2012年04月03日

らすと・だめんず

何やら、物凄い天気になってますね。猫
本日悪天候台風により、午後のお仕事がお休みになった手(チョキ)私。
ようやく記事を書いています。

先週の土曜日も凄い突風台風でしたね。
真っすぐ歩けない足どころか満足に息もつけないダッシュ(走り出すさま)ぐらいでしたが、
そんな中、結婚式黒ハートを挙げていた花嫁さんのウエディングドレスが
マリリン・モンローのごとく、ぶわ〜っ遊園地とまくれ上がりダッシュ(走り出すさま)
ベールは獅子舞のごとくぶっ飛んでいたダッシュ(走り出すさま)のを目撃し、
ぶぶぶ・・・わーい(嬉しい顔)と思っていたのですが、
この暴風雨、笑い事じゃなさそうですねぇ。。猫

さて。

美女毬をめぐるダメな男たち、その

ラストを飾るのは、
若きヴィーナス(美女毬の意)への、老いらくの強烈な恋黒ハートに身をやつし、
年がいもなく嫉妬失恋に狂うどんっ(衝撃)あまり、一国の重鎮ともあろう身で、
軽々しくも国王への反逆爆弾まで企ててしまう・・・
ちょっと大人げが無さ過ぎるパンチシルヴァ老大公殿下です。

冴えないバッド(下向き矢印)しがない爆弾力も無いパンチ、頼りがいの無さ過ぎるどんっ(衝撃)エルナーニとか
横恋慕に権力を使うサイテー男バッド(下向き矢印)ドンカルロとか、に比べて、
3人のだめんずの中じゃこのオッサンが一番マシなのでは・・・?

と思わせて、最後の最後でやっぱりしょーもないっexclamationパンチ
というところをさらけ出しちゃう、爺さん。

歌っていたのはイタリアの至宝ひらめき
間違いなく現代最高のバス歌手手(グー)の一人である
ぴかぴか(新しい)フェルッチョ・フルラネットぴかぴか(新しい)です。
http://www.bassnotes.net/

最初に登場した時から、その圧倒的手(グー)な存在感ひらめき
METの大劇場を支配手(チョキ)しているのが分かります。

ドンカルロ役のホヴォロストフスキーも存在感が実に派手ぴかぴか(新しい)なので、
多分、普通のバス歌手だったら負けてしまうと思うのですが、
存在の大きさも、声量も、全く互角、か、それ以上グッド(上向き矢印)
(エルナーニの存在に至っては・・・忘れられている・・・わーい(嬉しい顔)たらーっ(汗)

深くグッド(上向き矢印)渋くグッド(上向き矢印)豊かにグッド(上向き矢印)広がる美声ぴかぴか(新しい)は、
磨き抜かれたマホガニーのような輝きひらめきを放ち、
長年の経験と深い解釈に裏打ちされた、格調高い歌唱るんるんのゆえに、
老シルヴァの痴情バッド(下向き矢印)が芸術グッド(上向き矢印)にさえ見えてくる・・・

ホヴォロストフスキーがくぐもった声なだけに
フルラネットの、透明でストレートな声は、
ダイレクト新幹線に心に届く黒ハート感じがしました。手(チョキ)

嗚呼、やっぱりで聴きたいっっっっexclamation×2exclamation×2爆弾ちっ(怒った顔)爆弾

もちろんスクリーンを通してだって、
それなりに感動して、それなりに入り込んで、
それなりに楽しいのです。

でも。

泣けない。

生だけで伝わる空気の振動ー(長音記号1)が、そこには、無いんですよね。
もちろん、客席で鑑賞していたら観る目事の出来ない、
正面からの指揮者像とか、バックステージ風景とか、
が観られるのは、大いなる「特典プレゼント」に違いないんですが。

視線目の向けたい場所を、カメラワーク映画で強制パンチされるのも
ちょっとなあ・・・。ふらふら
特に合唱団が歌っているとき、カメラが
チラチラグルグル・・・色んな人を次々に映し過ぎて、
目が回りそうモバQになってしまいました。猫

もちろん、遠く飛行機ニューヨークの公演が、
片道160電車でたどり着く映画館映画で観られる、というのは
どこでもドア並みの、画期的な事件手(チョキ)なんですが。猫

それにしても、この美女毬をめぐる男たち、人。

どいつもこいつも、自分の感情黒ハートばかりを主張して、
美女毬にとって何が幸せか、を真剣に思いやっている奴が
いませんよね?

エルヴィーラって、実は、だめんず・うぉ〜か〜なのか・・・?

婚活女子垂涎・・・と思ったけど、やっぱり、あんまり
うらやましくないかも。猫


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posted by Duo A&K at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | ヴェルディ・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは from イタリアからです。生フルラネット氏、良いですよ。ぜひ実現させてください。
スカラ座では「影のない女」を見ましたが、ボータの声が素晴らしかったです。時差ぼけで10分ほど寝ちゃいました(汗)が、さすがにオーケストラのレベルも違う!バーで飲み物を買う時に、METのようにチップを強制されないのもスマートです(秘)。
でもまたミラノに行って「トスカ」でもないだろうと思い、他を当たりましたが、フェニーチェ劇場は二人並びの席がなく、ヴェローナで「泥棒かささぎ」を見ることにしました。ヴェローナはアリーナのイメージしかないので、劇場そのものを見るのも楽しみです。明日はアルベルト・ガザーレ詣でに行って参ります。チャリティーコンサートのようです。
Posted by こゆみ at 2012年04月06日 18:31
こゆみさん、コメントありがとうございます!
お久しぶりですね。

イタリアにいらしてるんですね〜、いいな〜〜〜!!!!
フルラネットの生、そりゃあいいでしょうともっ!
各地のオペラハウス巡りをなさってるみたいで、実にうらやましいです。。
ミラノのトスカでもいいじゃないですか。日本で高すぎるチケットに閉口しているよりは、断然。笑
ガザーレ、いかがでしたか?
Posted by 恋するオペラ at 2012年04月11日 23:48
こんにちは。
イタリアって、レベルに差はありますが、お城がある街では何かしら音楽学校があって、音の良い劇場が各地にあります。でも出演者のネーム・バリューから見ると、スカラ座よりモンテ・カルロが豪華な気がします。穴場は中東らしいですよ。

ガザーレが歌ったのはレパートリーの5曲くらいで、他は若い歌手さんたちが沢山出てました。意外にもエスカミーリョは歌わなかったです。連れのイタリア人が彼のスーツ姿を見て「エレガントだ」と評していました。私はと言えば、今までで最短距離でガラを見たので、歌より顔を見るのに集中してしまって(汗)。
そのコンサートは確かにチャリティーでしたが、寄付の成果を発表するだけの場だったらしく(司会がイタリア語だけなのでほとんど想像)、タダで見られちゃったのです。一応これでボローニャのキャンセルは許そうと(笑)。
Posted by こゆみ at 2012年04月14日 21:58
ただで、しかも最短距離で、ガザーレを拝めるなんて、良いですねえ。。。
一度生で聴いてみたいです。
私はガザーレは全然詳しくないですけど、来日は多いのでしょうか?先日ボローニャをキャンセルした人ですよね?
Posted by 恋するオペラ at 2012年04月16日 22:25
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