アメージンググレース
【Youtube100本ノックNo.84】
日本では結婚式でお馴染みとなっているこの曲。
イギリスの牧師ジョン・ニュートンが作詞しました。
実はこのニュートン氏、若かりし頃、
黒人奴隷貿易を携わっており、当時の白人の常識通り、
平然と、なんとも思わず、黒人奴隷を劣悪な環境に置き、
家畜以下、モノのような扱いをしていました。
ところが22歳の時、輸送船の浸水転覆寸前の事故に遭遇、
死に物狂いで神に祈って助かった、という経緯から
キリスト教の精神に目覚め、
同時に奴隷に対する同情を覚えるようになり、
その後船の仕事から降り、牧師として再出発することになります。
過去の過ち(奴隷貿易)への悔恨と、
そんな自分の罪をも許し、救ってくださった
神の恩恵への感謝を込めて作ったのが
このアメージンググレース、なのだとか。
なのでアメリカでは追悼式やお葬式で
歌われるイメージのようですね。
どちらにせよ、
力強く上を向きたくなるようなメロディーが
心を打つ名曲だと思います。
Amazing grace!(how sweet the sound)
That saved a wretch like me!
I once was lost but now I am found
Was blind, but now I see.
驚くべき恵み(なんと甘美な響きよ)
私のように悲惨な者を救って下さった。
かつては迷ったが、今は見つけられ、
かつては盲目であったが、今は見える。
(Wikipediaより)