2020年05月13日
ダメンズってこういうことさ
2020年05月12日
音楽が鳴り終わるまでに帰れるわけがありません!
本日は【夕焼け小焼け】のジャズアレンジバージョンです。
最近どこかの居酒屋さんで、
閉店時間になったから、
と帰宅を促しても一向に帰る気配の無いお客様に
閉口したお店側が店内に蛍の光をかけたところ、
お客様が黙ってさっさと帰り支度を始めた、
という話をネットニュースで見ました。
なんか、すごい、どっちの(お店側もお客さん側も)
気持ちも分かる(笑)
と笑いつつ、改めて音楽の効果って結構すごいんだな、
と実感しました。
音楽への条件反射って、確かにありますね。
件の蛍の光も、確かに閉店間際のお店でかかり始めると
なんとなくそわそわして焦りますし。
その昔、私の通っていた小学校では、
お昼休みから午後の授業前の掃除の時間にかけて、
いつもクラシック音楽が流れていました。
ちょうど給食の時間には、いつも、オペラ「リゴレット」の
女心の歌がかかっていたので、今でもこの曲を聴くと
お腹がすいちゃうんですよね。
子供への刷り込みって怖い。笑
そして下校の時もやはり帰りの音楽がクラシックでした。
私が小学校低学年だったは、シューマンの「トロイメライ」だったのですが、
下校時の放送で上級生のお姉さんが
「児童の皆さん、下校の時刻になりました〜うんちゃらかんちゃら〜
『トロイメライ』の音楽が鳴り終わるまでに帰りましょう」
とアナウンスをしていたんですよね。
うちの小学校は学区が広くて、我が家はその外れにあったため、
大変に遠く、2km近く離れていました。
子供の足だと30〜40分、遊びながら帰ると1時間はゆうにかかるんですね。
純真な小学1年生だったワタクシ。
「『トロイメライ』の音楽が鳴り終わるまでに帰りましょう」
=学校から出ていきなさいよ、
という意味だなんて全然分かっていませんでしたし、
『トロイメライ』の演奏時間だって当然知りません。
そんなわけでワタクシ、『トロイメライ』の曲が
かかっている間に家に帰りつかなければならないのだ、
と信じてしまったんですよね。
もしトロイメライ中に家まで辿り着けなかったら、
きっと翌日先生に怒られるに違いない、とおびえ、
血相を変えて飛んで帰っていたことがありました。
そんなわけ、絶対ないじゃん!
と気づいた頃には残念ながら(?)下校の音楽が
サンサーンスの白鳥に変わってしまったのを
非常に良く覚えております。
さて本日は、全国各地の自治体で「夕方の帰りの音楽」として
親しまれている「夕焼け小焼け」をお聴き頂きます。
みんな夕焼け小焼け中に帰っちゃわないで、
最後まで聴いて下さいね(笑)
2020年05月11日
ちょんまげ、万歳
水戸黄門でしょ、銭形平次でしょ、暴れん坊将軍でしょ、
遠山の金さんでしょ、大岡越前でしょ、鬼平犯科帳でしょ、
必殺シリーズでしょ、眠狂四郎でしょ、桃太郎侍でしょ、
剣客商売でしょ、子連れ狼でしょ、旗本退屈男でしょ、
御家人斬九郎でしょ、御宿かわせみでしょ・・・・(もういい)
大河ドラマも欠かせないし、
年末年始は忠臣蔵と清水次郎長物語も観なくっちゃいけないし、
三匹が斬るなんて京都の太秦映画村で撮影現場目撃しちゃったし、
小朝さんと一緒に写真撮らせてもらっちゃったもんね♪
時代劇大好きなおばあちゃんが、これまた大好きだったワタクシ。
明治生まれの祖母の隣にチョコンと座って子供の時から観るわ観るわ。
当時テレビでやってた丁髷が出てくる時代劇は、
ほとんど全部観てたんじゃないかと自負しております(笑)
ちゃんとした時代劇、最近のテレビ番組からめっきり減ってますよね。
視聴率稼ぎのためのアイドルもどきの心もとない足さばきや殺陣、
活舌のはっきりしない頼りない台詞回しじゃなくて、
ちゃんとした俳優さんの時代劇をもっと観たいんだけどなぁ・・・
と嘆いているのは高齢者だけじゃないと思うんですけど。。
さ。そんなわけでこちら。
水戸黄門のテーマソング「ああ、人生に涙あり」の1番は
ワタクシ当然のように歌えるんですよね。
覚えようと思ってもいないのに覚えてた(笑)
さぁ、みなさんも御一緒に♪
♪人生楽ありゃ苦もあるさ
涙の後には虹も出る
歩いてゆくんだしっかりと
自分の道を踏みしめて♪
2020年05月10日
説明不要の美
ホフマンの舟歌【YouTube 100本ノックNo.57】
本日はオッフェンバックのオペラ「ホフマン物語」から
【ホフマンの舟歌】です。
スイス留学中、上演の1時間半前から行列に並んで、
売り出される学生券を買うと、映画値段でオペラが観られるため、
ワタクシ、オペラを見まくっておりました。
恋するオペラ、というブログタイトルの所以でございます。
その観たオペラコレクション(?)の中に『ホフマン物語』もありました。
以前【パロディのパロディはみなパロディ】でご紹介しました、
「天国と地獄」のドタバタコメディ・オペレッタで有名な
ジャック・オッフェンバックの遺作になったオペラです。
このオペラ『ホフマン物語』の第3幕で歌われるのが
こちらの【ホフマンの舟歌】で、
主人公ホフマンの恋人であるヴェネチアの遊女ジュリエッタと、
詩のミューズであるニクラウスが歌います。
ジュリエッタはソプラノの女性、ニクラウスはいわゆるズボン役、の
メゾソプラノの女性が歌うんですね。
女性二重唱だと、ちょっと宝塚っぽい雰囲気になります。
私が観たときニクラウスがグレーのパンツとベレー帽をかぶっていた、
というのを覚えております(ジュリエッタの衣装の記憶は無い。笑)
このホフマン物語。
実のところ、あらすじを読んでも、解説を読んでも、実際観ても、
主人公ホフマンの恋が上手くいかなかったこと、と、
音楽がえも言えぬ美しさであること、以外、
話がよく分かりません。笑
原作はE.T.A.ホフマンの小説から3つの物語を使って脚色した、
ということになっているのですが。
このE.T.A.ホフマンという方、よく曲目解説でも登場するのですが
残念ながら日本ではあまり知られていませんよね。
私は1冊たりともも本を読んだことがありません(堂々!)
この、オペラ『ホフマン物語』の、話よく分からないよ・・・、
という状況からしても、有名にならなかったのもさもありなん・・・
な〜んて思ったら、海外の作家たちに
多大な影響を及ぼしたことで知られているようなんですよ。
E.T.A.ホフマンの影響を受けたと言われる作家たちを列挙すると、
バルザック、ユーゴー、ジョルジュ・サンド、デュマ、
ボードレール、モーパッサン、スコット、プーシキン、
ドストエフスキー、エドガー・アラン・ポー・・・・
知ってる知ってる、全部知ってる人だよ。
全員少なくとも1冊は本読んでるよ、という方々ばっかり。
またE.T.A.ホフマンが原作のバレエはオペラ作品も
くるみ割り人形、コッペリア、
ニュルンベルクのマイスタージンガー、タンホイザー・・・
これまた有名なのばっかりなんですよね。
不思議だ・・・
というわけでワタクシタチは、解説の必要な文学じゃなく、
問答無用で美しい音楽に共感することに致します。
ホフマンの舟歌、です。

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2020年05月09日
ひねくれたBGM


この方、BGMの生みの親、なんだそうです。
音楽って基本的に人に聴いていただいて
ナンボのものですよね。
ところがサティは、家具のように、
そこにあっても日常生活を妨げない音楽を目指して
「家具の音楽」なんてものを書いちゃったりしたんです。
この「家具の音楽」という曲は、ギャラリーコンサートで
実験的に演奏したんですが、コンサートのプログラムに
「休憩時に演奏される音楽を、どうぞまじめに
聴いてくれませんように……くれぐれも!」
といった内容の注意書きが添えてありました。
もっとも、いざ休憩になって、
劇場の様々な場所にスタンバった奏者が演奏を始めると、
サティが
「おしゃべりを続けて!」
とわざわざ呼びかけたものの、
お客様はかえって興味深く静かに聴き入ってしまい、
サティが狙った「意識的に聴かれない音楽」としては
残念ながら失敗に終わってしまいました。
(あたりまえなんじゃ・・・)
が、この思想が後にバックグラウンドミュージック(BGM)
を生むことになったと言われているのだとか。
そういう変なことを発想するからでしょうか。
サティは「音楽界の異端児」とか「音楽界の変わり者」とか
称されていたそうです。
うん、なんか分かる気がする。笑
さて、本日の「風変わりな美女」は、全っ然BGMチックではなく、
むしろ酒場の盛り上がった雰囲気を描写したかのような、
聴いていてついノリノリになってしまう
楽しく賑やかしい曲となっております。
ちなみに動画の背景を私たちの、
この曲に対するイメージ、で作ったところ、
こんなになっちゃいました。笑
こんな音楽がかかってそうな酒場で、BGMについて考える、
というサティのひねくれた思考を想像しながら、
「風変わりな美女」より第1曲『大リトルネルロ』、
お聴きくださいませ♪
フランス人っぽい(?)このひねくれ具合、好きだなぁ・・・

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2020年05月08日
髪結いの友
実はワタクシ、この「千と千尋の神隠し」、
観たことがあるにはあるんですが、
ちょっと変な状況で見ていたので良く覚えておりません。笑
この映画が公開された当時、私たちはスイスに留学中でした。
スイス人の美容室、というものになんとなく不安を覚えていた
(カットの細かい要望をドイツ語でいう自信も、
それを相手が正しく理解できる保証も全然ない)
私に友人が、スイス人と結婚したスイス在住の
元美容師の日本人の方を紹介してくれたんですよね。
その方は結婚して移住してからは美容師としては
仕事をしていらっしゃらなかったんですが、
相談したら髪を切ってくれる、というので、
お宅にお邪魔したんです。
その元美容師さんには2人の幼い男の子がいて、
丁度私が伺った時間には家にいたんですよね。
でもなんせ男の子だからおとなしくなんてなかなか出来ない。
しかもお母さんはハサミを扱っていて危ない。
というので、息子たちにお母さんはDVDを見せ始めました。
それが、この千と千尋の神隠しだったんです。
お陰様で私も横目でこの映画を観ることが出来ました。
が、そんなわけで全然集中して観てなかったので、
記憶がかなり曖昧で・・・笑
そういえばあの少年たち、
今はもう大きな青年になっているんだろうなあ。
どうしているやら。
そんなわけで、懐かしの、「いのちの名前」、です。

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2020年05月07日
歌詞とフレーズと肺活量
この出だしの
「負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じぬくこと」
ちゃんと息を吸ってから歌い始めないと
途中で息継ぎできなくて酸欠気味になるんですよね。
以前、歌番組でTUBEの前田亘輝さんが
「きっと どこかで」というご自身の歌のサビ部分
「いつか 解かり合える 許し合える
そんな日が来る〜ま〜で〜 言え〜ない〜
(ここでようやく息継ぎ)サヨナ〜ラは〜〜」
で「酸欠になります(笑)」と言ってらしたのを聞いきまして、
私も歌ってみたらば、鼻歌にも関わらず、
本当に息が足りなくなってちょっと必死になったことがありました。
久しぶりにこの曲を弾いたとき、
ああ、これも同じで息が足りなくなるんだよな〜
と思い出したものです(笑)
歌手の方が伝えたい歌詞と、フレーズ感と、肺活量って、
一致させるのは結構難しいのかもしれません。
というか、これが歌いきれるから歌手になられたんでしょうかね。
私達は肺活量もないし、音痴でもありますので、
歌ではなく、ピアノで演奏いたします。
ピアノならいつでも息できるし。
自分を良く知ること。それが、大事、ですよね。

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2020年05月06日
むかしむかしの魂のお話
本日はチャイコフスキー作曲のバレエ音楽
「白鳥の湖」のテーマです。
むか〜しむかし、妹のワタクシがまだ母のお腹に居りました頃、
母は実家に帰っておりました。
つわりの症状が酷かった母は3歳児だった姉の相手が出来ず、
放っておかれた姉はおとなしく、1人遊びをしておりました。
母の実家、すなわち私達の祖母の家では
住人は主に1階で起居していたのですが、
2階に秘密基地のような小さい部屋があり、
叔母の趣味グッズが置いてありました。
その中に、大きなレコードプレーヤーと、叔母が趣味で集めた
クラシック音楽のレコードが大量に置いてありました。
しかもそのレコードプレーヤーは一度に3枚のレコードをセットでき、
その3枚が代わる代わる掛けられる、
という最新式の物でございました。
1人遊び中の姉は叔母にプレーヤーの掛け方を教えてもらい、
レコードを聴き始めました。
そしてすっかり魅了されてしまったのです。
何か一つの事に熱中し始めるとそれしか見えなくなる傾向は
未だに強い姉ですが、3歳児にしてその傾向をモロに発揮し、
日がな一日、レコード部屋でレコードを聴き続けておりました。
まさに、3つ子の魂百まで、でありましょう。
というか。
齢3歳のガキンチョが、誰に強制されたわけでもなく、
一日中レコードを聴きまくる図を、
現在のワタクシの頭の中で想像すると、
かな〜りシュールなのですが、
皆さまはいかが思われましょう・・・?
さてさて。
その姉がその時、たくさんあるレコード中で
最も夢中になったのが、この白鳥の湖でありました。
それ以来、我が姉は、自分がロシア人の生まれ変わりではないか、
と本気で思っているかのように(?)
ロシア音楽に没頭することになるのでした。ちゃんちゃん♪
というわけで、我が姉の音楽の原点、白鳥の湖のテーマです。

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2020年05月05日
ヒットの王様
ライオンキングって、2016年現在、
映画史上最も観客動員数が多かったアニメ映画、
なんですってね。
「アナと雪の女王」よりも多いんだ・・・知りませんでした。
そして歌曲賞に主題歌賞にポップ歌手賞に、
と華々しい受賞歴を誇るこの曲のみならず、
サウンドトラックの売り上げも世界一なんだそうです。
へぇ〜・・・百獣の王ならぬ、ヒットの王様なのね。。
実はワタクシ、この映画を観たことがありませんで、
恥ずかしながら今回初めてこの曲を弾いて知った、
というテイタラク。。。
でもこれ、本当にしみじみと良い曲ですよね。
映画で主人公のシンバと幼馴染のナラが、まさに今、
恋に落ちる瞬間、を歌うのがこの「愛を感じて」だそうですね。
映画のエンディングでは作曲者の
エルトン・ジョンさんご本人も歌っていらっしゃるとか。
エルトン・ジョン、というと、私の中ではイギリス、
チャールズ皇太子の元奥さんのダイアナ元妃の追悼式典で
歌っていた印象が強いです。
ちなみにこの映画で、主人公シンバの父親ムファサの
声を担当していた、ジェームズ・アール・ジョーンズは、
映画スターウォーズのダース・ベイダーの声も担当していて、
ムファサがシンバに「お前は私の息子だ」と語りかける台詞が、
ベイダー卿がルーク・スカイウォーカーに向かって語りかけるのと
全く同じだったのだそう。
好きな映画と繋がりがあるというだけで、途端に嬉しくなる私。
単純です。

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2020年05月04日
きっと未来にはオノマトペ
スターウォーズの中の悪役は、作品の魅力の一つ
と言っても良いのではないでしょうか。
勧善懲悪時代劇の
「ふっふっふっ、〇〇屋、おぬしも悪よのぅ・・・」
と小判を数えている悪代官のような分かりやすい悪役だったら
ただの嫌な奴で済むのですが、このダース・ベイダーは、
カッコいいんですよね、困ったことに。
しかも、ちょい悪、どころじゃなく、
だいぶ悪いじゃないですか、やつは。
でもなんか、魅力的なんですよね。
主人公たちに負けず劣らずの人気を誇ったのも
とてもよく分かる気がします。
私も、ルーク以上ハンソロ以下ぐらいに好きでした(笑)
思うに、その人気の一端を担ったのが、
このダース・ベイダーのテーマにあるんじゃないでしょうか。
だってこれカッコいいもん。
ショパンの葬送行進曲にも少し似てますよね。
子供のころの私は鼻歌を歌う時、
ダース・ベイダーとショパンの両方を歌ってみないと、
どっちがどっちか分からなくなっちゃうときがありました。
ちなみに、彼の独特の、スーハ―スーハ―
(Wikipediaによるとシューコーシューコー。その方が近いかな?)
という呼吸音は、アメリカでは音の商標、
サウンドマークとして登録もされているのだそうです。
このスーハ―スーハ―は本来オノマトペ(※)と称する音に
分類して良いと思うのですが、
オノマトペの定義は
『自然界の音・声・物事の状態や動きなどを音で象徴的に表した語』
なんですよね。
自然界の音・・・か。
ダース・ベイダーのような未来に存在する、かもしれない、
しかもジェダイなんて架空の人物の呼吸音は、
さてオノマトペと呼んでもよいのでしょうか・・・?
(※)いわゆる擬声語、擬音語、擬態語、のようなもの。
日本語においてはオノマトペを表す言語が統一されていない。

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