さくらのVPS ココロも満たす、感情品質。【All About スタイルストア】 ロリポップ!

2017年09月07日

こっちの隅っこ

今回は期間前半に合唱、ペルージャアンサンブル
木管合奏・・・等、
全然ピアノの出番がないコンサートが連続していて、
7日目までのワタクシたち譜めくりストは、大変に大変に、
ヒマ💥💢💣、であったのでした。

こんなにヒマ💨でいいのか・・・?💧

なんぞと贅沢な悩みを抱えている間に、いつのまにやら
音楽祭第8日目、
ポピュラーコンサートの日がやってまいりました。

ポピュラーコンサートというのは草津音楽祭の一環なのですが、
草津アカデミー主催ではなく、アカデミーを支えて下さっている
友の会」の方が主催して下さっているコンサートなのです。
https://kusatsu-a-tomonokai.jimdo.com/


通常のアカデミー主催の16〜18時のコンサートの後、
19時半開演なので、お客様も草津町在住の方が多く、
プログラムも「ポピュラー」なものが多くなっています。

ここに、ででん✊、と
あんまりポピュラーとは言えないシロモノ💣
が入っておったのであります。
そしてワタクシがめくったのが、これ ↓ であります。


W・A・モーツァルト(E・H・グリーグ編曲)
ピアノソナタ第15番ヘ長調 
K・533+494(ピアノ&オルガン版)


1個ずつはポピュラーなんですよ。
モーツァルトも、グリーグも、ソナタも、ピアノも、オルガンも。
でも、グリーグが2台ピアノ用に編曲したモーツァルトのピアノソナタを、ピアノとオルガンで演奏する、というのは、
かなり、レア、と思われます。

草津音楽の森ホールには舞台の右端にオルガンが常設されているため、オルガンが入った室内楽の場合、全楽器奏者がみんなで舞台の右端に寄って演奏しています。

この曲の時もピアノを右端の舞台後方、お客様向き
(ちょっと斜めだけどピアニストの顔がお客様に向く方向)
に置きました。
客席の真ん中から左よりのお客様には、ピアノの蓋でさえぎられ、
オルガンのクラウディオ・ブリッツィさん
の姿はほとんど見えません👀💥💧

パっと見👀、かな〜り不思議な構図。。😵

面白い✊とご本人も思われたんでしょうかね。
最初の合わせの時、ピアノの
クリストファー・ヒンターフーバー
さんに
客席から写真撮って📷」と頼まれました。
私、楽譜めくりに来てるんですけど💧)
もちろんその間、ご自分でめくりながら弾いていらっしゃるわけで、結構大変そうでした
そして撮った写真を合わせの合間にラインで誰かに送っているクリストファーさん💧

なにやってんですか👊💣💧

さて、そんな感じで、楽しそうに、
でもなぜか、まず第3楽章から始まったプローベ(合わせ)

私、クラウディオさんのオルガンは毎年聴いています👂し、
音楽祭期間中はいつも毎日夜中2時💨とか3時💨とかまで💦
練習&準備をなさっている💡、というのも知っていたんですが、
それでも、今回のこの曲で、しみじみと、思いました。

オルガンというのは音色一つバランス一つ音量一つ
変えるのも大仕事💥なんですね

ほんの数小節、一緒に演奏してみては、手を止めて
ちょっと待って。響きがこれじゃ変だ
ガタガタ、ゴトゴト・・・・
(鍵盤の下の何やら💣を押したり引いたり💨、鍵盤横のストップ💡を押したり引いたり💨・・・)

そうか。そうだよね。ピアノみたいに、自分の指一本✋で、
反射的✨、瞬間的✨に音変えられないんだもんね。。


そしてその、数小節ごとに変える音色音量、その他のアイデア💡を、その都度iPadに手書きでメモし、プローベ後にiPad上で整理して、アイクラウドに保存し、それをさらに、アシスタント(オルガンの演奏中にストップを変えたり譜めくりをしたりする)の渡辺美穂さんと共有して、一緒に練習して、翌日の演奏に反映する✊・・・のだそうで・・・

そんなに大変な(面倒くさい・・・とは言わない💨)作業をいつもやってるの?!

と思わず反応がシンクロするクリストファーさんと💧💧

クラウディオさんによると、草津のホールにおいてあるオルガンは、バロック時代の作品には適しているけど、ロマン派以降のものを演奏するには、なんちゃらという機能(オルガンの機能がよく分からず💧・・・失敬❗💣👊)が足りないから、音色作りにやたらと時間がかかる💥、のだとか。
ペダルとかも、もっといろんな機能のある現代的(?と言っていいのかな?)なオルガンも存在するのだそう。

オルガンというのは繊細な楽器だから当然チューニング(調律)にも時間がかかる💣し、音楽祭期間中は演奏会やらリハーサルやらで舞台を使っていない時間の方が少ないぐらい💣だし、なのに楽器が移動できないから舞台を使ってない夜中ぐらいしか練習できない💣わけで・・・。

毎年、毎日、クラウディオさんて、夜中から朝方から、いっつもホールにいらっしゃるな👀、とは思ってましたけど、1曲演奏するために、これだけのものを積み重ね、積み上げていらしたとは・・・。

その音楽に対する情熱パワー✊
バイタリティー
に、心底脱帽いたしました

・・・・脱帽、したのはいいのですが。。🐱

作業にあまりにも時間がかかるので通常のリハーサル時間内では全然終わらず💧、前日のリハーサルでもまだ2楽章を一緒に弾いてみたことさえない、という。。。💧💧

仕方がないので、コンサート当日の朝、レッスンを休講にしていた
クリストファー
さんが、朝っぱら9時半から11時
の間(本当はオルガンを調律するための時間)に、合わせに来ることになりました。

あれ・・・てことは・・・

クリできれば譜めくりしてほしいんだけど、K子も来られそうだったら来て

・・・ですよね・・・

それにしても。
このグリーグの編曲。
かなり、不思議、でした
解説にまで「なぜこのような編曲をしたのだろう?」とまで書かれているし

mozart-grieg kaisetu.jpg

でも私もそう思うんですよ。
1楽章も2楽章も最初の2ページが、完全なる、ピアノソロ、なんです。
で、同じテーマをオルガンで再度引き直すところから合奏が始まる・・・みたいな。
だったら、そのまま、一人で弾けばいいじゃないですか。
ソロで十分美しいソナタなのに。
わざわざ2台にして弾く意味が、あったんでしょうかねぇ・・・?
(ケチつけないっ!👊💣)


にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ
にほんブログ村


posted by KIKLKM at 23:25| Comment(0) | 草津音楽祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

アッチとコッチでぐ〜るぐる


さて。
今年も1年ぶりの更新の季節がやってまいりました。

あまりにも書いていないので
ブログサイトへのログインの仕方さえおぼつかなくなった私が、
唯一記事として書き続けている、

草津国際音楽アカデミー&フェスティバル

今年も、譜めくりスト活動、健在でございました

今年のテーマは

モーツァルトの奇蹟〜過行く時を超えて


最初から最後まで、とことん
クラシカルな音楽
が響いた期間でございました。

もちろん筆者も、モーツァルトばっかり、をめくるつもりでいたのですが・・・やはりそこは草津です(?)

着いた初日、最初のリハーサルでめくったのは、W・ハイダー作曲「ポルカ・ネラ

誰かと思ったら、現代ドイツの作曲家なんですね。
ポルカ、と題するだけあって、リズミカルな面白い曲ではあるのですが、変拍子だらけのケッタイな響きの曲で、
誰かが拍を数え間違えたり、止まったりしたら一巻の終わり・・・
といういささかスリリング💥な展開(笑)💧
モーツァルト時代の見やすい楽譜を予想していた筆者は、
内心仰天しておりました。。

おまけにピアニストさんが、蛇腹の巻物(?)状態にした楽譜を、
練習時に一人でも捲れるよう工夫して折りたたんでいらしたため、
あっち向きにめくったら今度はこっち向きにめくって、
そしてつまむ紙の厚さが毎ページ違い、
おまけに楽譜をめくるために引っ張りすぎると全落下しそうな危険を孕み、

行って戻って、向きが変わって、ぐるぐる巻いて、はい、こちら・・・
👀

いまいち正しく捲れているのかがよく分からない💦
ほんの数分でしたが、かなりドキドキ💣ものでした。

もっとも、本番はぐるぐる蛇腹譜にも大分慣れたし、
そんなにワタワタしていなかったつもり✌だったのに、
ホール内で聴いていた(見ていた?)らしいクリストファー・ヒンターフーバーさん(ピアノ)が、
わざわざ、「譜めくりよく頑張ったね💡」と握手をしに
私のところまできてくれちゃいました💣💦

私、舞台ではスマシタ顔をしてたハズなのに、
なぜばれたんだろう、おかしいな・・・
💧

この日、私は同じコンサートで、
ピアノの遠山慶子さんと、ヴァイオリンのサシコ・ガブリーロフさんによる、モーツァルトのヴァイオリンソナタを、
コンサート後の夜のリハーサルでは、ピアノの岡田博美さんと
3人ofパノハカルテット
(省略しすぎ👊💣・・・ごめんなさい💦)による、モーツァルトのピアノ四重奏曲をめくりました。

その捲り時の、気持ちの穏やかなことと言ったら・・・❗
なんだろう、このギャップは。。

のちのち気づくことになるんですけどね、今年の私は、

モーツァルト、もしくは、超現代曲

しか、めくらなかったんですよね。
(ていうか、プログラムのほとんどが、そうだった)

モーツァルトハイダー、とか、
モーツァルト尹伊桑(Isang Yun)とか。。

間のロマン派〜近代、やら、ドイツ系じゃない国の曲🎵、やら、
が全然なかったので、音楽祭も後半になってようやく耳にした、
ラヴェルフォーレフランク・・・etc.が
ひどく新鮮で斬新で懐かしいような気がしたものでした。

モーツァルト、大好きだけど、
現代曲も決して、嫌いじゃないけど、
アッチか、コッチか、だけじゃなく、やっぱり満遍なく聴いていたいな〜なんて、ちょっと思ってしまいました




にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ
にほんブログ村



posted by KIKLKM at 23:00| Comment(0) | 草津音楽祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月04日

カンターレ的受難の日々

再三申し上げておりますように、
今年のテーマは「
従ってプログラムにもが多い。

日目のG・ベルタニョッリ・ソプラノリサイタルからこっち、
日目のポピュラーコンサート「イタリアの映画音楽」、
日目の「イタリアとうた」・・・と、
数日は歌ばっかり、な印象でございました。
少なくとも、私は歌の楽譜を、いっぱいいっぱい、めくりました

歌の曲というのは、大概、一曲が短い。
譜めくりが、全く無いと困るけど、
めくっても、せいぜい1曲1〜2回、という場合がほとんどです。

クインテットやゼクステット・・・のように1曲がやたらに長かったり、
編成が多いと見開き2ページで4段分位しかないから、
ものすごい勢いで立ったり座ったりするスクワット状態になったり、
ということは、まず、あり得ないので、
そういう意味での緊張感は、全然ありません。

そして基本的に歌の曲って楽しい
深刻そうな歌があっても、せいぜい5〜6分。
何十分も眉間にしわを寄せる事はありませんし、逆に
ついノリノリになってしまいそうになり、
めくりながら曲に合わせて身体を動かしたりしないように、
気を付けなければならないぐらいです

なんですが。

その分、曲のが多いのです。物凄く。

普段ですと、
今日は○○ソナタをめくる」とか
今日は○○カルテットをめくる」とか、
曲名で言えるんですが、
歌の場合、曲数が多過ぎて、覚えらない
よく知らない曲が続く場合、タイトルさえ全部言えない

しかも歌の場合、短いので1曲づつ演奏はせず、
大抵2〜3曲づつを続けて、奏者が舞台に出っぱなしの状態で
演奏するのですが、そのうちの全部の曲でめくりが要るとは限らない

えーと、今日は・・・ヴォルフ=フェラーリ曲と
ロッシーニ曲で、その中のフェラーリは真ん中の1曲
めくり無し(つまり譜めくりストは座ったまま静止している)、
ロッシーニは最初の1曲がめくり無しで・・・・


何度も復唱して覚えようとするのですが、
これがなかなか、覚えられない
ま、楽譜を見れば分かるのですが、舞台に出ても、
変な緊張を強いられるのでした。

一番大変だったのが、第日目でした。
いや、正直申しまして、譜面的には全然難しくないんですが。
この日は、5人の歌手と2人のピアニストが、
組み合わせも様々に、とっかえひっかえ出たり入ったり
していたのです。

お客様的にはとても楽しかったと思いますよ。
でもね。
譜めくりストとしては、この手の受難(?)を
モロにかぶった日だったのです

受難その1;
ピアニストは舞台に出たまま、歌手だけが交代する場合、
しかも1曲目は譜めくりが要らなくて、歌手交代後の
2曲目だけ譜めくりが要る場合、

ま、この場合は、1曲目にピアニストと共に出て、
1曲目は座ったまま2曲目だけ動く、が正解でしょうね。
舞台上で座ったまま「あの人何のためにいるの?」という
お客様からの無言の疑問を込めた視線にはひたすら耐える

受難その2;
上記その1のパターンで、ピアニストが事前に
1曲目終わったら歌手と一緒に一旦舞台袖に引っ込むから
2曲目のとき一緒に出ましょう

と言っていたはずなのに、忘れたのかその場の雰囲気か、
ピアニストが帰ってきてくれなかった場合

仕方が無いので、2曲目を歌う歌手と共に
こっそり舞台に出る。
あの人出るの忘れてたのかしら?」というお客様からの
無言の非難を込めた視線は気付かなかったことにする

受難その3;
ピアニストがお辞儀をするとき、譜めくりは何処にいるべきか

通常、演奏修了後ソリストとピアニストがお辞儀をするとき、
譜めくりは写真に映らないように、そして目立たないように、
全開になっているピアノのふたの裏に隠れています。
が、歌のコンサートの時は、ピアノが半開(半開き)に
なっていたため、隠れられません。
ワタクシ身長が168cm、しかも舞台用として、
5cmヒールを履いているので、頭(ズ)が高いことこの上ない。
しかもこの日の演奏家の皆様は、カニーノさんも含めて
小柄な方ばっかりでしたので、背後に立ったりしたら余計目立つ。
仕方が無いので、お辞儀するピアニストの真後ろで座っておりました。
写真を撮られるお客様の「構図的にあの人邪魔だわ」という
無言の圧力には、開き直って笑顔で押し通す

etc.etc...

さりげなく、譜めくりも、戦いの日々だったのですよ
(なんのこっちゃ・・・

ちなみにこの日の一番の傑作は、前半の・・・
プログラムが終わった時の、アンコールでした。

前半で全ての「歌」が終わるので(後半は楽器による室内楽)
アンコールとして、カニーノさんと
天羽明惠さん、日野妙果さん、小貫岩夫さん、太田直樹さんの人が
ロッシーニの「猫の2重唱」を演奏されました

まず最初にカニーノさんが1人舞台上で突然ピアノを弾き始め、
最初のフレーズを歌い始めるのです
そして、天羽さん、日野さん、男性お2人・・・の順で
全員登場し、結局4重唱になったのですが。

もちろんお客様は大笑いで拍手大喝さい

それにしてもマエストロ・カニーノの歌声が、
ビックリするほど良い声で、素敵でした。
さっすが、イタリア〜ン、カンタ〜レのお国の方ですね
(関係ないか・・・?

にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ
にほんブログ村
posted by KIKLKM at 00:12| Comment(0) | TrackBack(2) | 草津音楽祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月03日

脱線衝突の危機、の日

前半のめくりが終わった休憩時間。

例によってホールロビーにてプログラム売り子をしておりましたら、
お客様に話しかけられました。

その方は、草津音楽祭のかなり初期、
まだ草津音楽の森国際コンサートホール
完成さえしていない頃(1991年に完成)に、ヒンクさんと
ピアニストの遠山慶子さんのデュオを聴いて大ファンとなり、以来、
ヒンクさんの演奏会には出来る限り足を運んでいらっしゃるとか。

「音楽の事、さっぱり分からないのに、ちょっと
生意気なこと行っても良いかしら?」

どうしても、一言、言いたい、と、こんな感想を
聞かせて下さいました。

今日の演奏は、若くてエネルギッシュなクリストファーさんに押されて、
ヒンクさんが負けて聴こえてしまった、
遠山慶子さんとのデュオの時とはえらい違いで、
相手が変わるとこうも変わるのか、と正直ビックリした、
と。

ただ、この方はそこで終わらないのだそうです。

「こんな風に印象に残ったら、今度はこのピアニストに
興味が出てくるの。このお名前を覚えておいて、今度は
この人の演奏家に行ってみよう、と思うのよ」


分からない〜などと仰りながら、ご自分の御意見をしっかりお持ちになり、
そして新しい波にも素直に心を開いて柔軟に受け入れていく・・・

素晴らしいですね
音楽の、音楽会の、楽しみ方を改めて認識させて頂いたようで、
なんともほっこりと嬉しい出来事でした

そして、その夜。

日目のプログラムで、ちょっとした事件が起こりました。

G・ベルタニョッリ・ソプラノ・リサイタル

麗しき草津のマドンナジェンマさんのリサイタル
毎年楽しみで、しかも去年に引き続き、
ピアニストのブルーノ・カニーノさんとの共演でしたから、
譜めくり出来る事を大変に喜んでいたのですが。

通常の声楽リサイタルでも見られると思うのですが、
歌の方の喉を休めるため、歌と歌の間にピアニストが
ピアノソロ曲を演奏する事があります。
今回のカニーノさんも歌の間に、テーマ「」に合わせて
ロッシーニマスカーニヴォルフ=フェラーリスカルラッティ
と名前を聴くだけで楽しくなってきそうな作曲家の
ピアノソロ曲を演奏なさっていました

問題だったのは、コンサート幕開けの
ロッシーニ楽しい汽車の小旅行」。

この曲ね。
1836年に初めて汽車に乗って、大変な恐怖を覚えたロッシーニが
皮肉と多分怒り込めた、シニカル極まりない曲
なんですって。

出発の汽笛が鳴って、乗車して発車して、
さぁこれから楽しい旅行の始まり〜・・・

と汽車旅行の情景を描写しているのですが、
このお話しの筋がまた、トンデモナイ

楽しい旅行の途中で突然、汽車は脱線転覆
負傷者は死亡し、葬送歌が流れ、残された遺族たちが悲しんでいる
・・・フリをしながら、実は多額の遺産が遺ってラッキー

とばかりにホクホク喜んでいる・・・!!

・・・・って・・・一体、どんな旅行だよ。。。。

このタイトルから、きっと誰も想像しないブラックな展開ながら、
実は(?)大変楽しい曲なのでした。

この曲ね、
この、いちいちの話の展開ごとに、楽譜にフランス語で
合図の鐘」とか「乗車」とか「恐ろしい脱線!!」とか、
ミニタイトルみたいなのが付いているのですね。

そして、なんとカニーノさん(以下C)、
これを日本語に訳したものを、
舞台の上で、お客様の前で、お客様に向かって、
ピアノの前に立って、マイクを持って、読む、
という大役を、

C「僕、この曲は譜めくり要らないし、君、読んでくれる?」
私「・・・?!?!

・・・・いやね。読むだけなら出来ますよ。
曲の、この部分のこのフレーズに合わせて、とか、
この音と音の間に、とか。
現にリハーサルではやってましたけど。

でもカニーノさんの意図としては、
セリフと曲調のアンバランス具合がこの曲のシニカルさであり、
そのブラック具合をお客様に伝えるために、
日本語セリフを入れたい、

訳です。
っていうか、このセリフが無いと、確かに、
ただの楽しい曲、としか聴こえない。。

だけどそれって、
たった一言のセリフの中にそれだけの芝居気をこめないと
上手く伝わらないじゃないですか。
せっかくのコンサート、せっかくの楽しい曲、せっかくの企画、
私じゃなくて、もっと適任者がいるはず・・・。

・・・と思ったその日、(私にとって)大変都合よく、
ソプラノ歌手の天羽明惠さんが草津入りして下さったのです。

お願いしたら「いいわよ、こういうの大好きだから〜」と
二つ返事で了承して下さった気さくな天羽さん
ありがとうございます、天羽さん

そんなわけで、無事、変な大役を回避し
天羽さんの素晴らしいセリフ回しのおかげで、
コンサートは大変楽しい幕開けと、なったのでありました。

ちなみに噂の「楽しい汽車の小旅行」本番の様子はこちら↓



あ〜良かったっと

にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ
にほんブログ村
posted by KIKLKM at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 草津音楽祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月25日

私利私欲の日

そしてお次が、ヴォルフガング・ベッチャー氏と
クリストファー・ヒンターフーバー氏の
チェロソナタ第2番でした。

しみじみ〜と良い曲です

こちらのお2人の組み合わせも、私は初めてですが、
こちらはほとんど意見の対立を見ず、
ホンワカとした雰囲気のまま、
和やかに合わせが進みました。

なんだろう・・・この違いは・・・?

この曲の舞台リハーサルで、私はベッチャーさんの調弦
お手伝いしました。
お手伝いと言ったって、ピアノでを弾くだけのはずだったんですが、
その後、黙ったまま、C線、G線、D線、も、
入れ替わり立ち替わり、あっちこっち、次々と弾き始められたもので、
それに合わせてピアノも

ラ、ド、ソ、ド、レ、ラ、ド・・・・

って、まるで聴音のテストでもされているかのようでした

さて。

このソナタはピアノのトレモロ奏法で始まります。
これ、結構、弾きにくくて、イヤなんですよね。

クリストファーさんはこのソナタを、ウィーンで、
ブラームスがこのソナタを作曲した当時のピアノを使って
演奏した事があるのだそうです。
そのピアノは鍵盤が大変軽く、このトレモロの部分が
モノスゴク、弾きやすかったのだとか。
曰く

現代のピアノでこのソナタを弾くのはアンフェア

だそうです

こちらでは大変興味深いお話が聞けました。

ベッチャーさんは以前、この曲の原典版
ご覧になった事があるのだとか。
第1楽章の展開部から再現部に戻ってくるところで、
ピアノの右手が、原典版では現在出版されている版と違い、
1オクターブ高く書いてあったのだそうです。

再現部に音楽的に流れ込むように入って来られるから
僕は原典版の方がずっとステキだと思うんだ。
なぜ書き直してしまったのかと思うぐらいだよ。君はどう思う?


と問うベッチャーさん。
クリストファーさんも試しに弾いてみて

確かに。これ、すごくいいな
良い事教えてもらったよどうもありがとう


と喜んで同意され、当日もしっかり原典版で演奏されました。

このぐらいの変化だったら、私にもすぐ対応できるから、
もし今度このチェロソナタを弾く機会があったら、
私もマネっ子させて頂こうと思います
ベッチャー先生、ありがとうございます


そして、本番の日。
懸念していた台風は上陸したけど、雨はそれほど酷くなく、
無事コンサートは開催されました。

しかし。
雨や湿気で髪型が崩れちゃうのはよくあることですが、
ヒンクさん(以下H)にも同じ事が起ったらしく。。

GPが終わった後、ヒンクさんに尋ねられました。

H「ヘアスプレー、持ってる?

演奏していたら前髪が落ちてきちゃうから固めたい、
との事でした。
残念ながら私は持っておらず
ステージにもそんなマニアックな備え付けは無く
仕方が無いので、

私「誰かに車で買いに行ってもらいましょうか?
H「うん、きっとセブンイレブンに売ってるはずだから。僕行く

という訳で、本番前に雨の中、ヒンクさんはスプレーを買いに
街に出れらたのでした。
ちなみにその後、無事スプレーを購入出来たヒンクさんは、
わざわざ私にもその旨、報告して下さいました。

H「セブンイレブンじゃなくて、セーブオン()に売ってた

そ、そうですか・・・


)セーブオン ; 群馬県を本拠とするコンビニエンスストア

この演奏会で面白かったのは、GP本番の違いでした。

リハーサルでもGPでもそんなに感じなかったのですが、
本番、若いクリストファーさんが思い切りよく、
本番独特の緊張感とオーラとエネルギーを放出させると、
前のおじいちゃま達(失礼)がちょっと・・・・
音量的にも迫力的にも、負けちゃうんですよね。。

考えてみたら、40代の脂が乗り切った若者と、
倍ほどの年齢の熟年演奏家と、
経験値とエネルギーが逆転しているのは仕方ない事なのかもしれません。

そして、パワーを思いっきり投げようとしたクリストファーさんが
おっとどっこい
とばかりにエネルギーの方向転換をしたりして・・・

多分普通のコンサートではあり得ない組み合わせでの、
まるで会話をしているかのような音楽ののやり取り。
これも草津ならではのと言えるのかもしれません。

にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ
にほんブログ村

posted by KIKLKM at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 草津音楽祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月22日

ホクホクの日

14日間の期間中3日も遅刻を致しますと、
初舞台(初めてコンサートでめくる日の意)が第日目という、
とんでもない事になっていた筆者。
いつもなら、音楽祭中頃のハイライト、
筆者にとっても前半を乗り切った後、言わば譜めくり休憩日(?)
のように来ていたはずの合唱の日が、
私の初舞台より前に来てしまいました。

乗り遅れ感、半端ない・・・

第5日目。
今年3月に亡くなったN・アーノンクール氏に捧げて演奏された
ヴェルディ作曲レクイエムには、
素晴らしいスターが登場なさいました。
今回、草津初登場となった、ソプラノの森谷真理さんです。

世界各地の主要オペラハウスでタイトルロールを歌ってこられた
伸びやかで輝かしいは、まぎれもなく素晴らしいもので、
こんな素晴らしい日本人歌手がいるなんて、正直、
大変ビックリしました
ジェンマ・ベルタニョッリさんを始めて聴いた時と
同じくらいの衝撃を受けたように思います。
「本物、登場」
http://opera-zurich.seesaa.net/article/374986453.html?seesaa_related=category

今後、あいちトリエンナーレオペラ、ニッセイオペラ、等々、
日本でも活躍なさるようです。
また聴く機会もありそうで、楽しみですね

そして、その日の夜。

第6日目、ブラームスのイタリア
つまり、オール・ブラームス室内楽というワタクシが
ホクホクになる日の舞台リハーサルがありました。

まずはウェルナー・ヒンク氏とクリストファー・ヒンターフーバー氏の
ヴァイオリンソナタ第3番

ヒンクさんとクリストファーさんが草津でデュオを演奏なさるのは
初めて聴きました。
大好きな曲で楽しみにしていたのですが、このお2人、
どうも意見が合わない。。

音楽的に、お互い、「いや、そこは譲れない」と
言いあいになる(喧嘩してる訳ではなくてあくまで「意見交換」)
事が、他の合わせ現場より多いような気がしました。

同じウィーン人同士なのに、面白〜い

そして、第1楽章と第2楽章の合い間で、ヒンクさんがおもむろに

ヒンク(以下H)「そう言えば知ってる?今台風が来てるんだよ。
しかも3つも(何故か私に向かって)ね?


と、なんだかひどく楽しそうにおっしゃいました。

クリストファーえ?ほんとに?大きいの?

私「大きいかどうかはよく知らないけど、3つ来てる事は確か。
しかも1個は明日、あなた達の本番の日に来るらしいよ


そうなんです。今年の草津は台風に大変恵まれて(?!)いて、
期間中にいくつもの台風と、ゲリラ豪雨
見舞われたのですが、
このブラームスの日に至っては、台風上陸予定
だったのですねえ・・・
しかも、予報では、よりにもよって、
ドンピシャで、コンサートの時間に、群馬県に。

考えてみたら、その前の
クリストファー氏ソロリサイタルの日も、
このブラームスの日も、
その後彼が弾く日はいつも、

必ず、大雨、だったのです。

万が一気にしてたら悪いから、本人には何も言いませんでしたけど

・・・さぁ、誰なんでしょうかね、台風を呼んだのは??

ちなみに本日も関東は大変な大雨でしたが、そう言えば、今日、
クリストファー氏がお国でコンサートだと言っていたような気が。。。

さて。

そんな風に、のどか〜にお天気話をしながら、
譜面台の高さを変えようとしたヒンクさん。
高さ調整に両手を使うので楽器を置こうとして、
舞台上で場所を探したけど、見つからなかったヒンクさん。
つかつかと後ろに歩いてきて、

Hはい
私「え?
Hちょっと持ってて
私「?!

そもそもヴァイオリンと言う楽器を、持った事さえなく、
何処を掴んだらよいのかもよく分かっていない私に、突然、
(↑「持つ」ではなく、「掴む」と言ってる時点で、何をか言わんや・・・)
楽器と弓を手渡されるではないですか

・・・ちょっと待て!!

ウィーン・フィルを退団なさってから、ヒンクさんの楽器は
ストラディヴァリウスではなくなったらしいけど、
それにしても、これって・・・・

・・・・はしないかもだけど、スゴイお値段、だよね?きっと。。
ピアノの1番高いやつより、高いよね??絶対?
今、私、責任、重大、だよねぇ・・・?
ま、万が一、お、お、落としたり、したら・・・


落っことさないように、むんずと掴みたいけど、
むんず、とやるには、軽く、繊細過ぎる手触りで・・・・

どこからどう見ても危なっかしい手つきで、
渡された姿勢のままひたすら固まっていた私。。
ほんの数十秒の間に、ものすごいスピードでグルグルと
色んな事を考えてました。

そしてひょっこり、横を見ると、私の怪しげな手つきを見て、
フっと笑っているクリストファー氏が・・・・・

笑うぐらいなら手伝ってよっっ!!

と心の底から言いたかったです。。。

ていうか、そもそも、私に譜面台の高さ調整をさせて下されば
こんなオッカナイ思いはせずに済んだのですよ、ヒンクさ〜ん

そう言えばアテンドしてくる時も、新幹線の待合室の長椅子に、
ポイッと楽器を放置してお手洗いに行っちゃったヒンクさん。
隣に座った人が軽くぶつかって椅子の上でグラついた楽器を支えて、
き、気をつけて下さいね〜
と声をうわずらせた私にも
良いんだよ、良いんだよ、もうコレ古いし
とか言っちゃってたヒンクさん。
ラフ過ぎませんか、ヒンクさ〜ん


にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ
にほんブログ村
posted by KIKLKM at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 草津音楽祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月20日

遅れても、書かないよりは、マシですね。(ね?)

そしてまた、この季節がやってまいりました
(そしてもう通り過ぎちゃいました・・・

第37回 草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル です。

ちなみに。
皆様、ちょっと、この草津〜以下のタイトル、
音読してみて頂けますでしょうか?

音楽祭期間中、天皇皇后両陛下の行幸啓がありまして、
両陛下がコンサートにご臨席なさる日の開閉演時と休憩時に、
実はワタクシ、特別注意事項(特別マナー?)をアナウンスする
という特殊任務(?!)を帯びておりました。
(帯びるほどの「任務」では決してない・・・

ま、要するに、
草津〜にお出で頂いてありがとうございます、云々〜
と、しゃべったわけなんですが、
この滅法長いタイトルの、一体どこで、息継ぎをするか、で
ちょっと考え込んでしまったのです。

草津、夏期」までは良いんですけどね。

国際音楽アカデミーアンドフェスティバル」か

国際音楽アカデミーアンドフェステイバル」か

国際音楽アカデミーアンドフェスティバル」か、etc.etc...

どうでもいい位の違いだし、多分お客様は誰も聞いてない、
と思うのですが、いざ読むとなると迷い、
そして周りにいたスタッフの意見も割れておりまして。。

皆様はどう思われます?

さて

ワタクシは例によって、譜めくりをしに行ったのですが、
今年は珍しく予定が合わず、3日ほど、遅刻参加となりました。
そして同じく3日遅刻の、元ウィーン・フィル・コンサートマスター
ヴァイオリン教授のウェルナー・ヒンク氏と東京で落ち合い、
新幹線で草津入りをいたしました。

通常、このように、アーティストと同道する事を
アテンド」と呼んでおり、立派なスタッフ業務の一つなのです。

が。

さすがなんですよね〜、ヒンクさん。

なにしろ草津にも私の6倍位の回数行っていらっしゃいますから
草津の街中の事も私より断然お詳しい事は、
既によく存じ上げておりましたが、
そもそも来日自体が、数えるのもイヤになるくらいの回数ですし、
当然東京駅も軽井沢駅も、勝手知ったる・・・・なわけで・・・

あ、エスカレーターね、こっち側にもあるから
新幹線は座席のあっち側にトランクを置けるスペースがあるよ
「(軽井沢の駅にて)車は大賀ホールの側に来てくれるんでしょ?
だったらこっち側だよ


・・・・さぁ、私は一体、アテンド、
していたのでしょうか?されていたのでしょうか???

今年の音楽祭のテーマは「イタリアから、イタリアへ
去年のような長〜いテーマ
「ビッグバードはクマに勝てるか?」
http://opera-zurich.seesaa.net/article/425691937.html?1474353365

から一転、随分すっきり、分かりやすいテーマでございました。

何しろ「ア」、カンタ〜レのお国でございますから、
プログラムにも当然、が多い。
そしてもちろん、賑々しいペルージャ
)達の活躍の場も多い。
バナナの消費量も多い(
※参照))

さらに何故か「ブラームスのイタリア」と題された、
ブラームスの室内楽尽くしの日が2日もある、という、
ブラームス好きの筆者としては小躍りしたくなるような
大変楽しい期間でございました

私が間に合わなかった、最初の2日間はウィーン国立音大教授、
ピアニストのクリストファー・ヒンターフーバー氏が
八面六臂の大活躍をなさっていたようでございます。
(↑草津入りするまでプログラムを見なかったので知らなかった

初日にピアノ協奏曲、2日目にソロ・リサイタルを、そして
6日目にはVnソナタとVcソナタと三重奏曲を、これまた全て1人で
演奏なさったクリストファー氏は、お会いした時
なんかデッカイ国際コンクールでも受けてるみたいだった
とぼやいていらっしゃいましたが。
お疲れ様でございます。(←ひとごと

オルケストラ・ダ・カメラ・ディ・ペルージャ
草津Vn教授でもある、パオロ・フランチェスキーニ氏率いる
イタリア管弦楽アンサンブル団体。
毎年草津音楽祭に招聘されている。
何故か全員、バナナを大変好み、
草津入りしてすぐホール袖口に来て、
挨拶より先に開口一番「My Banana?」と聞いてきたりする


にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ
にほんブログ村
posted by KIKLKM at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 草津音楽祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ベッドブランド「ASLEEP」 クロスコレクション(CROSS COLLECTION)