スカッッッとしたくなるのが人情といふもの。。
ボレロとは全く関係ないですけど
Youtube検索中についでに発見し、
すっかりお気に入りと化した映像をば。
その昔、シルヴィ・ギエムと並び称された(?)
バレリーナ、ニーナ・アナニアシヴィリ。
グルジアのバレリーナで、ボリショイ・バレエ及び
アメリカン・バレエシアターのプリンシパル(トップの意)を
長年務めた、大スターです。
アナニアシヴィリ渾身(?)の高速回転集をご覧あれ。
早送りしているのではありません、念のため。
芸術を通り越した・・・
というより芸術性をほとんど無視しているとさえ思われる、
このキレ、このスピード。
豪奢な劇場の舞台の上、より、
街中に張ったテントの中の方が似合いそうな・・・
ほとんどサーカスの曲芸と化しております。
必要以上に煽るテンポアップやら、
やらせのような回転数増しといった、
曲芸的な「技術のひけらかし」、あるいは
ある意味での「サービス精神」のようなもの。
これって、よくロ○ア人ピアニストがやりますよね、
某ホ○ヴィッツや某スル○ノフとか・・・。
そして私は基本的にそういう
俺ってこんなに弾けるんだぜ〜
と言いたげな技術のひけらかし行為が好きではありません。
このアナニアシヴィリの踊りのようなことをピアノでやられたら、
間違いなく猛烈に反発してボロボロに悪口を言うと思います。
なんだけど、これがバレエになると変わってきちゃんですよね。
私の基準もいい加減なものです・・・
この切れ味のよさったら
何とも小気味がよくて、スカッと爽やか
元気になる気が、しませんか?
最後にシルヴィ・ギエムのドンキホーテ。
こちらはすっきりというより、涼やかな感じです。
高貴で匂い立つような、クールビューティー
といったところでしょうか?
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