ホフマンの舟歌【YouTube 100本ノックNo.57】
本日はオッフェンバックのオペラ「ホフマン物語」から
【ホフマンの舟歌】です。
スイス留学中、上演の1時間半前から行列に並んで、
売り出される学生券を買うと、映画値段でオペラが観られるため、
ワタクシ、オペラを見まくっておりました。
恋するオペラ、というブログタイトルの所以でございます。
その観たオペラコレクション(?)の中に『ホフマン物語』もありました。
以前【パロディのパロディはみなパロディ】でご紹介しました、
「天国と地獄」のドタバタコメディ・オペレッタで有名な
ジャック・オッフェンバックの遺作になったオペラです。
このオペラ『ホフマン物語』の第3幕で歌われるのが
こちらの【ホフマンの舟歌】で、
主人公ホフマンの恋人であるヴェネチアの遊女ジュリエッタと、
詩のミューズであるニクラウスが歌います。
ジュリエッタはソプラノの女性、ニクラウスはいわゆるズボン役、の
メゾソプラノの女性が歌うんですね。
女性二重唱だと、ちょっと宝塚っぽい雰囲気になります。
私が観たときニクラウスがグレーのパンツとベレー帽をかぶっていた、
というのを覚えております(ジュリエッタの衣装の記憶は無い。笑)
このホフマン物語。
実のところ、あらすじを読んでも、解説を読んでも、実際観ても、
主人公ホフマンの恋が上手くいかなかったこと、と、
音楽がえも言えぬ美しさであること、以外、
話がよく分かりません。笑
原作はE.T.A.ホフマンの小説から3つの物語を使って脚色した、
ということになっているのですが。
このE.T.A.ホフマンという方、よく曲目解説でも登場するのですが
残念ながら日本ではあまり知られていませんよね。
私は1冊たりともも本を読んだことがありません(堂々!)
この、オペラ『ホフマン物語』の、話よく分からないよ・・・、
という状況からしても、有名にならなかったのもさもありなん・・・
な〜んて思ったら、海外の作家たちに
多大な影響を及ぼしたことで知られているようなんですよ。
E.T.A.ホフマンの影響を受けたと言われる作家たちを列挙すると、
バルザック、ユーゴー、ジョルジュ・サンド、デュマ、
ボードレール、モーパッサン、スコット、プーシキン、
ドストエフスキー、エドガー・アラン・ポー・・・・
知ってる知ってる、全部知ってる人だよ。
全員少なくとも1冊は本読んでるよ、という方々ばっかり。
またE.T.A.ホフマンが原作のバレエはオペラ作品も
くるみ割り人形、コッペリア、
ニュルンベルクのマイスタージンガー、タンホイザー・・・
これまた有名なのばっかりなんですよね。
不思議だ・・・
というわけでワタクシタチは、解説の必要な文学じゃなく、
問答無用で美しい音楽に共感することに致します。
ホフマンの舟歌、です。
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「ホフマンの舟歌」はAnna Netrebko & Elina Garancaのものが一番好きです。と思っていたら、Garancaさんの「カルメン」があること、こちらのブログにて知りました。
DVD借りっぱなしですみません。。。なかなかお返しできないので繰り返し観ています。Zurich歌劇場の舞台と衣装に驚きつつ・・・記事を読んだら面白さ倍増でした。
ピアノの「ホフマンの舟歌」、オーケストラをバックに二重唱しているように聴こえて、とても素敵な演奏でした!
YouTube100本ノックを開始して、初めてコメントいただいたので嬉しいです!
自称オペラ推進委員長(?!)としては、是非是非色んなオペラを観て頂きたいです♪
YouTubeの方も引き続き是非ご覧くださいませ♪
>YSさん
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>初めてのコメント、お邪魔いたします。
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>「ホフマンの舟歌」はAnna Netrebko & Elina Garancaのものが一番好きです。と思っていたら、Garancaさんの「カルメン」があること、こちらのブログにて知りました。
>DVD借りっぱなしですみません。。。なかなかお返しできないので繰り返し観ています。Zurich歌劇場の舞台と衣装に驚きつつ・・・記事を読んだら面白さ倍増でした。
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>ピアノの「ホフマンの舟歌」、オーケストラをバックに二重唱しているように聴こえて、とても素敵な演奏でした!
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