6月23日発売のDuo A&K、新アルバム、
「Kaleidoscope〜カレイドスコープ」
ホール録音を終え、ジャケット写真も撮り、
さぁ、私たちの出番はほとんど終わったよね、
と思うじゃないですか。
ところがどっこい。
ここからが大いに時間がかかったのです。
録音技師さんから音声が上がってきたんですが、
いくつかテイクを撮った曲のどれを使うか、とか
どの曲の何小節目に雑音が入ってます、とか
等の細かい指示を当然私たちが出しますよね。
多分普通の状態なら、スタジオに私たちが出向いて
になるんでしょうけど、なんせこのご時世です。
メールでのやり取りになります。
まず、技師さんから、なんちゃらファイル
(未だにファイル名が覚えられない)で
圧縮された音声データが送られてきて、
それを解凍してこちらで聞きます。
で、こちらから何か指示があるときに、
楽譜をスキャンして、
どの曲の何ページ目の何小節目の何拍目が
〇〇なので△△してください、
とまたメールするわけです。
この楽譜のやり取りが結構面倒くさい。
そもそもプリモ(連弾の上半分を弾く人)と
セコンド(連弾の下半分を弾く人)の
2種類の楽譜をスキャンするんですが、
シューベルトだけでも2人合わせて
28ページ、
ラフマニノフに至っては60ページ
あるんですから、結構な量です。
そんでもっての楽譜に
赤とか青とか緑とか、いろんな色で
指示事項を書き込むんですが、
スキャンすると色味が分かりにくくなってしまい、
結局全部文章にもするんですが
これがなかなか難しい。
毎回メールの文章の最後は
「言ってる意味分かりますか?」
になっていました。笑
でもって今度は響きの種類と長さ選びです。
多分同じスタジオに全員が居合わせたら
「これは?」「う〜ん。。。」
「じゃ、こっちは?」「ちょっと多すぎかな」
「じゃ、こんな感じ?」「あ、ちょうどいいかも!」
な〜んて、10分ほどで済むんじゃなかろうか、
というやり取りを、いちいちメールで
圧縮して転送して解凍して返事して・・・
をやるもんですから、
いちいちにやたらと時間がかかるんですよ。
で、出来上がってきたものの、
今度はさらにトータルのバランスを聴き比べたり、
曲間(1曲1曲の間)の秒数を
1秒にするか1・5秒にするかを迷ったり、
を全てメールでやり取りをして、
音声データに関してだけで
完成までのメールのやり取りの
期間にして2か月、回数が85回。。
わはははは〜。
こんな感じで完成した、はず、
なんですが。。
さて、出来上がりや、いかに・・・?
新CD『カレイドスコープ』は、
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