【サタデーナイトデュオ No.29】
なんだか、何か怖いものでも出てきそうな
おどろおどろしいサムネイル写真ですが、
本日は「津軽海峡・冬景色」でございます。
三木たかしさん作曲、阿久悠さんの作詞、
言わずと知れた、石川さゆりさんの名曲ですよね。
2007年に作詞家の阿久悠さんが亡くなった時に
追悼としてその年のNHK紅白歌合戦の大トリで
石川さんが歌い、それ以来毎年、
同じく石川さんの名曲「天城越え」と交互に
紅白で歌っていらっしゃいます。
石川さゆりさんはこの曲、紅白だけでも
2020年現在、11回も歌っていらっしゃるんだそうです。
それ以外にももちろんご自分のコンサートなんかでも
当然歌われているでしょうし、
もちろん練習だってなさるでしょう。
今まで一体、何万回歌ってこられたのでしょうか。
もちろんクラシック音楽の演奏家も同じ曲を
何度も、何か月も、何年も、何十年も、
演奏します。
でもだからしみじみと感心するんです。
同じ曲なのに、毎回拝聴するたびに、
同じかそれ以上の熱量で、
同じかそれ以上の迫力で、
毎回、むしろ進化しているんじゃないだろうか、
と思わせる同じ曲を歌い続けていらっしゃることが、
どれほどすごいことか・・・!
だって人間だもの、飽きるときだってあるんですよ。
だって人間だもの、調子悪い時だってあるんですよ。
私は石川さゆりさんは、
紅白でしかお見掛けしませんけども、
毎回、ブレもズレも衰えも全くなく、
40年以上前の同じ歌を進化させて歌い続ける
あの方のプロ意識に、心から敬服いたしております。
そして、石川さんの熱量をもろに感じるからでしょうか、
一度鼻歌で歌いだすと、止まらないんですよ、これが。
ず〜〜〜っと、一日中、何度も何度も、
頭の中でこのメロディが鳴り続けちゃって
少々困るくらいなのです。笑
実際この曲をやると決めて録音取り終わるまで、
私のお風呂の中の鼻歌は、
ず〜〜〜っと、この曲でした。
さ、冬真っ盛り。
季節も丁度良いですから、
皆さんもご一緒にいかがですか?