スイスに戻ってからこんな記事を見つけました
先日、ミュンヘン、バイエルン州立歌劇場で観てきた
「ローエングリン」の新聞(雑誌?)評です。
ご覧ください!
Opera News(ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場の雑誌)
の記事です。
日本語訳は私の作なので、かなり怪しい意訳(違訳?)
ですが・・・。Opera News, November 2009
JEFFREY A. LEIPSIC
MUNICH ― Lohengrin (7/12/09) Munich Opera Festival"With all this in mind, why was the performance unforgettable? Quite simply because tenor Jonas Kaufmann sang a Lohengrin for the ages. Not one minute of his performance was less than extraordinary. His entrance, sung in an exquisite pianissimo, was followed by a stentorian, effulgent, beautifully sung answer to Telramund's accusations. In particular, Kaufmann's Act III was a lesson in Wagnerian vocalism, his vocal palette ranging from lyric to dramatic, his top notes thrilling, his youthful enthusiasm ever-present, his communicative talent spellbinding. Kaufmann was in total command of both his technique and his interpretation every minute. Forget the good old days! Kaufmann can stand comparison with the very best."「何故この公演が忘れられないのだろうか。答えはごく簡単である。テノール、
ヨーナス・カウフマンがローエングリンを歌ったからである。彼のパフォーマンスは一瞬の隙もなく、
並はずれて素晴らしかった。
テルラムントの訴えに対して返答する場面の導入部、彼はそこを
たぐい稀なるピアニッシモで歌い始め、そこから
力強い、光輝くような美しいフォルテにまで広げていった。特にこの第三幕のカウフマンの音色は抒情的な部分から劇的な部分までを
色彩豊かに表現しきっていた。緊張感あふれる最高音、考え得る限りの若々しい情熱、魔術のような語りかけ、を見せつけてくれたのである。カウフマンの技術と解釈は最初から最後まで
完璧であった。
往年の名歌手をしのぐ、
新時代の帝王の登場である。」
ね?
ヨーナス・カウフマンを聴いて
こういう感想を持つのは私ひとりではないんですよー
2010年の夏にはバイロイト音楽祭(※)に、
同じ「ローエングリン」役でデビューするカウフマン。
ますます人気がうなぎ登りになること、
間違いないでしょう。。
カウフマンはまだ無名の頃、来日していますが、
残念ながら、今後の来日予定は今のところ
私には全然分かっておりません。
しかし、これだけ有名になってからだと、来日時には
鳴り物入りで紹介されるでしょうね。
チケット取りにくそう・・・。
ちなみに今回のバイエルン歌劇場の「ローエングリン」は
2011年の9〜10月に歌劇場の音楽監督、ケント・ナガノ氏の指揮で
来日することが決定しているようです。
キャストはまだ発表されいていないようですが、
みなさん、チェックしてみてくださいね(※)バイロイト音楽祭
ワーグナーが自身の作曲した「ニーベルングの指輪」を
上演するために開設した音楽祭。毎年7〜8月にドイツの
バイロイトで開催される、ワーグナーオペラ専門の音楽祭。
その世界的人気からチケットの入手が最も困難な音楽祭の
一つとされている。(一説によると、チケット入手まで
10年は待たされるとか。
)
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posted by Duo A&K at 00:00|
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ワーグナー・オペラ
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