2011年08月15日

トマト・ザ・アクロバット

こう暑〜い晴れが続くと、
スカッッッビール爆弾としたくなるのが人情といふもの。。猫

ボレロとは全く関係ないですけど
Youtube検索中についでに発見し、
すっかりお気に入り黒ハートと化した映像映画をば。

その昔、シルヴィ・ギエムと並び称された(?)
バレリーナ、ニーナ・アナニアシヴィリ
グルジアのバレリーナで、ボリショイ・バレエ及び
アメリカン・バレエシアターのプリンシパル(トップの意)を
長年務めた、ぴかぴか(新しい)大スターぴかぴか(新しい)です。

アナニアシヴィリ渾身手(グー)(?)の高速回転集をご覧目あれ。
早送りしているのではありません、念のため。わーい(嬉しい顔)







芸術を通り越した・・・モバQ
というより芸術性をほとんど無視パンチしているとさえ思われる、
このキレ右斜め上、このスピード右斜め上

豪奢な劇場ぴかぴか(新しい)の舞台の上、より、
街中に張ったテントの中猫の方が似合いそうな・・・

ほとんどサーカスの曲芸と化しております。わーい(嬉しい顔)
たらーっ(汗)

必要以上に煽るダッシュ(走り出すさま)テンポアップグッド(上向き矢印)やら、
やらせ爆弾のような回転数増し手(チョキ)といった、
曲芸的な「技術のひけらかし手(チョキ)」、あるいは
ある意味での「サービス精神黒ハート」のようなもの。
これって、よくロ○ア人ピアニストるんるんがやりますよね、
某ホ○ヴィッツや某スル○ノフとか・・・。

そして私は基本的にそういう

俺ってこんなに弾けるんだぜ〜手(チョキ)

と言いたげな技術のひけらかし行為パンチが好きではありません。失恋
このアナニアシヴィリの踊りのようなことをピアノるんるんでやられたら、
間違いなく猛烈に反発ちっ(怒った顔)してボロボロに悪口を言うパンチと思います。

なんだけど、これがバレエになると変わってきちゃんですよね。
私の基準もいい加減なものです・・・猫たらーっ(汗)

この切れ味のよさったら手(グー)
何とも小気味がよくて、スカッと爽やか手(チョキ)
元気になる気が、しませんか?わーい(嬉しい顔)

最後にシルヴィ・ギエムのドンキホーテ。
こちらはすっきりというより、涼やかな感じです。
高貴で匂い立つような、クールビューティー黒ハート
といったところでしょうか?猫





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2011年08月08日

円卓のトマト

先日のボレロ効果のほど未だ未知数ですがわーい(嬉しい顔)
ボレロと聞くと必ず頭に浮かぶのが、
今は亡き、ジョルジュ・ドンの、伝説とも言うべき、
かの麗しきぴかぴか(新しい)肉体美・・・黒ハート

というとなんだか響きがイヤラシイパンチですけど。たらーっ(汗)ダッシュ(走り出すさま)

愛と悲しみのボレロ」なる映画映画の中で(観たことないけどたらーっ(汗)
モーリス・ベジャール振付のボレロを踊って名を馳せた(らしいたらーっ(汗))、
アルゼンチン出身のバレエダンサーひらめきです。
確か40代でエイズで急死モバQしたんですよね。

エイズってことは・・・え?ソッチの人いい気分(温泉)・・・?
この倒錯したような中性的官能美
そういうことだったのか・・・?がく〜(落胆した顔)
なんぞと下世話な勘ぐりをしたりもしたものですが。わーい(嬉しい顔)たらーっ(汗)

もともとこのボレロという曲、

セビリアのとある酒場。一人の踊り子が、舞台で足慣らしをしている。
やがて興が乗ってきて、振りが大きくなってくる。
最初はそっぽを向いていた客たちも、次第に踊りに目を向け、
最後には一緒に踊り出す。(ウィキペディアより)


というあらすじを元に作られたバレエ音楽ですので、
この有名なベジャール振付のボレロでも、本来、
中心の赤い円卓に乗ってメロディーを踊るのは
女性舞踏手であるべきなんですね。(初演は女性)

でも、ドンが踊って一世を風靡して以来、男女を問わず、
私でも知っているそうそうたるメンバーが円卓の上で踊っているようです。

シルヴィ・ギエム、マリ=クロード・ピエトラガラ、
パトリック・デュポン、高岸直樹、首藤康之・・・

私は残念ながらどの人も観てないのですが、
この赤い円卓の上でトランス状態モバQ(?)で踊るジョルジュ・ドン
やっぱり衝撃的爆弾だと思うのです。↓





野性味ぴかぴか(新しい)
舐めるような艶めかしさぴかぴか(新しい)
大地から生えてきたようなエロスぴかぴか(新しい)
ウエスト回りの脂肪さえ、倒錯したような色気ぴかぴか(新しい)を放つ。

セクシー黒ハートなんぞという既成語では表現しきれないパンチ
観ている人間を引きずりこむような強烈ひらめきな存在感は
他を圧して余りあるとも言うべきでしょうか。
何かに憑かれたように踊る様は、一種、神懸り的なもの感じます。

振り付けをしたモーリス・ベジャールが自伝の中で

芸術家は娼婦なのだ

と語っている意味が、ドンを観ていると分かる気がします。

対して、シルヴィー・ギエム
私の記憶が確かならば、ドンの急死後、
メロディー役を引き継いだのがギエムだったと思います。

あの、ドンの代わりが出来るのは、
ギエムの強く完璧な美しかありえない。手(チョキ)

そう思ったのを覚えています。




硬質でぴかぴか(新しい)、水晶のようなぴかぴか(新しい)
凛とした厳しさぴかぴか(新しい)、研ぎ澄まされた美しさぴかぴか(新しい)
見ている側が窒息しそうがく〜(落胆した顔)なほどの集中力手(グー)が強烈です。

このギエムを観ながら、
きっとベルばらのオスカル様ってこんな感じの人だろうな〜
なんぞと思ってしまうのは、私だけでしょうか?わーい(嬉しい顔)たらーっ(汗)ダッシュ(走り出すさま)

どちらも凄まじいまでのエネルギーひらめきを放っているけれど、
ドンの舞踊が官能的感覚的であるとすれば、
ギエムのそれは崇高理知的、とでもいうのでしょうか。

ところが後半、曲が盛り上がってグッド(上向き矢印)きて
周りにリズム部分を踊る男性舞踏手が集まってくる足と、
意外な感じがします。

ドンは最初から最後まで、リズム舞踏手の存在を
忘れさせるほどの圧倒的手(チョキ)な存在感を放っていて、
ギエムもそれに匹敵する強さ手(グー)を出してくるかと思いきや、
意外にも、リズムの男性達に飲み込まれてしまいそうな
女性的な弱さ失恋を見せるんですね。
それが逆に「神に捧げる生贄にされた女の悲壮感」のように思えて、
実に印象的です。

同じ音楽るんるん、同じ振り付けるんるん、なのにこの違い。
面白いですよね。


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2010年08月28日

満月に吠える

満月の夜満月は眼目が冴えて眠れない眠い(睡眠)もうやだ〜(悲しい顔)・・・

と、友人の一人が嘆いていたことがあります。

幸か不幸か、そのような繊細さ失恋を持ち合わせていない私は、
今まで「昼寝をし過ぎたがく〜(落胆した顔)」以外の理由で、
夜眠れないことはなかったのですが。

先日、8月25日は満月満月だったようですね。

夕刻、暮れなずむ街角。

黒々とした木の影からは
アダムス・ファミリーが似合いそうな、ダッシュ(走り出すさま)
禍々しいオレンジ色の月満月が覗いておりました。

そして月明かりに突然、
乱暴に傘小雨を開くようなバタバタという音ともに
足元から飛び立つ小さな黒い影・・・。がく〜(落胆した顔)

・・・の正体はセミでしたが。わーい(嬉しい顔)

その毒々しい光景を見て、思わず血が騒いでしまったひらめきのかたらーっ(汗)
類が呼んだ友の変な影響を受けたひらめきせいなのかダッシュ(走り出すさま)
よく分かりませんが、
私はその晩、全然眠れませんでした。ふらふら

仕方無く、暇つぶしに我が家にあった
懐かしの「VHSビデオTVを鑑賞いたしました。
大昔(20年前ぐらいたらーっ(汗))に録画したので
テープが伸びきっているのでしょうか、
画像が大分ぼやけていました。失恋

早いとこ、DVDに入れ替えておかないと
ワードプロセッサーで印刷した感熱紙上の文字のように
自然に薄くなって消えてしまう爆弾かもしれません。

で。

何を見たかと申しますと、
レニングラード国立バレエ団による
白鳥の湖」です。

主演はガリーナ・メゼンツェワ
王子役がコンスタンチン・ザクリンスキー

どちらもキーロフ(現マイリンスキー)・バレエの
ぴかぴか(新しい)スターぴかぴか(新しい)だったみたいです。(←よく分かっていない。たらーっ(汗)

この映像は、私の中の
手(チョキ)ザ・ベスト・オブ・白鳥手(チョキ)」なのでございます。わーい(嬉しい顔)

もともと手足の長〜い人なのでしょうけど、
肘だの膝だのに関節やらやらがあるとは
とても思えないしなやか黒ハートな動き。

何と典雅黒ハートで、何とたおやか黒ハートで、
何と愛らしく黒ハート、何と軽やか黒ハートなのでしょうか。

人間業とは思えません。ぴかぴか(新しい)
本当に、文字通り、
白鳥が水面に浮かんだり、飛んだり
しているように見えるんです。手(チョキ)

これ↓




しかもこの方は素晴らしい踊り手ぴかぴか(新しい)、と言うだけでなく、
素晴らしい女優ぴかぴか(新しい)でもあるんですよね。

オデット姫オディール姫という
正反対の性格を持つ姫君たちの踊り分け、というのは
私に言わせると笑けた結果わーい(嬉しい顔)になることの方が多いのですが、
長くなりましたので、また次回に。。

それにしても、この映像。

チューリッヒ・バレエ団に見せてやりたい。パンチ
2009年10月「スワンな涙


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2010年04月29日

芸術かスキャンダルか

先日、朝日新聞に艶やかな裸体広告が掲載されましたね。
元バレリーナの草刈民代さんです。↓


http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100420/bks1004201336000-n1.htm

草刈さんの写真集カメラバレリーヌ」の宣伝だったとか。
それにしても何という美しさぴかぴか(新しい)でしょうか。。。

音もなく、動きもなく、背景もない、
たった一枚の白黒写真。

何も説明する必要がない。
表現者として鍛え抜かれた肉体の美。

確かに一糸まとわぬ姿ではあるけれど、
性的な媚を全く感じない、究極の芸術作品。

ミケランジェロの彫ったダヴィデ像を想起いたしました。

子供の頃の夢がバレリーナだった私にとって
草刈民代さんは憧れぴかぴか(新しい)の存在でした。
一度だけ彼女の舞台、ドンキホーテを観たことのありましたが
子供心にも、あのプリマドンナの華やかさぴかぴか(新しい)は強烈でした。

シャル・ウィ・ダンスの映画を拝見した時も、
その美しさに惚れぼれいたしました。黒ハート

女優さんとしてはかなりなダイコンかと思われますが(失礼たらーっ(汗)
世界に冠たるプリマドンナだった方ですから、
そんじょそこらの女優ごっこをしているようなアイドルもどきとは
比較にならないぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)をお持ちと思います。

と思っておりましたが、世の中にはいろんな方がおられます。
最近MSNのニュースで、草刈さんに対する、
辛口のコメントを見つけました。↓

http://tv.jp.msn.com/columns/column.aspx?articleid=274968

「鼻っ柱の強さはピカイチ。周囲も手を焼いたらしい。」
だの
「あの神田うの以上に大変なタレントと評判でしたからね。」
だの
随分な書きっぷりですね。パンチ

そもそも何かを「究める」ような人が
「受け」を狙う必要があるでしょうか。

性格が悪いだけバッド(下向き矢印)で何の脳もないバッド(下向き矢印)有象無象パンチ
が跋扈している世界で、「」か「性格」か、
どちらか一方だけでも突出している手(グー)というのは
称賛すべきひらめきではないでしょうか。

業界内のお仲間内でお友達キャンペーンを張り、
上手く立ち回って、時代の波に乗りさえすれば、
実力と関係なく、いくらでも仕事が来る・・・・手(チョキ)

ような甘〜い世界パンチとは違って、
鍛え抜き、磨き上げた実力だけで
文字通り、世界を相手に渡り合ってきたプリマ手(グー)なのですから、
ナマッチョロイところなんて微塵もなく、爆弾
譲れないものは譲れないパンチ
という鼻っ柱の強さは、あって当然手(グー)です。

その強さ厳しさ
彼女の美しさぴかぴか(新しい)を作り上げてきたのであろうに、
それをお嬢様のワガママと混同してしまうような方も
世の中にはおられるのですね。猫

これは「芸術作品」なのであって、
脱いだの脱がないのを問題にする時点で、
筆者の方の品性を疑いたくなるというものでしょう。バッド(下向き矢印)

おそらく昨今の

「話題を集めるためにとりあえず脱ぐ」
「脱げば話題になる」


という安直な風潮パンチの弊害なのでしょうが、
この思考、どうにかならないものですかね。むかっ(怒り)

バレエであろうと、映画であろうと、写真であろうと、
私は草刈さんの「表現」に接するたび、
芸術に対する厳しい姿勢を感じて、
身の引き締まる思いです。ひらめき
今後も草刈さんの活動に
大いに注目目していきたいと思っております。わーい(嬉しい顔)


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2009年10月12日

スワンの疑問

白鳥の湖」は、あれだけ有名なバレエなので、
大体の話は知ってるし、
ゆっくり調べたことなんてありませんでしたけど、
考えてみたらかなりな話です。猫

ウィキペディアのあらすじによると、序奏部分で、いきなり

オデット姫が花畑で花を摘んでいると
悪魔ロッドバルトが現れ白鳥に変えてしまう。


とか。
お、おとぎ話って、こういう始まり方をしていいものでしょうか??
大体
なんで、また、花を摘んでるだけで、
いきなり魔法をかけられるんです?
しかもな、また白鳥
(まあ鳩ポッポじゃ絵にならな過ぎでしょうが・・・)


そして第一幕。
ジークフリート王子の21歳の誕生日。
王子の友人が祝福の踊りを踊っている。
そこへ王子の母が現われ、明日の王宮の舞踏会で
花嫁を選ぶように、と言う。
まだ結婚したくない王子は物思いにふけり、
友人達と共に白鳥が住む湖へ狩りに向かう。


このお話には王子様と母上、つまり「王妃様」だけが登場し、
「王妃様」が王子様に、結婚相手を探すように命じるのですが、
ということは、この国、「国王」はいないんでしょうかね?
だって普通そういう大事なことって国王陛下が決めるでしょう

続いて第2幕
白鳥たちが泳いでいるところへ月の光が出ると、
たちまち娘たちの姿に変わっていった。
その中でひときわ美しいオデット姫に王子は惹きつけられる。
彼女は夜だけ人間の姿に戻ることができ、
この呪いを解くただ一つの方法は、
まだ誰も愛したことのない男性に愛を誓ってもらうこと。
それを知った王子は明日の舞踏会に来るようオデットに言う。


しかし悪魔さんもどうしてまた、昼間だけ白鳥で、夜は人間に戻れる、
なんぞという複雑怪奇な魔法をかけたんでしょうかね?

夜だけ人間に戻したってことは、もしや・・・え??
(大人な想像しすぎ??たらーっ(汗)


お次は第3幕
王宮の舞踏会で世界各国の花嫁候補の姫君達が
踊りを繰り広げているところへ、
白鳥オデット姫にそっくりな、悪魔ロットバルトの娘オディールが現われる。
そっくりに見えたのは実は悪魔の魔法のせいだったが、
そうとは知らずに王子は彼女を花嫁として選んでしまう。
その様子を見ていたオデットの仲間の白鳥は、
王子の裏切りをオデットに伝えるため走り去る。
悪魔に騙されたことに気づいた王子は嘆き、急いでオデットのもとへ向かう。


唯一この幕のみに登場する悪魔ロットバルトの娘、オディール
これはワタクシ前々から疑問に思っておりました。
ロットバルトの娘なのは結構ですけど、このオディールちゃん。
母はいったい誰??

それから「花嫁候補」として登場する姫君達。
たいてい各国の踊りを披露する時に男性舞踏と一緒に踊ます。
もちろん奇数人数で踊るため、明らかにアブレチャッテル姫も、
いるにはんですが、
でも花嫁候補」の姫君って、普通「花嫁選び」のパーティーに、
男連れ」で来ませんよね


最後に第4幕
破られた愛の誓いを嘆くオデットに王子は許しを請う。
そこへ現われた悪魔に王子は跳びかかった。
激しい戦いの末、王子は悪魔を討ち破るが、白鳥たちの呪いは解けない。
絶望した王子とオデットは湖に身を投げて来世で結ばれる。
(版によっては悪魔の死と共に魔法が解ける
ハッピーエンドバージョンもある)


最後の疑問。
パパは死んじゃったけど、オディールはこの後どうなったんだろう?

やっぱり不思議がいっぱいのお話でした・・・。ひらめき


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2009年10月10日

スワンのフォロー

先日の「白鳥の湖」。

観た直後はずいぶん怒っていたみたいで、読み返してみたら、
怒りのあまり、文句ばっかり書き連ねていましたね。
すみませんあせあせ(飛び散る汗)

そんなにひどいばっかりでも無かったんですよ。
だって何しろ、隣のおばちゃんみたいに途中で帰らずに、
最後まで観てきたんですから・・・。

これでフォローのつもり・・・?)

ヒロイン役のポリーナ・セミオノヴァ
ドタバタとアヒルの行進10月8日の記事をご参照下さい
をするイソギンチャク同上)の間を
走りぬけて登場したとき

やれやれ、ようやく白鳥に見える人が出てきた・・・

と安心したものです。
なかなかに優雅で足も細い(く見える)
美しい容姿のお姫様でした。ひらめき

パドブレだって、ちゃんと「パドブレ」だったので、
アヒルさんたちのように水面下で
ベチャベチャと水を掻いているようには見えず、

ちゃんと水面をすーっと浮かぶように見えてくれたのです。

白鳥の主役は一人二役でオデット姫の他に、第3幕で
悪魔ロットバルトの娘オディールも踊るのですが、
この方のオディールは、キレもスピード感もあって、
生き生きしてました。

群舞の方たちとはえらい違いでした。わーい(嬉しい顔)
もし群舞が下手だったのは、主役を際立たせるための
演出だったのかもexclamation&question

ヒロインに比べるといささか冴えなかったものの、
お相手のジークフリート王子もなかなか検討してました。
もっともこの役は「姫君の添え物」でしかない(?)ので
元々誰がやっても冴えないんですが。

ジークフリートのバリエーション(一人で踊る部分。
おフラ〜ンスでは「バリアスィオ〜ン」と言う)
は、
ローザンヌ国際バレエコンクールでも
16、7歳の少年出場者達がよく踊ります
が、さすがに先日のジークフリートはプロというか
大人の風格と余裕がありました。

ただしこれも彼のせいではないのですが、
全身、青銅色としか形容できない色の衣装で、

座って、うつむいて、こぶしを作って、頬杖をついたら、
ロダンの「考える人」みたいだな〜
るんるん

あんまり格好良くは見えないんですよね。(これは「彼のせい」かも?)
王子様がオデット姫に惚れたのはよく分かるけど、
オデット姫が王子様に惚れたのは・・・
なんでなんだろう・・・?(蓼食う虫も好き好き)

悪魔ロットバルトも頑張ってました。
美味しい役ですよね。王子様よりカッコいいんです。
少なくとも私は、昔から王子様よりロットバルトの方が好きでした。
悪の魅力というやつでしょうか

ただしこの演出ではスーツのような上着を着ているせいか、
「悪い人」には見えるけど、「悪魔」にはあんまり見えない。
どっちかっていうと「悪徳借金取り立て業者」といった風情でした。わーい(嬉しい顔)

そんなわけでソリスト達はちゃんと、それぞれに
頑張っていたのでした。
(これで立派に、フォローのつもりひらめき


機械音痴の私は最近ようやくバナーの貼り方を学習しました!わーい(嬉しい顔)
ので、
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2009年10月08日

スワンな涙

復活しました、オペラハウス通い手(チョキ)

本日、フェドセイエフのロシア大作戦、第一段、
チャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」を見て参りました目

現在は間違って(?)ピアノ弾きになってしまいましたが、
ワタクシ、昔の夢がバレリーナだったもので、子供のころからよく
バレエを観にいったり、映像で観たりしていたものでした。

ヌレエフとかプリセツカヤとか森下洋子さんとか熊川哲也さんとか
アナニアシヴィリ草刈民代さんに・・・・。

チューリッヒに来てからはオペラばっかり見ていたので、
実は今日「オペラハウスでバレエを観る」のは初体験で、
とても期待してまいりました。

しかし

大変オコガマシイのですが、
本日の正直な感想

「こんな下手くそなバレエ団って、
見たこと、ないゾ」
むかっ(怒り)パンチ

白鳥の湖というのはですね、
コールドバレエ、すなわち群舞の方々が、
(つまり、オペラで言うところの合唱に当たる方たちですかね)
ソリスト並みに重要なんです。

その群舞さんたちがですね、とんでもなく下手くなんですどんっ(衝撃)

竹棒でも入ってるのか?というぐらい背中が固いし、
群舞の命(?)であるはずのラインも隊形もズレまくっているし、
頭はぐらつくわ、
回転軸もブレるわ、
足先が伸びてないわ・・・

あれは、どう見たって、お風呂に浮かんだア・ヒ・ル足

腕の動きも繊細さが全然ないので、
優雅な白鳥さんたち、に全然見えないんです。

頑張っても、イソギンチャク、か、
ススキの穂、といったところたらーっ(汗)

パドブレと言って、つま先立ちで細かく、
地団太を踏むような動作(すごい描写わーい(嬉しい顔))をするところも
本当にズドンズドンと「地団太踏んでる」ように見えるんです。たらーっ(汗)

あの有名な「4羽の白鳥」も
グランディーバ・バレエ団のギャグか?
と思ってしまいました・・・ふらふら

いや〜、正直、ビックリしました。
ひどいことばっかり書いてますけど、
このオペラハウスのオペラ水準から考えて、
この出来とは、思わなかったもので・・・。

おまけに大いに期待したフェドセーエフが残念ながら、
キレが悪くて、冴えてなかったんですよね。
バレエ団の動きを見て、やる気、なくしちゃったんでしょうか。

唯一の注目どころはオーケストラのソロるんるん

王子様がオデット(白鳥のお姫様、ヒロインです)を口説くところで
ヴァイオリンとチェロのソリストが掛け合いをするんですが、
これは見事でしたぴかぴか(新しい)
その後出てきたヴィオラのソロも大変素晴らしかったですexclamation

バレエを観に行ったくせに、舞台の上よりオーケストラに
目が行ってしまうなんてことがあるとは、予想だにしませんでしたが
あの、特にチェロのソリストの方には、
救われたような気がしました猫

本当に今日は色々な意味で涙が出そうもうやだ〜(悲しい顔)でしたが、
やっぱりオペラハウスでは「オペラ」を観るべきなんですね。

反省・・・(?)。
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