォちゃんのメロディーには、
もう少し演歌チックカラオケな泣きもうやだ〜(悲しい顔)が欲しいんですよね。

しがない演歌歌手が豆腐屋の親父と恋に落ち、
駆け落ちして捨てられ・・・
紆余曲折を経た後、一人泣きながら歌う。。

(というようなドラマが昔ありましたよね。某N○K。わーい(嬉しい顔)

みたいな。。猫

PHQの皆様は・・・・
多分みなさん性格的に、明るいんですよ。
全体の響きがとても温かく黒ハート
陰湿さが全然無くて、カラッと爽やか晴れ
だから聴いていて、とても楽しいグッド(上向き矢印)んだけど、
いささか爽やか過ぎて情緒に欠ける爆弾バッド(下向き矢印)きらいが
あったような気もします。

音楽的には、誰が特別にリーダー演劇ということはなく、
4人が同時に先に進んでいく足感じがあって、
それはアンサンブルとしてとても面白かったのですが、
もう少し、第1ヴァイオリンに
引っ張っていってほしい新幹線ような気もしました。
牽引力が足りないというほどではないのですが
どちらかというと、感想として

チェロの土台がしっかりしていたな、

という感じでした。猫
もっとも私の座っていた位置が、
チェロの正面だったからかもしれませんが。わーい(嬉しい顔)

私は一番最初に演奏したPHの曲が、
ピカイチひらめきに良かったぴかぴか(新しい)と思います。
単一楽章のこの曲の、新ウィーン楽派を思い出させるような
独特の美しい響きひらめきを、4人がまた物凄い集中力手(グー)
聴かせてくれました。

プログラム全体を通してそうだったのですが、
この4人は物凄い集中力手(グー)なんですね。
ずっと聴いていると、引っ張り込まれて
疲れてしまうほどの精神性は凄かったです。

梅酒バーのように、何年も何十年も、時間が経ったら
どんな深みのある味わいになるのだろう・・・

今後がとても楽しみ黒ハートなカルテット。
要チェックでするんるん猫


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posted by Duo A&K at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは♪
頂いたお名刺からこちらのブログにお邪魔しました〜
こんな素敵なブログを書いていらっしゃったとは!!!
ゆっくり楽しみに拝読いたします(^^♪
Posted by なかひらゆき at 2013年07月26日 08:59
なかひらさん、
ご訪問ありがとうございます〜。
なかなか更新できないでいますが、また見にきて下さいね〜。
Posted by 恋するオペラ at 2013年07月27日 17:48
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