3人の身分の高い(それも相当




アンジェラ・ミード嬢。
第1幕終了後、休憩前に、METのオーディションに挑戦する
彼女のドキュメンタリーが特典映像として流されていましたが、
2007年に、このオーディションでファイナリスト

2008年に、今回と同じエルナーニのエルヴィーラ役で
デビュー

このデビューは、病気

リハーサル全く無し


技量





といったところでしょうか。

期待の新星、とか、若手ホープ、といった表現をされる歌手って
期待ばかり(それも劇場側の

技術だったり、音楽だったり、表現だったり、演技だったり、
どこかしら片手落ち

それを「若気の至り」と大目に見る

と勝手に思い込んでいましたが、
彼女、アンジェラ・ミードに限っては、ウソ


実に実に、素晴らしい


美しい声



確かな技術


高音を響かせる頭声も低声を聴かせる胸声も自在に使い分けて、
喜びの表現




とても、経験の浅い新人歌手とは思えません

第二場しょっぱなのアリア「エルナーニ、私を奪って逃げて」
から絶好調でした

彼女が歌い始めると空気が変わったように感じられます。

安定感があるので、とても安心して聴いていられました

正直、第一場のエルナーニがいまいち冴えなかった

溜飲を下げたようなスッキリ感


会場で生で聴いていたMETのお客様も
食い付くように拍手していました。
うんうん


インタビューで垣間見られました人柄も、
いかにもアメリカ的、とでもいうのでしょうか。
明るくて開けっぴろげでおおらかで素直で懐っこく、
とても親しみやすい感じ。

これは同業者内でも人気者

惜しむらくは・・・・・
その体型

決して容姿が悪い訳ではないと思います。
むしろ、けっこう可愛い

(公式HP→http://angelameade.com/)
ただ・・・ガタイが・・・あまりにも・・・でかい・・・
大きく広がる裾、長いドレープを背中から垂らし、
丸ーく膨らんだ袖のドレスなんぞを着ているもので、
本当に、まんまるの毬


(ごめんなさい


姫君らしく、後ろに大勢の侍女を従えていますが、その後ろの
合唱隊の方々は、身体の幅がミード嬢の半分ほどしかなく・・・
まさか栄養価と身分が比例しているという演出・・・?

(なわけないっ


もっとも、ミード嬢。
動きが意外にきびきび

若さと元気ではちきれそう

太っている、というほどの重量感を私は感じませんでした。
どちらかというと、皮膚の下に空気


いっぱい詰まって、膨らんでいるような感じなんですよね。
意外に体重は軽いのかも・・・



なんぞいうとロクデモナイ思考



もっと他の役でも聴いてみたいものです。

例えば、上記オーディションで歌っていた、ノルマ、とか、
トスカ、なんかもいいかもしれない、
トゥーランドット、もいけるんじゃないか・・・
本当はヴィオレッタもマノンもぜひ聴いてみたいのだけど、
残念ながら、肺病やみやら、衰弱死寸前やらには
間違っても見えないからなあ・・・。

マリアカラスばりのダイエットを強行する気は無いのでしょうか。
いずれにしろ、



楽しみですね


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