



イヤ〜

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
お久しぶりでございます。

恋するオペラ、なんと3ヶ月(以上)ぶり


先日、NHKのクラシック音楽館という番組

2012年11月に来日公演

バイエルン放送交響楽団の演奏会が
放映されておりました。
ベートーヴェン交響曲第3,4,5番です。
マリス・ヤンソンスって、こんな
骸骨みたいな顔してたんだっけ?
などとショウモナイ事

どんどん引き込まれて
結局2時間ぶっ続けで観て

演奏もさりながら、何より、曲が



ベートーヴェンがこの3つの交響曲を書いたのは
第3番1804年、第4番が1807年、第5番が1807〜08年。
全て、ハイリゲンシュタットの遺書※の直後に書かれているんですよね。
※ハイリゲンシュタットの遺著
1802年、ベートーヴェンが日ごとに悪化する難聴への
絶望感から書いた遺書。
死


音楽


苦悩


圧倒的な推進力


怒涛のように溢れだす喜び


一体どれだけ強靭な精神力

どれだけ強烈な音楽への使命感

そう思うと、聴きながら涙が出そう

が。

よく考えてみたら1804年というのは、
未亡人になったばかりのヨゼフィーネ・フォン・ダイム伯爵夫人と
恋愛状態

この恋愛感情の影響(?)を受けたと言われているのは交響曲第4番
のようですが(スケッチし始めていた第5番の作曲は中断している)、
でも、絶対、恋のルンルン気分

ますよねえ?


気が多い

恋多き男

夢見る夢夫くん

その分かりやすさ、人間臭さ、
なんか、好きだわ〜


それにしても、ルンルン気分


そんなものを体現して下さったバイエルン放送交響楽団のみなさん。
実に楽しい



リズム感というのかもしれませんけど、
1拍目の拍子感、がすごく感じられる演奏でした。

実を申しますと、先日某神○川フィルの椿姫を観に行ったのですが、
あれは多分に指揮者のせいだった

拍子感が全然無かった

技術的には見事なんですけど、1拍目の支えが無いので
律動感



ちょっと衝撃

ですので、このバイエルン〜の、がっしりした拍子感は
柱がしっかりした建物にいるような安心感がとても心地よかったです。
(続く)

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