ジ・エンターテイナー
【Youtube100本ノックNo.95】
スコット・ジョプリン作曲のジ・エンターテイナーは
ピアノのためのラグタイム・・・・
って言われましても、ラグタイムって、
あまり耳馴染みがないのではないでしょうか。
ラグタイムとは、アフロ・アメリカンの
黒人ミュージシャンの音楽に強い影響を受けた
音楽ジャンルのことで、
19世紀末から20世紀初頭にかけて、
主にアメリカで流行していました。
黒人音楽で多用されるシンコペーション(※)
(※強拍と弱拍を入れ替えることで
リズムを強調する効果が出る手法)
のリズムを多用していて、
ジャズ音楽のルーツの一つとも言われているそうです。
確かに、ノリも良く、自由な雰囲気の曲が多く、
ジャズっぽいとも言えるのですが
ジャズとは違って即興性は無く、
きちんと作曲されたものを楽譜通りに弾きます。
そういう意味でクラシックピアニストの私達にも
馴染みやすい気は致します。
(↑即興出来ない人たち。笑)
エンターテイナーの作曲家、スコット・ジョプリンは
このラグタイム分野の草分け的存在で、
ラグタイムの王とも呼ばれているのだとか。
本日のジ・エンターテイナーは、1973年、
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが
共演した映画「スティング」の
テーマ曲として使われたことで
一躍有名になりました。
日本でもサッカーや野球の応援歌として
演奏されたりしていて、
すっかりお馴染みのようですね。