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2010年01月30日

サイゴニアイハカツ

今回の「セヴィリアの理髪師」。

歌手陣も出色の出来だったに違いないのですが、
何といっても、一番すごかったひらめきのは指揮者、サンティですexclamation

もう御歳85歳をとっくに過ぎたこのお爺さんは相変わらずの大活躍。
今回は指揮だけでなく、なんとレチタティーヴォ部分の
チェンバロまで
一人でこなしていらっしゃいましたグッド(上向き矢印)るんるん

サンティ氏は、ここチューリッヒのオペラハウス専属オーケストラを
完全に掌握手(チョキ)しているのでしょうね。
自在にコントロールしているのが聴いていてもよく分かります。ひらめき
それにこの人が指揮するとき、オーケストラのメンバーも
とても自由で生き生きと演奏しているような気がします。ひらめき

なぜ同じオーケストラでここまで変わるのか?と思うほど
響きがとても透明なのに重厚で、
重厚なのにキラキラ輝くようぴかぴか(新しい)で、
テンポ感も、音楽のキレも、盛り上げ方も、
これ以上ないグッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)、と思うほど。黒ハート

本当にこの方の指揮は、素晴らしいぴかぴか(新しい)としかいいようがありません手(チョキ)
いつまでもお元気で、もっともっとたくさんの作品を指揮し続けてほしいるんるん
心から願ってます黒ハート

さてさて。

総演奏時間、約2時間半に及ぶ大騒ぎも、フィガロの大活躍によって、
ロジーナアルマヴィーヴァ伯爵がめでたく結婚し、

(ちなみに最後の幕の伯爵の衣装は、
 クレオパトラのごとき、ぴかぴか(新しい)キンキラキンぴかぴか(新しい)
 金粉でできたようなカツラに、黄金のジャケットに、黄金のズボンとくつ・・・
 だから、なんや、その格好は?・・・てば・・・・たらーっ(汗)わーい(嬉しい顔)

騒ぎの元凶だったドクター・バルトロもロジーナの財産をもらって一安心、
こうして最後はみんな仲良く大団円・・・手(チョキ)

いいですよね〜〜。この強引な(?)終わり方。
こういう馬鹿騒ぎ、私は大好きです。わーい(嬉しい顔)
とにかく楽しいオペラでした黒ハート

この日、オペラハウスの外に出るとトンデモナイ大雪で、
一面白銀の世界・・・たらーっ(汗)でしたが、
どんなに雪まみれになろうとも、幸せ気分は途切れませんでしたexclamation

(完)


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2010年01月28日

キリンに蹴られたオヤジの涙

今回、活躍したのは主役3人組だけではありませんでしたexclamation
脇を固めた大ベテランたちからも目が離せなかった目のです。

まずはドクター・バルトロを歌った、カルロス・ショーソン
チューリッヒで以前もこのドクター・バルトロを歌っていたこの大ベテランは
今回の「セヴィリアの理髪師」でも爆弾大爆発爆弾でしたわーい(嬉しい顔)

超美人で大金持ちのロジーナの後見人という立場を利用して、
そのロジーナとなんとかして結婚しようとガッツク、破廉恥爺さん、
でも最後は結局ロジーナを奪われて、泣きを見るマヌケオヤジ、
という役どころ、
下手に歌ったら、ただの嫌なヤツにしかならないのでしょうが、
この方が歌うと、これが全然嫌みも、アクドサも無く、
むしろサワヤカに(??)笑えるアホキャラに変身するのですわーい(嬉しい顔)

フィガロにどれだけからかわれても、パンチ
ロジーナにどれだけ出し抜かれても、パンチ
アルマヴィーヴァ伯爵にどれだけコケにされても、パンチ
ドタバタ喜劇全開の2幕の最後に、フィガロのトランクから
またしても無意味に登場したキリンの首に睨まれても、パンチ
全然懲りないアホっぷり。わーい(嬉しい顔)パンチパンチ

全身の動きから、顔面の細かい筋肉の動きから、
自分でふき出すこともなく、よくもこれだけ動かせるものだ・・・ひらめき
と妙なところで感心してしまうほど、
とにかく1秒の隙もなく笑いをとっておられましたわーい(嬉しい顔)
(というか共演者もよく真面目に歌ってられるよなあ・・・。たらーっ(汗)

そしてお次は音楽教師バジリオ役のルッジェーロ・ライモンディ
言わずとれた、大御所バリトンですよね。

コミカル・・・を通り越して、むしろ凄みさえ感じさせる、面白さるんるん
(なんじゃ、そりゃ?たらーっ(汗)
いや、この方はほんとにスゴイ役者歌手ですね。わーい(嬉しい顔)

バジリオって本来、それほど目立つ役じゃないハズだから、
配役を見たとき、

「バジリオなんて出番の少ない役にライモンディはもったいないなあ・・・失恋

と思ったんですが、そんなことありませんでした。猫

まだ何にもしてないのに、
ただ黙って歩いて登場しただけなのに、
何となく客席からクスクス笑いを誘う、ドコモポイント
それだけ舞台上の空気を一瞬で変えちゃうんですよね。
それって、やっぱり凄いexclamation
いや、こんなに存在感のあるバジリオは初めて観ました。ひらめき

それにしても、この二人のおっさん達。
こういう笑える演技ってどうやって勉強したんでしょうか?
練習したのかな〜?
万が一鏡に向かって表情の研究をしていた・・・とかだったら・・・爆弾爆弾

と思うと私は笑いが止まりません。わーい(嬉しい顔)
街中で一人で歩いている時は、
この二人の練習風景を考えないようにしないといけないかも、ですね。わーい(嬉しい顔)

(続く)




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2010年01月26日

続・人の恋路を邪魔する奴はキリンに蹴られて気絶する・・・。

いよいよ、幕が開きました。

登場したのは・・・ピエロ??と見まごうアルマヴィーヴァ伯爵
どこぞで見染めたロジーナ嬢を口説くため、
彼女の住む、というかほとんど監禁状態に置かれている、
ドクター・バルトロの家まで追いかけてきた、という設定。

ということは伯爵的に、精一杯オシャレ黒ハートしてきたつもり
の、ハズ・・・?たらーっ(汗)

ビニール生地のド緑・・・
そう、薬局の前によくいるカエル、ケロチャンそっくりの、
あの緑色のズボンとフリフリレースシャツに、
スパンコール満載のド紫ジャケット(襟の折り返し部分はショッキングピンクたらーっ(汗))。

なんや、その格好は・・・?バッド(下向き矢印)

その格好でドクター・バルトロの家の窓辺でロジーナを口説きます。
(それに魅かれちゃうロジーナの趣味って一体・・・たらーっ(汗)

歌っていたのはマリオ・ツェフィーリ
いかにもロッシーニが似合いそうな軽やかな声ですが、
1幕目は、かなり音程を外しておられ、ちょっと苦しそうでした。パンチ
後半頑張ってましたけどね。
でもやっぱりこのアルマヴィーヴァ伯爵という役、本音を言えば
ファン・ディエゴ・フローレスあたりで聴いてみたかったですねえ。。爆弾爆弾

そしてそこへグレースーツ姿のフィガロがスーツケースを持って登場。

歌ったのはマッシモ・カヴァレッティ
この彼が良かったぴかぴか(新しい)exclamation×2

カヴァレッティはまだ若いイタリア人で、チューリッヒオペラハウスには
昨シーズンの「シモン・ボッカネグラ」のパオロ役でデビューしてます。
この「シモン〜」の時、声を聞いた瞬間から

「これは誰だexclamation&question

と大注目したのですが、いい声ぴかぴか(新しい)です、本当にexclamationひらめき
艶があって何とも豊かなバリトンで、お芝居もなかなか。グッド(上向き矢印)
(もっともこのフィガロのような役には、もう一息、
 漫才師のごとき笑いの呼吸が欲しいかもしれません。
 いずれライモンディとかレオ・ヌッチとか、諸先輩の喜劇役者ぶりを
 盗んでほしいものですねわーい(嬉しい顔)
すでに東京も含め、スカラ座とかMETとか、
大舞台でデビュー手(チョキ)しているようですが、
これからもあっちこちのオペラハウスでひっぱりだこ間違いないでしょうexclamation

それでですね。
このフィガロが持ってきたスーツケース、これが曲者爆弾だったんです。

登場してすぐ歌う、ノー天気なアリア。

るんるん「おれは町の何でも屋。腕のいい床屋。
はさみ、くし、かみそりを自在に扱うように、
どんな問題だって解決する。あっちこっちからお呼びがかかって
ああ、おれの人生ってば、素晴らしい」
るんるん

この歌の最中にトランクの蓋をあけると・・・
メアリーポピンズのかばんのように、中からいろんなものが
出てくる、出てくる・・・。モバQ

はさみに、くしに、色とりどりのカツラに、盆栽(?)に、
そして最後にキリンの長~~~い首がにゅにゅ〜〜〜〜〜・・・・
客席は大爆笑になりましたわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)

何の意味があったのかはよく分からないけど、かなり受けました猫

さて。
フィガロを味方につけたアルマヴィーヴァ伯爵が口説くお相手、
ロジーナを歌っていたのはセレーナ・マルフィ
2006年にデビューしたばかりという超若手だそうです。

彼女も良かったんですぴかぴか(新しい)exclamation

今回のロジーナは深層の令嬢・・・なんかでは全然なくて、
かなり現代的な女性で、自分が何をしたいのかもよくわかってる、という設定。
有体に言えば、
男性を意のままに動かすために、
自分がスカートをどれだけ持ちあげて見せたらいいかを心得ている、手(チョキ)
といったところでしょうか・・・。わーい(嬉しい顔)

このマルフィ嬢は、お芝居も歌も声も堂々たるもので、
とてもデビューしたてには見えませんでした。
お見事でした黒ハート
才能のある人って、どんどん出てくるものなんですねえ。

(続く)



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2010年01月24日

人の恋路を邪魔する奴はキリンに蹴られて気絶する・・・?

なぜ「キリンexclamation&questionかというと、
だって本当に出てきたんですよ、
ロッシーニの「セヴィリアの理髪師」の舞台に。猫

トロヴァトーレの記事を書き終えていない間に、
次のオペラを観に行ってしまった私。
せっかくなので(?)記憶が新しい方から、お話をば・・・。わーい(嬉しい顔)

今回のセヴィリア、

指揮者がサンティ、バルトロがカルロス・ショーソン
バジリオがルッジェーロ・ライモンディ

と脇役に大ベテランぴかぴか(新しい)を持っては来たものの、
肝心の主役3人、すなわち
フィガロ、ロジーナ、アルマヴィーヴァ伯爵
ほとんど聞いたことがない名前だったので、
大丈夫か?と思ってましたが、

楽しかったんですよ〜〜るんるん
なんか、何もかもが笑けてたんですよね。わーい(嬉しい顔)

今回も予算の都合上、下から2番目ランクの安い席を買った私。
ボックス席の二列目で柱寄り、かなり観にくい席です。
そこのボックス席には合計7席(最前列と2列目に3席、一番後ろに1席)
あるのですが、
開演5分前になってようやく2列目に、私から1席空けておじさんが、
そして最前列の一番お高い席におばさんが一人入ってきました。

と、そのおばさん、クルッと振り向いて、2列目に座っていたおじさんに

私の連れが今日来られないから、私の横一つ空いてますよ。前にどうぞ。
と。

あ、いいな〜〜、ずるいな〜〜、、


と思ってたら今度はそのおじさんが私に、

あなたの席より僕の席の方が観やすいでしょうから、どうぞ。

あらら、有難うございます。手(チョキ)

前に移動したおじさんは、おばさんに向かって説明し始めました。

いや、うちの家内もね、来られないもんだから僕の隣も空席なんですよ。

その「僕の家内がね」のくだりで後ろの座席、
すなわち私の移動した席を指差そうとしたおじさん、
しかし、そのおじさんの指先にいたのは、ワ・タ・シ爆弾

あら〜

と私の顔を見て、何か大勘違いをするおばさん。爆弾爆弾たらーっ(汗)

いや、違いますよ、違いますよexclamation

あわてて否定するおじさんと私。わーい(嬉しい顔)

そうこうするうちに開演時間になりました。
が、まだ他の人はやってきません。最前列も1席、空いたまま。

もしや??

期待する私の背後のドアを、チケットもぎりのおばさんが、閉めたexclamation

やった〜exclamation

そう、最前列が空いたのです手(チョキ)

私も前に行っていいですか?」
「もちろん、どうぞどうぞ!」
「これで3人とも最前列だわねえ」


和気あいあいとした雰囲気がボックス内に流れました。わーい(嬉しい顔)

と、隣のボックス席の、やはり柱寄りで観にくい席にいた兄ちゃんが
ウロウロ〜、キョロキョロ〜・・・モバQ目

気配を察したおじさんが

「ここ僕らの席だから、空いてるからどうぞ」
「ほんとですか?ありがとうございます」


仕切りロープをまたいでこちらに入ってくる兄ちゃん。

いやね、観に来たオペラの影響かもしれませんが、
なんだかハナから笑える雰囲気。
これは期待できるかもしれないぞ・・・。

と思いましたが、本当に期待どうりでした黒ハート

話が「キリン」に行きつく前ですが、長くなってしまったので、
また次回〜
るんるん

(続く)





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2009年10月26日

一番エライの、だ〜れ??

文句言いが文句なし!とか言いながら、
やっぱり文句を言いたい私。たらーっ(汗)

エジプトのモーゼ」の演出です。

最近、特にモーツァルトとかヘンデルとか
ハイドンとかロッシーニとかを
どうして、こう現代的に演出するんでしょうかね?

台本に忠実な古典的な演出は出尽くした、
と思われているんでしょうか、
それもとそういうのは退屈だ、
と思われているんでしょうか?

私言わせれば、古典を退屈だと思っているのは
演出家だけであって、一般的な観客は
古典的な演出を好む人が多いような気がします。

水戸黄門が最後に印籠を出したら一件落着、めでたしめでたし。

それでいいじゃありませんか?
パターン」こそ、永遠の真理だと思うんですが。

さて今回の演出。
必ずしも悪いアイデアだったとは思いません。
時代を現代に置き換えたのは。

最初に、エジプト人がヘブライの神の怒りにより
国が闇に覆われたことを嘆くシーン
為替市場のような場所で、
スーツを着たエジプト人がコンピューターを見て
ショックを受けている、
といった解釈にしてみたり、
スーツケースを持たせたり、自動車や飛行機やを登場させたり、
果ては、特殊急襲部隊のようなエキストラ
天井から降下させてみたり、
機関銃を持たせてみたり。

何の意味があったのかはよく分からないけど、たらーっ(汗)
観ていてそれほど奇異にも思わず、むしろテンポ感もあって、
小気味よかったんです。ひらめき

しかし。

ちょっとばかり、「忙し」過ぎたんですよね。猫

もともと話のテンポが速いのに、一つの幕の、一つの場で、
登場人物が変わる度に、何度も舞台転換をされると、目が回ります。眼鏡

それにちょっとばかり、うるさ」過ぎたんですよね。犬

敵方の女性との恋を父親に打ち明けられず、苦悩する王子と
悩む王子の様子を心配し、話すことを促すファラオとの
親子の対話シーン。
しかし、なぜそれを現代的な台所で、
親父さんに卵を炒めさせながら歌わせるんでしょうか。

王子の悲劇的な独語の背後で、卵が「ジュージュージュー」・・・レストラン
しかも親父さんが炒めている卵は1個だけ

え?それを二人で分けるの〜?
しかも油、ひいてませんよね。焦げ付きませんか?
ファーストフード

・・・妙な事が気になるため、気が散ってしょうがないんです。
(私だけ?)

さらにちょっとばかり「飛び散り」過ぎだったんですよね。猫

苦悩したエジプト王妃が狼狽の余り、台所で飛び散らした、
タッパーのふた、とか、
王子オジリデが死亡すると同時に、いきなり腹から血を噴いて
一緒になって死亡する貴族の男たちののり、とか、
男たちの死にショックを受けて右往左往する女性たちが、
テーブルからはたき落してしまう、プラスティックのコップ、とか。

(いくら舞台の上だからって、エジプトの王ともあろう人が
随分安っぽいものバーをお使いで・・・たらーっ(汗)わーい(嬉しい顔)

おかげで幕間の掃除に時間がかかるし、
掃除機のブーブー車(セダン)言う音が聞こえるし、
妙に間も開き過ぎて、緊張感が切れてしまうんです。

ロッシーニがこのオペラを書いたのは1819年
もちろんこんな現代的な舞台設定など、
想像だにしていなかったはずです。いい気分(温泉)

現代演出が常に悪いとは思いません。
斬新な演出によって作品の新たな魅力が発見されるということは
あると思います。
今回の演出だって、失敗作では全然ないと思うんです。

でも。
いつも思うんですよね。

オペラの舞台を作るとき、
一番えらい人は誰なんだろう?

作曲家台本作家指揮者演出家か、
はたまた歌手か?


みなさんはどう思われます?

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2009年10月24日

脇役はだ〜れ?

ロッシーニの「エジプトのモーゼ」。

昨日の記事でも書きましたけど、本当に、

主役はいったい誰なのよ?

と思うぐらい、脇役が大活躍でした。

テノールがこんなにいっぱい出てくるオペラって
珍しいと思うんですが。
モーゼのお兄さん、アロン、それからエジプトの司祭マンブレ、
そしてエジプト王子オジリデ。

特にこのオジリデ君が、3幕で死亡するまで、
大車輪の大活躍でした。
歌ったのはメキシコ人テノール、カマレーナ
先日のドン・パスクアーレで、
エルネスト役交代要員として登場していました。
いかにもテノール〜演劇るんるんという、軽やかで華やかな美声で、
ロッシーニとかモーツァルトとかが、とてもよくお似合いです。

ただし、容姿が、ちと、いただけない。ふらふら
サルバトーレ・リチートラ氏以上の漫画チックな
チンチクリンコロンコロン野球
ラブシーンがラブシーンに見えないんですよね〜・・・。たらーっ(汗)

恋人と抱き合ってても、なんとなく、

生き別れになるまいと、姉ちゃんにひしっとすがりつく弟・・・?

に見えちゃって、せっかく美声がもったいないよー・・・。爆弾
もっとも、カルメンの盗賊仲間、レメンダードのようにコミカルな役だと
かなり笑わせて下さいましたが。
チューリッヒ歌劇場属歌手の一人ですから、
今後も何度もお目にかかると思われますが、
楽しみな一人です。

それからエジプト王ファラオ役のペルトゥージ
(と読むと思うんだけど)。
カルメンのエスカミーリョを歌っていました。
そのもっさり体型が、エスカミーリョの時は
牛に突っつかれないのか?と
気になって仕方無かったのですが、
今回は「王様の貫録」に昇華しておられましたわーい(嬉しい顔)
シュロットに負けてないいい声ぴかぴか(新しい)で、かっこよかったexclamation

彼はカーテンコールの時、客席にお辞儀した後、
一緒に歌った女性歌手「全員」の「両手」を「握って」、
キスキスマークします。
だから彼のお辞儀にはやたらと時間がかかりますたらーっ(汗)
今回はエヴァ・メイの手にキスした揚句、さらに抱きしめてました。
でたーっexclamationイタリア人たらーっ(汗)たらーっ(汗)

そして、エヴァ・メイ
本当に素晴らしいぴかぴか(新しい)歌手としても役者としても。黒ハート
彼女はヘブライ人指導者モーゼの姪で、ヘブライ人と対立している
(前述の)エジプト王子オジリデの恋人役でした。
いわば古代のロミオとジュリエット
その悲劇を感情的に完ぺきに「演じ」ながら、
ロッシーニの書いた、超絶技巧の全ての音を、
一つたりともおろそかにせず、
全部聞き取れるほどクリアーに歌いきる。
お見事ですexclamation×2ぴかぴか(新しい)

おかげで王子オジリドが死ん時、涙が出てきそうになりました。
不覚にも。
(だって王子様、死に方もやっぱり漫画チックなんだもんたらーっ(汗)

そのくせ、カーテンコールで鳴りやまない拍手に合わせて
舞台の上で、つい、踊りだしてしまう・・・晴れ
好きです、そのノリの良さわーい(嬉しい顔)exclamation

ただ、これは彼女のせいでは全然ありませんが、
今回の変な演出のせいで着けている、
パーマがいっぱいかかったカツラ
現代風のカーディガンを着て、スカートをはいて、
バッグを袈裟がけにしていると、

サ〜ザエ〜さん、サザエさん〜るんるん

もうちょっと、衣裳の選択肢、なかったんですかねー・・・。猫

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2009年10月22日

主役はだ〜れ?

いや〜、この文句言い(?)のワタクシが、文句なく
楽しんでまいりましたexclamation
ロッシーニの「エジプトのモーゼ」です!

実のところは演出に関して、色々と言いたいことがあるんですが、
ま、とりあえず、それは、置いといて。

まずもって、今日は座席からしてラッキーでしたるんるん
私は本日、学生券で安い席を購入したんですが、
一番高い値段の席に空席があったので、
客席が暗転した後、こっそりダッシュ(走り出すさま)移動してしまいました
(派手に移動(?)すると怒られるんです、ここ相当うるさいので・・パンチ
たった20スイスフラン(約1700円相当)
320フラン(約3万円相当)の席に座れたんでするんるん

さて、このロッシーニのオペラ。

いったい主役は誰なんだ?

と思うぐらい、脇役達がそれぞれに、
トンデモナク大っっっっ変!な
超絶技巧で歌わなくてはなりません。
これは相当な芸達者を、しかも大人数、全部、
揃えなくては観ていられません。

本日はそれが、お見事なまでにそろってたんですひらめき
つい聴きながら口をあんぐり開けてました。
やっぱりプレミエ(新演出)は劇場側も、力の入れ方が違う!

これだけの歌手がそろった中で、主役を張るってのは、
相当キツイだろうな・・・。


・・・なんて、最初のうちモーゼが全然出てこないので、
ちょっと心配していたんです。

が。

アーウィン・シュロット。

いや、いや、いや。すごいですexclamation×2

こんなにもツヤがあって、輝かしい声で、
お色気ムンムンで、
主役にふさわしいのある「若い」「バリトン」は、ワタクシ、
ここチューリッヒで、お目にかかったことがありません・・・ぴかぴか(新しい)
ツヤも輝きも色気もある「ベテラン」ならいくらもいますが。

シュロットの見たくれは、本人の事前インタビューを見ても、
今回の演出上も、全然品が無くて、
ヒッピーというか、ヤンキーというか。
ヘブライ人の指導者には、間違っても見えない。
どっちかって言うと「ウエストサイドストーリー」、
もしくは「おやじ狩り」をやってそうな
不良グループのボス、にしか見えません。
舞台に出てきたときも、ひどく感じが悪くて、
「何だ、コイツは?」
と思ったんです。全然好意的に観てませんでした。

しかーしexclamation

彼が口を開いて、一声、発しただけで、前言は完全に撤回exclamation×2
一瞬にして惚れましたぴかぴか(新しい)

ホセ・クーラを初めて聴いた時も、同じような感想を抱きましたが、
憎たらしいほどフテブテシイ(少なくとも、そう見える)のに、
そのあまりの美声に、参らざるを得ない爆弾

これは素晴らしい歌手ですexclamation×2

アンナ・ネトレプコが、(確か)7年程付き合っていた
彼氏を捨てて(単に別れただけかも?)、
シュロットに乗り換えた気持ちが、分かるような気が
してしまいました・・・。

ただし、ちょっとだけexclamation

我がヨーナス・カウフマン揺れるハート
神聖なキモチで(どんなキモチだよっパンチたらーっ(汗)
憧れる・・・のとは全然違いますけどわーい(嬉しい顔)

アーウィン・シュロットは以前チューリッヒで
モーツァルトの「フィガロの結婚」で、
タイトルロールのフィガロ役を歌っていましたが
(残念ながら今シーズンは上演無し)、
見逃してしまったのがつくづくとしみじみと
残念で仕方ありません・・・もうやだ〜(悲しい顔)

彼のドン・ジョバンニを是非是非観てみたいですね。
あの声でセレナーデなんか歌われたら、
もうメロメロになること必須でしょう黒ハート

いや、それにしても楽しいオペラでした。理屈抜きです。
聖書のお話がこんなに楽しくていいのだろうか?
という疑問はさておき、マイナーなオペラだからか、
客席がガラガラだったのが本当にもったいないと思いました。
脇役陣の大活躍については、また次回にでも書きたいと思います。。

やっぱりね。
前回の記事でも書きましたけど、人生を楽しみまくった人間は
たとえ悲劇といえど、書き方が何か違うんですよね。

人生ってこんなもんなんですかねえ・・・?

今日も読んで頂いてありがとうございました!
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2009年10月20日

日蔭者のチャンス

ロッシーニのオペラというと、喜劇ばかりが頭に浮かんでしまいます。
チェネレントラ」とか「セヴィリアの理髪師」とか
アルジェのイタリア女」とか。

だいたいが人気の絶頂、働き盛りの37歳
料理に没頭(「作る」だけじゃなく、しっかり「食べる」のも専門)]
するため年金生活に入り、
その後は食道楽の道をまっしぐら。
道楽が過ぎて(食べすぎか?栄養の取りすぎか?)

「(男性には無い)子宮以外の病気は全てやった手(チョキ)

という位、人生を謳歌していたぴかぴか(新しい)らしい男が
真面目な曲を書くとは信じられないじゃないですか。爆弾

でも、結構書いてるんですね。シリアスな曲。
宗教曲まで書いちゃっているんですから驚きです。(失敬!)
悲劇のオペラも結構書いてました。

今年チューリッヒ歌劇場は、何を血迷ったか、その中でも
思い切ってマイナーな、聖書の「出エジプト記」を題材にした
「エジプトのモーゼ」を上演しています。

ロッシーニはこのイタリア語版「エジプトのモーゼを、
後にフランス語版「モーゼとファラオ」に改定しており、
ヤヤコシイ事この上ないのですが、
今回のは最初のイタリア語版の方です。
改定後のフランス語版よりさらに上演回数の少ない、
いわば日蔭者に日が当った晴れといったところでしょうか。わーい(嬉しい顔)

主演のアーウィン・シュロットは「フランス語版の方の」ファラオ役を
歌ったことがあるらしいです。
ほんっとに、ヤヤコシイ。ふらふら

余談ですが、10月14日の記事で、映画「十戒」の最後で、
エジプト人に追われたヘブライ人の行く手をふさぐ紅海が、
モーゼが神に祈ると二つに別れて乾いた道が現れる・・・。
というシーンを覚えていると申し上げましたが、あの「紅海」。
どうやら、単なる誤解らしいですね。

本来は「葦の海」と書かれていたはずが、
ギリシア語に翻訳されるときに誤って「紅海」とされてしまい、
以後、これが広まっただけ、らしいです。

海の中に乾いた道が現れたということは、
「干潮」と「満潮」を利用したんだろうか・・・?
とか色々考えていたんですが、考えすぎだったんですかね。ひらめき

さて。この日蔭者。
とんでもなく簡単にあらすじをお話ししますと、

第1幕:
エジプト王ファラオが奴隷となっているヘブライ人を解放する
という約束を破ったため、神は国を闇で覆う。
エジプトの民に暗闇の恐怖を終わらせるよう懇願されたファラオは
ヘブライ人の指導者モーゼを呼び、
光を取り戻してくれたらヘブライ人を解放する、と約束する。
ファラオを信じたモーゼは神に祈り、光を取り戻してもらう。
ファラオの息子オジリデは、モーゼの姪(ヘブライ人)エルチャと
愛し合っており、彼女との別れに耐えられず、
ファラオを説得して、ヘブライ人の解放を取り消させる。
怒ったモーゼが神に祈り、杖を振ると、激しい炎と大洪水が起きる。

第2幕:
神の怒りの炎と洪水で国は壊滅状態。
ファラオは再びモーゼ達にエジプトを出国するよう命じる。
しかしヘブライ人達が敵国に味方するのではないか、との恐れから、
再びエジプトからの出国を禁じた(もう3回目たらーっ(汗))ファラオに、モーゼは怒り、
王子とこの国の全ての第一子が、稲妻に打たれるであろう、と警告する。
ファラオはモーゼを反逆者として鎖につなぐ。
ファラオは王子オジリデと王座を共有する、と宣言し、
モーゼの死刑を命じさせる。
驚いたエルチャの必死の懇願にも関わらず、オジリデが頑なに
モーゼの死刑を命じると、雷が落ち、オジリデは死んでしまう。

第3幕:
モーゼを先頭にエジプト勢から逃げるヘブライ人たちの前を紅海がふさぐ。
モーゼが神に祈りを捧げると、海は二つに分かれ、乾いた道が現れ、
ヘブライ人達は無事、対岸に着く。
オジリデの報復を誓うファラオとエジプト人がその後を追おうとするが、
海は再び元に戻り、波に飲み込まれる。


・・・文字で読んでいるだけだと、なんだかよく分からない話です。たらーっ(汗)
このファラオ、何でこう簡単にコロコロ意見を変えるんでしょうか?

ロッシーニがこのナゾな日蔭者にどんな音楽をつけているのか、
確かめに、ワタクシ、これから、
再びオペラハウスに出没してみようと思っております。


今日もお付き合いありがとうございます。
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posted by KIKLKM at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ロッシーニ・オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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