2020年05月22日

くるみとアーモンドとお風呂

パゴダの女王レドロネット
【Youtube 100本ノックNo.69
パゴダ サムネイル写真100-69.jpg
モーリス・ラヴェル作曲の連弾曲、
『マ・メール・ロワ』。

これは英語圏で伝承されている童謡
『マザー・グース』のフランス語読みだそうで、
子供好きだったラヴェルが、
(Wikipediaによると《しかし独身であった》
との注意書きが・・・大きなお世話。笑)、
友人の子供のために、マザー・グースに
出てくるお話に基づいて書いた連弾曲集です。

1曲目が眠れる森の美女
2曲目が親指小僧(日本語だと一寸法師と訳すものも)
3曲目がこちらの【パゴダの女王レドロネット】
4曲目が美女と野獣
5曲目が再び、眠れる森の美女

にそれぞれ基づいているんですが、

この【パゴダの女王レドロネット】って何??

と思いません?

マリー・カトリーヌ・ド・ドーノワ伯爵夫人という方の
『緑の蛇』というお話が由来らしいのですが、
残念ながら日本語では出版されていないのだとか。
道理で知らないわけだ。。。

ネットで拾いまくったお話を総合するに・・・

昔ある国で、王女が生まれ、そのお祝いに
王様が妖精たちを集めますが、
その中の悪い妖精マゴティーヌによって、
王女レドロネットは世界一醜い姿に
変えられてしまいます。

童話あるある。

あるときレドロネットは森で緑の蛇に出会います。
この蛇も、実はマゴティーヌの魔法で
蛇になっていたハンサムな王様でした。

またまた、童話あるある。

で、その後。
なぜか命からがらの羽目にあったところを
気づいたら助けてもらっていたようです。
多分、蛇に。
だと思うのですが、ここら辺が
いまいちよく分かりませんでした。
ごめんなさい。

で、その助けられた場所が美しい宮殿でした。

童話あるある、再び。

その宮殿の塔(パゴダ)にはたくさんの
中国製の首振り陶器人形が住んでいて、
命からがらの羽目から逃れたレドロネットが
水晶に金で装飾されたお風呂に入ると、
お人形たちが彼女のために
クルミの殻で作ったリュートや
アーモンドの殻で出来たヴィオラなどで
演奏し踊り始めました。

・・・という、このお人形たちの演奏あたりの描写が、
本日演奏いたします【パゴダの女王レドロネット】
の曲になっているのだそうです。

ちなみにその後、レドロネットは
姿の見えない王宮の王様と結婚します。

これまた、あるある。

王様は、決して自分の姿を見てはいけない、と
約束していたのにレドロネットは
その姿を見てしまいます。
その姿はかつて自分を助けてくれた緑の蛇でした。

鶴の恩返し逆バージョン、ね。

レドロネットが禁を破ってしまったため、
王国は破壊され、
レドロネットは悪い妖精マゴティーヌの
召使にさせられ、
王様だった緑の蛇は冥界に送られてしまいます。

その後も課せられた数々の試練を乗り越え、
レドロネットは再び美しい姿を取り戻し、
王様も冥界から救い出され、
二人は結婚してめでたしめでたし・・・

最初から最後まで、どこを切り取っても
童話の王道中の王道、のような、
なかなか楽しそうなお話。

童話って結構面白いじゃないですか。
大人が読んでも、ほ〜、と感心できそうな。。

この『緑の蛇』も、マザー・グースとか
グリム童話とかペロー童話とか
どこかに入っていても良さそうなのに
日本語が絶版になってるの、ちょっと残念ですね。

そんなこんなで【パゴダの女王レドロネット】です。






posted by Duo A&K at 19:00| Comment(0) | Youtube100本ノック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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