2020年06月03日

もたらしたものは大きかった・・・らしい

バレエ〜小組曲より
【Youtube100本ノックNo.81

ドビュッシー4 サムネイル写真100-81.jpg

バレエの起源は、中世ルネッサンス時代の
イタリアなんだそうです。
西暦で言うと、1400年代ぐらいでしょうか。

当時の宮廷で余興として詩の朗読、演劇などが
演じられていましたが、その一部として
バロという名のダンスが誕生したのだとか。

私はバレエ=ルイ14世のイメージが強くて、
てっきりフランス起源だと思っていました。

イタリアからフランスへ、
バレエ(の原型)がもたらされたのは1533年、
フィレンツェからアンリ2世のもと
カトリーヌ・ド・メディシスが嫁いだ時なのだそうです。

カトリーヌ・ド・メディシスという人は、フランスに
色んなものをもたらした、と言われていますね。

フィレンツェ料理を持ち込んでそれが
現在のフランス料理の原型になった、とか
他にもフォーク、食器、食事作法、ソース、
アイスクリーム、フロランタン、シュークリーム、香水・・・

事実ならものすごい功績なんですが、最近の研究では、
彼女がもたらしたという根拠はない、
とも言われているようで、
さて本当のとこはどうなんでしょうか(笑)

カトリーヌ・ド・メディシスというと、
歴史で習ったので、当然その名を知っていましたが、
改めて大いに関心を持ったのは、
フランスのガイドブックに載っていた、
シュノンソー城というお城の解説を読んだ時でした。

このお城をめぐって、アンリ2世妃カトリーヌと
アンリ2世最愛の愛人ディアンヌ・ド・ポワチエが
激しい争いを繰り広げた・・・云々、
という記述があり、どんな争いなのかを知りたくて、
ある夜、Wikipediaを一生懸命調べ始め、
すっかり面白くなってあっちこっちと
ネットサーフィンを繰り返していたら、
気づいたら夜が明けていた、という懐かしい記憶が(笑)

さて、フランス宮廷にもたらされたバレエは
ルイ14世時代にダンスとして体系化され、
宮廷から劇場へ、
衣装もチュチュやトゥシューズの発展、
など、様々な経緯を経て、
ドビュッシーの時代、すなわち1900年前後には
現在のバレエに近いものになっていたようです。

そんなわけで、ドビュッシー作曲の小組曲、
ラストを飾る第4曲「バレエ」です。

動画はこちら▶▶▶


posted by Duo A&K at 19:00| Comment(0) | Youtube100本ノック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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